こんばんは、はる子です。
今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。
前回は、ライナーとベルトルトが鎧の巨人と超大型巨人である事が判明しただけではなく、エレンとユミルをさらっていこうとしていた事が分かりました。
エレンは涙を流しながら巨人化していました。ライナーの事は特に兄のように慕っていたので、エレンには辛い瞬間だったと思います。
エレンが巨人化した事で、鎧の巨人と超大型巨人との戦いが始まるのだと思うのですが、正直どんな展開が待っているのか全く分かりません。いきましょう。
今回のタイトルは「打・投・極」です。
エピソード7について
今回の冒頭は、エレンがライナーとベルトルトに出会って自分たちの事を話し合ったシーンから始まります。
ライナーは帰れなくなった故郷に帰る事が、ベルトルトは安全な内地に勤務できる憲兵団になる事が目標で兵士になったと話しました。
そして、ベルトルトがエレンに対してなぜ兵士になりたいのか尋ねた時、エレンははっきりと言いました。
「殺さなきゃならねえと思った。この手で巨人どもを皆殺しにしなきゃならねえって、そう…思ったんだ」
そしてそれを聞いたライナーは、こう返します。
「巨人と遭遇した後も、その考えは変わらなかったって事だな。お前ならやれるはずだ。エレン・イェーガー、だったっけ?」
ライナーとベルトルトは、このエレンの決意をどのような気持ちで聞いていたのでしょうね。自分たちはその辺をふらふらしている巨人とは違う、大義のために人類を殺している、と信じているのかもしれません。
巨人に大切な人を殺された人はたくさんいて、ライナーとベルトルトも同じなのかもしれません。
でも、同じならなおさら私はこの2人の考えている事が分かりません。というよりも、この2人が信じている大義の元であるリーダーのような人物、その人間の考えが分かりません。
エレンは、彼らにとって少々邪魔な存在なのだと思います。巨人の力を使って人類を滅亡させる事が彼らの希望だとするのならば、巨人の力を使って人類のために戦うエレンは目障りでしょう。
だからライナーはエレンを連れていこうとした。自分たちの大義を知れば、エレンも協力してくれると思ったのかもしれません。
当時の事を思い出し溢れ出る涙。もうあの頃には戻れません。エレンは目を見開き、ありったけの声量で叫びます。
「この…裏切りもんがー!!!」
自分の手を思い切り噛み、その場で巨人となったエレンは、鎧の巨人であるライナーと戦う事になります。
ベルトルト/超大型巨人
エレンと鎧の巨人は壁の下へと落ちていき、ベルトルトは壁の上で上半身だけ超大型巨人となって兵士たちの相手をするようでした。
ミカサは、2人が人間だった時に首をはね落としていればと悔やみます。
(最大のチャンスを…私ならできたはず。なぜ?)
そこで斬られる前のライナーとベルトルトの表情を思い返し、ミカサが固く目を閉じるシーンがあります。ミカサ…2人の事を仲間だと認識していたんだね。
だから思い切って斬り落とす事ができなかったんだね。普段あまり感情表現を出さないミカサが、ここで少しですが感情を見せてくれた事に泣きそうになりました。
(次はない。次はもうない!)
目を開いてからそう心の中で呟くと、再び戦闘態勢を整えます。
壁の上の兵士たちは、超大型巨人が振り回す腕に逃げる事しかできません。しかしそこで、掴んでいたユミルを口の中に放ります。
まだこの状況だけでは、食べたのか口の中に入れただけなのか分かりませんが、アルミンを始めクリスタも、ベルトルトの行動にショックを受けているように見えます。
しかし、人間が巨人化する場合は顔が少し似るのでしょうか?超大型巨人がベルトルトだと知ったからか、心なしか似ている気がしてしまいます。(笑)
そんな事は置いておいて、ハンジは超大型巨人を仕留める命令を出します。一斉に飛びかかる兵士たちですが、超大型巨人は動きが全体的に遅いんですね。
彼らはこのままなら仕留められる!と思うのですが、うなじを狙われそうになった超大型巨人は突然熱い蒸気のようなものを発します。
火傷した者もおり、ハンジがすぐに撤退命令を出さなければもっと被害が出るところでした。
超大型巨人はすぐ消える事がほとんどだったので、ハンジは「また消えるつもりか?」と言いますが、アルミンは別の考えを持っていました。
「いえ、様子が変です!以前なら一瞬で消えましたが、今は骨格を保ったまま、ロウソクのように熱を発し続けています。このままあの蒸気で身を守られたら…」
立体機動装置を超大型巨人に向けて使おうとするアルミンですが、装置は蒸気で飛ばされて戻ってきてしまいます。
「立体機動の攻撃ができません!ど…どうすれば…!」
「どうもしない、待つんだ」
ハンジはこう言うと、超大型巨人の背後に1班、そして目の前にまた1班、班を配置し待機するよう命令を出します。私はどうも、すぐに頭を回転させて的確な命令を出せる人物に弱いようです。(笑)ハンジ、かっこいい。
ハンジは「彼らを捕らえる事はもうできない、殺せ。ためらうな」と伝えます。
その言葉に動揺と恐怖の表情が溢れているように見えるアルミン。特にアルミンは、仲間だった人間(今は巨人ですが)を殺すのは難しいかもしれませんね。
アルミンとハンジ、その他の班は鎧の巨人の相手をする事になり、壁を駆け降りていきます。
そして、コニーとクリスタは無装備なので、超大型巨人の蒸気で怪我をした人を見ていたのですが、ここでのコニーの言葉が私の胸にぐさりと刺さりました。
「ライナーとベルトルトはどこですか?!あいつら、立体機動装置を着けてないんです…どうか、あの2人を助けてください!」
この言葉を言われた兵士は「何言ってるんだ…」というような表情でしたが、とてもじゃないけどこの場では「ライナーとベルトルトが鎧の巨人と超大型巨人だった」なんて言えません。コニー…知らせないでほしいけどそんな訳にもいきませんよね…
エレンvsライナー/鎧の巨人
場所は変わってエレンと鎧の巨人ですが、エレンが殴ろうとしたところを、逆に鎧の巨人に殴られ吹っ飛ばされてしまいます。
ここからのエレンのライナーに対する気持ちを聞いて、もう涙でぐちゃぐちゃになりながらメモを書いていました。(先にエピソードを見てある程度のメモをとる派)
吹っ飛ばされて動けなくなったエレンは、ライナーについて思い出しています。
(お前は本当に優秀なやつだった。どんな時でも冷静に大局を見て、自分より仲間の事を一番に考えるやつで…俺も…お前みたいに強くなれたらいいな、とか…思ってたっけ…)
ライナーのように強くなりたいと思っていたエレン。自分よりも仲間の事を一番に考えるライナー。彼らが同じ場所で生まれて、同じように育っていたら、兄弟のような関係になっていたかもしれません。
でも、そうじゃない。今は敵。人類の滅亡を望む、巨人なんです。戦わなければならないんです。辛すぎませんか?ねえ…
ミカサは鎧の巨人に斬りかかりますが、どこもかしこも硬くて斬る事が出来ません。ゆっくりとエレンに向かって近づいていく鎧の巨人の背後を飛びながら、ミカサはエレンの名前を叫びます。
(なあ、ライナー。今、お前がどんな顔してんのか知らねえが、お前ら…本当にクソ野郎だよ。たぶん人類史上、こんなに悪いことしたやつはいねえよ…)
ミカサの声に反応したエレンは体の再生が始まり、彼らの1度目の襲撃の時を思い出しながらエレンは心の中で呟いています。
(消さなきゃ…てめえはこの世にいちゃいけないやつだ。一体何考えてたんだ?本当に気持ち悪いよ…お前の正義感にあふれたあの面構えを思い出すだけでっ…吐き気がしてくんだよこのでけえ害虫が!!!俺が今から駆除してやる!)
起き上がってもう一度、拳を振り下ろすエレンですが、またもや鎧の巨人に吹っ飛ばされたところで、シーンが変わりアニと訓練をしていた頃のエレンの記憶になります。
アニが教えてくれたこと
何度手合わせをしてもアニに飛ばされるエレンは手加減をするようにアニに言いますが、アニは「力で投げた訳じゃない」と言います。
「相手より力で劣る者が、自分を守るための技術だったりするからね」
続けてこう話すと、エレンにその方法を教えようとし、エレンを歯がいじめにした後で地面に叩きつけます。
しばらくアニがエレンを締め上げているところに、突然ライナーが降ってきます。(笑)
ライナーを投げ飛ばしたのはミカサで、アニに対して自分にもその技を教えてほしいと言いにきます。ミカサ、ひょっとしてアニに少し妬いているのかな?と思ったのですが、どうでしょう…元から仲が良いわけではないですよね。
いつの間にかミカサとアニが戦うぞー!ということになっており、他の訓練兵たちが続々と集まってきてどちらが勝つか予想していました。
エレンは、どちらが勝つかをはっきりと言わないまま、現在に戻されます。
吹っ飛ばされたエレンはすぐにまた立ち上がりますが、アルミンが壁の方から声をかけます。
「エレン!だめだ!殴り合ったってどうにもならない!ここまで来るんだ!」
しかしエレンはアルミンの言葉を無視して鎧の巨人へまた立ち向かっていってしまいます。ハンジは「また我を忘れたか?」と心配しますが、次の瞬間。
エレンは、アニに教え込まれたあの動き。歯がいじめにして地面に叩きつけるという技を、鎧の巨人にしてみせるのです。
(お前らが、一体何のためにこんなことやってんのか知らねえけど…よく考えりゃお前ら、色々とお粗末な点が目立つようだ。その1つはこれだ!俺に戦い方を教えてしまった事!)
足で鎧の巨人の顔を固定して力を込めると、鎧の巨人の顔に少しヒビが入りました。抜け出そうとする鎧の巨人にまた技をかけ、なんと腕をもぎ取ってしまいます。
少なからずダメージがあったのか動かない間に、アルミンとミカサがやってきて壁に近づくよう言います。彼らの目的はエレンなので、それを阻止する事を目標にしようと。
そうこうしている内に鎧の巨人は立ち上がり、壁際にきたエレンに向かって歩いてきますが、ハンジの指示で鎧の巨人の足を狙い動きを止める事にします。
この時のハンジ、巨人エレンと意思の疎通ができた事でとても興奮していてつい笑ってしまいました。(笑)
エレンはいける、と判断しますがそれは突然やってきます。
鎧の巨人、猛ダッシュ。
猛ダッシュと共にまた登場する、鳥。
鳥は何の関係があるんだろう…自由の象徴とかかな…
猛ダッシュしてきた鎧の巨人は、エレンにタックルをして馬乗りになって攻撃しますが、エレンも何とか起き上がって足を狙います。
突然の猛ダッシュに全身が硬いなら走れないはずとハンジは疑問を抱き、弱点部分があるとすれば脇、股、そして膝の裏だと言います。
足を狙うなら膝の裏だと判断したミカサは、エレンが歯がいじめにしている隙に鎧の巨人の膝の裏を斬りつけます。
抵抗力が弱くなる鎧の巨人。
下から頭をもぎ取ろうとするエレン。
嫌な予感がする私。
進撃の巨人では、うまくいっている時こそが危ないと学びました。
思っていた通り、鎧の巨人はエレンを下敷きにしたまま地面を張って進んでいきます。
何かがおかしい。ある一定の場所まできたところで、鎧の巨人は止まると共に咆哮します。
ハンジは巨人を呼んだのだと思ったのですが、アルミンだけがエレンたちの上に何がいるのか把握していました。
「おい…おいおいおいおいおい!」
壁の上にいたコニーのこの声と共に勢いよく倒れてきたのは、
超大型巨人でした。
というところでエピソード7が終了します。
個人的には、エレンのライナーに対する気持ちを聞いている時点でもう泣きすぎて前が見えない状態だったのですが、でもライナー…根は本当にいい人間だと思うんです。
でも何よりも、巨人と巨人の戦いのシーンはやはりかっこいいですね。超大型巨人は壁の上で蒸気を出していただけですが、(失礼)鎧の巨人はかっこいい。そしてやはりどこかライナーに見えてくる。(笑)
ハンジたちが上から降ってきた超大型巨人から逃げられる事だけを願っています…どうなるんだろう…
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子