⚠️まだ「進撃の巨人」を観たことがない方はご注意ください。
感想の中で物語の内容が分かってしまう場合があります。
こんばんは、はる子です。
最上級の「裏切り」をご覧ください…
※このブログはまだ「進撃の巨人」を観たことがない方に「観てみたい!」と思ってもらえるよう、
そして「進撃の巨人」を観たことがある方には主に私の個人的な感想を共有できたらという思いで書いているブログになります※
前回のあらすじはこちら:chrmyhrk.hatenablog.com
アマゾンプライムビデオで「進撃の巨人」を視聴するにはこちら:
前回(進撃の巨人30話「ヒストリア」のまとめと感想)は、ユミルが巨人化できるという事実を調査兵団が知ることになり、ユミルはクリスタの本当の名前である「ヒストリア」を聞いて目を閉じたところで終わりました。
ユミルは死んではいないと思いますが、安否が気になるところではありますよね。
そしてユミルとクリスタ改めヒストリアの今後も気になります。
今回のタイトルは「戦士」です。
前々回が「兵士」でしたし、ベルトルトがライナーを戦士と呼んだのも気になりますね。
いきましょう。
進撃の巨人31話「戦士」
引用元:イントロダクション | TVアニメ「進撃の巨人」Season 2公式サイト
ヒストリア・レイス
今回は終始壁の上でストーリーが進んでいくようで、ずっと壁の上で会話が進んでいきますね。そして、全体的に暗く、静かです。
ユミルは未だ昏睡状態ですが、命はあるようで損傷した部分も回復している様子でした。
エレンはライナーが壁に上がってきたところを助け、ヒストリアはハンジに対してユミルが人類の敵ではないということを一生懸命に説明していました。
ユミルは私たちの味方なんです!と熱弁するヒストリアの話をここまで黙って聞いていたハンジですが、「そうか」とつぶやくとヒストリアのフルネームを口にします。
ヒストリア・レイス。
このあとのハンジの言葉で私の頭に再び「?」が登場します。
「レイスって、あの貴族家の?」
そんな情報ありましたっけ?
忘れてるだけ?
ですがここでは何も触れずに、ハンジがヒストリアに挨拶をするだけで終わってしまいます。
「よろしくね、ヒストリア」
壁の穴の謎
ここでまた静かにシーンは変わり、ライナーとベルトルト、エレン、アルミンの4人になります。
エレンはライナーに対して「お前ほど強くてもそうなっちまうんだな」と言いますが、ライナーはこれで2回目だと言います。
アニの手に握り潰される寸前だったときと、今回の巨人に腕を噛み砕かれたことですね。
このペースじゃあの世まであっという間だ、自分で兵士という道を選んだが体より先に心が削られるみたいだ、と話すライナーに、エレンはふと「故郷」という言葉を使いました。
このエレンの言葉「故郷」に何か気付いた様子のライナーでしたが、ベルトルトも同じようで「故郷に帰ろう!もう帰れるじゃないか!あと少しだ!」とわけの分からないことを言い出します。
「そうか…あともう一息のところまできているんだったな」
ここで場面が変わり、壁の下を見るハンジが見つけたのはハンネス。
つまり、どこに壁の穴があったのかの知らせが届いたことになります。
ですがハンネスの言葉は、待っていた言葉とはかけ離れたものでした。
「穴がどこにもない」
そう、壁には穴は空いていなかったのです。
少なくともトロスト区からクロルバ区の間には壁に穴はなく、異常も特に見られなかったこと、クロルバ区の兵とかち合わせたため引き返したことなどを伝えるハンネス。
そして巨人とも出会わなかったことを伝えますが「でも巨人は実際に壁の内側に出てるんだよ」とアルミンが言い「ちゃんと見たのか?まだ酒が残ってんじゃねえのか?」と失礼なことを言うエレン。
ですがこれで、壁に穴が空いていないことは事実となりました。
ハンジはその場にいる兵士たちにトロスト区で待機するよう命じ、モブリットと共に別の場所へ移動します。
ハンネスはエレン、ミカサ、アルミンに「とにかくまだ気を抜くなよ」と伝え、先に戻っていきました。
アルミンはすぐさま考え始めます。
「どういうことだろう?この5年間になかったことが、こんなに一度に起こるなんて…」
アルミンの言葉にサシャも「どうしちゃったんですかねえ」と返しながらトロスト区へ向かっている様子のアルミンたちですが、エレンもついて行こうとしたときに、ライナーに呼び止められます。
そして、鳥肌が立つような、おかしなことをライナーは話し始めます。
衝撃の告白
「俺たちは5年前、壁を破壊して人類への攻撃を始めた」
は?
あまりにも普通の会話の流れで話すので、つい聞き流しそうになる言葉。
「この前スーパー行ったら意外と野菜が安かったんだよねー」のノリで話すライナー。
そして、このエピソードは同時に起こっている会話を、代わる代わる登場させるので余計に混乱してきます。
ハンジとモブリットは、
「まさか遂に地下を掘る巨人が現れたんだとしたら大変だ」
「そうなると、位置を特定するのは困難ですね」
という少しほんわかする会話をしており、その間も続いているエレンたちの会話では、「俺が鎧の巨人で、こいつが超大型巨人ってやつだ」とライナーが言いながら横にはベルトルトがいます。
頭が混乱する…耳が一度に聞き取れずにパニックになる…
ハンジが「今はとにかくユミルを安全に運ぶことを考えよう」と話しており、その少し後ろをアルミン、サシャ、ミカサが歩いていました。
そして旗を挟んでもう少し後ろで立ち止まって会話をしているのが、エレン、ライナー、ベルトルトという図です。
そして、ミカサはエレンがついてきていないことを察して立ち止まります。
エレンはライナーたちに「は?何言ってんだお前」とまた言っていますね。
そして意外だったのが、ベルトルトも「何を言っているんだ、ライナー!」と止めていたことです。
ベルトルトが正常だとすると、ライナーは頭がおかしくなってしまったとも考えられますが、それだと先ほどの「故郷に帰ろう!」のくだりが分からなくなります。
「俺たちの目的は、この人類全てに消えてもらうことだったんだ。だが、そうする必要は無くなった。
エレン、お前が俺たちと一緒に来てくれるなら、俺たちはもう、壁を壊したりしなくていいんだ。分かるだろう?」
いや、分からない。
なんだ?
何が起こっているんだ?
ライナー噛まれておかしくなっちゃたのか?
と頭がぐちゃぐちゃの私ですが、でもライナーが怪しかったのは薄々気付いてはいたことです。
ミカサは立ち止まってエレンたちのほうをずっと睨みつけていますね。
エレンは「全然分かんねえぞ!」と言いますが、ライナーは少し怖いくらいに淡々と話を続けています。
「だから、俺たちと一緒に来てくれって言ってんだよ。急な話ですまんが、今からだ」
話が通じない人って、こんな感じなんでしょうか…?
エレンはどこに行くのか聞きますが、答えられないと返すライナー。
しかしその場所を「故郷」と呼ぶライナー。
「ひとまず危機が去るんだから、来ないか?」と誘うライナーに対しての返答を考えているエレンに、アルミンたちが振り向いて声をかけます。
そして、エレンの心の声で、今何が起こっているのか説明してくれるシーンがやってきます。
(参ったな…昨日からとっくに頭が限界なんだが…)
明らかにされる事実
12時間前、エルミハ区。
つまり、エレンたちが塔へと向かう前の出来事まで遡っていますね。
ここでサシャがご褒美にふかした芋をもらったときの書類を読んでいるハンジが、エレンに「どうしたのか」と聞かれて話し始めます。
書類はアニの身辺調査の結果だったらしいのですが、その書類によると104期生の中に2人ほどアニと同じ地域の出身者がいる、とハンジは話すのです。
「その2人は、ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバー」
ライナー・ブラウンと
ベルトルト・フーバー?
ハンジは言葉を続けます。
「5年前の混乱のせいで、戸籍資料なんかどれも大ざっぱなくくりでいい加減なもんだ。
ただ…この2人は先の壁外調査のとき、誤った作戦企画書によってエレンが右翼側にいると知らされていたグループに所属していた」
アルミンが女型の巨人がアニだと気付くきっかけになった、あの壁外調査ですね。
アルミンは、女型の巨人が出現したのも右翼側だったと話します。
ハンジは、訓練兵時代の3人の関係性などが知りたいと聞き、アルミンが答えます。
「ライナーとベルトルトが同郷なのは知っていましたが、アニと親しい印象はありません」
「俺も、2人がアニと喋ってんのはあまり見たことがないような…」
アルミンやエレン、サシャやミカサが答えていきますが、エレンは関係性を否定したいのでしょう、疑いは低いと思うとハンジに伝えます。
アルミンも同じ意見だと伝え、ライナーとはジャンと一緒に女型の巨人と戦っていると話すのですが、ここでアルミンは持ち前の勘の鋭さが発揮してしまいます。
「ライナーは、危うく握り潰される直前で…」
こう言いかけてハッとするアルミン。
ライナーは無事逃げることはできましたが、アニは急に方向転換してエレンがいる方向へ走っていきましたよね。
そしてアルミンは、推測でエレンは中央後方にいるのではないかと話したがアニに聞かれる距離ではなかったと続けます。
「ライナーが、エレンの場所を気にしてるそぶりとかはなかった?」
このハンジの言葉に、私は「あれ?あるじゃん…」と思ってしまいましたがアルミンも同じでした。
「じゃあエレンはどこにいるってんだ?」
ライナーは確かにアルミンに対してこう聞きました。
そしてアルミンはこのことを思い出したのですね。
エレンの場所の話をしたのは、ライナーに聞かれたからだと話します。
「それに…あのとき、女型の巨人が凝視してた手のひらに、刃で文字を刻むことができたかもしれない…ライナーなら…」
このアルミンの言葉に対して、エレンはアニのときと同様にそんなわけないだろうと話しますが、ハンジが全員の注意を促します。
もしライナーとベルトルトを見つけても悟られないようにすること、アニの存在には一才触れないこと。
そうすることでうまく誘導して地下深くに幽閉することができるだろう、とハンジは考えているようでした。
裏切り者
とまあ、こんなやりとりがあったうえで現在の壁の上での出来事が起こっているわけなのですが…
ライナーに「故郷へ来てくれないか?」と聞かれたエレンは「お前疲れてんだよ、こうなってもおかしくないくらい大変だったんだろ?」と言い、ベルトルトに話を振り、ベルトルトもエレンに賛同します。
静寂の中、旗の音が響き、ライナーは呟きます。
「そうか…その通りだよな。何を考えてるんだ、俺は…本当におかしくなっちまったのか…」
なんとか丸く収まり、進もうとしたとき。
旗が折れて下に落ち、一瞬で時間が止まったような空間になりました。
そしてライナーは話し始めます。
「そうか…きっと、ここに長くいすぎてしまったんだな。バカなやつらに囲まれて3年も暮らしたせいだ。
俺たちはガキで、何一つ知らなかったんだよ。こんなやつらがいるなんて知らずにいれば、俺は…こんな半端な…クソ野郎にならずに済んだのに…!
もう俺には、何が正しいことなのか分からん。
ただ、俺のすべきことは、自分のしたおこないや選択に対し、戦士として最後まで責任を果たすことだ」
そう言って腕を吊り上げていたものを取ると、ライナーの腕はみるみるうちに治っていきました。
「ライナー、やるんだな?今、ここで!」
ベルトルトのこの言葉に「勝負は今、ここで決める!」と返すライナー。
そしてエレンに向かうライナーを、影から飛び出してきたミカサが斬りかかります。
さすがミカサ、ずっと状況を見ていたのでしょう、エレンを守るためにまたしても一番に動き出しました。
しかしもう分かったとおり、ライナーとベルトルトは巨人なので首を斬りつけただけでは死にません。
ライナーとベルトルトが、
アニの仲間だったんです。
「エレン、逃げろー!!」
アルミンの叫び声とともに全員がエレンのもとへ走りますが、それより先に2人が巨人化してしまい、熱風と強風で飛ばされそうになってしまいます。
そして、飛ばされたエレンを掴んだのは鎧の巨人と化したライナーでした。
超大型巨人となったベルトルトは風で飛ばされそうなユミルを掴み、ライナーとベルトルトはエレンとユミルをそれぞれ掴んで逃げようとしているように見えました。
しかしエレンは鎧の巨人に掴まれながらライナー、ベルトルトとの会話や思い出を思い出し涙を流します。
そして…
「この…裏切りもんがー!!!!」
と叫びながら手を噛み、エレン自身も巨人化したところでエピソード6が終了します。
進撃の巨人31話「戦士」の感想
はい、アニに続き裏切り者はライナーとベルトルトでした。
正直、ちゃんと見ているとライナーに関してはわりと「ん?」と思う点が出ていたので初見のときも怪しいなと思えたのですが、ベルトルトはいい意味でも悪い意味でも目立っていなかったのでノーマークでした。
ですが、ライナーのこの言葉「こんなやつらがいるなんて知らずにいれば、こんな半端なクソ野郎にならずに済んだのに」を聞く限り、ライナーのほうが情に溢れている人間であることがうかがえますね。
(2025年5月14日追記)
ここね…ライナーのこの言葉は思わずポロッと出たのかもしれませんが、ライナーがエレンたちを仲間だと認識していたことがよく分かるシーンですよね。
ここは何度見てもエレンの「裏切りもんが!!」と泣きながら叫ぶシーンに涙してしまう…
ライナーも、温かい心を持つような人間じゃなければここまで壊れることはなかったのかもしれない、と見返すと色々と感情が溢れてきます。
当時の私はブログが長くなりすぎるのを恐れて感想を短くしていたと思うのですが、そこに自分のことながらイラッとしながら修正しています。(笑)
進撃の巨人31話、シーズン2のエピソード6は個人的に「開いた口が塞がらない」という経験をした大切な回です。
みなさんがこの回を観たときにどんなことを感じたのか、教えてもらえたら嬉しいです!
では、失礼しました…!
ですが、情に溢れていようがいまいが、人間を殺す理由を知るまでは戦わなければならないですよね…
これ、次回どうなってしまうのでしょうか…気になります…
今回も読んでいただいてありがとうございました!
※当時感情のままに書いた文章を見やすく、分かりやすく修正しました。
少々内容に変更がありますが読んでいただけると嬉しいです。(2025年7月2日現在)
はる子
お次はこちら:chrmyhrk.hatenablog.com
進撃の巨人1話目はこちら:chrmyhrk.hatenablog.com