はる子の趣味部屋

アニメ、海外ドラマ、洋画などなど語り尽くしたい系ブログです。

進撃の巨人について語りたい

 

こんばんは、はる子です。

 

私のブログは趣味ブログだとは言いましたが、一度語り始めるとこんなに止まらないとは(笑)

 

私は、アニメが好きな歴はそこまで長くないのですが、短期間で割と色々なアニメを見ています。

その中でもやはり、私の考え方や物の見方を変えてくれたのが「進撃の巨人」でした。

前回「進撃の巨人」について話した時は、さっと説明してコアな部分のみを話していたので、今回はガッツリ語りたいと思っています。

 

前提として…

人類は、突然現れた巨人の存在により滅亡の危機に立たされていましたが、なんとか生き残った人類は高くそびえ立つ壁を三重に作り、壁の内側で生活をする事によって100年間、巨人に襲われる事なく生活する事ができている、という前提があります。

 

エピソード1について

調査兵団

まずグッときたシーンは、調査兵団が外から帰ってくるシーンです。「調査兵団」とは、巨人の生態調査や、城外調査などの目的で外に行く人たちの事なのですが、エレンの調査兵団入りを止めようとミカサが話しているところで、調査兵団が帰還します。エレンは目を輝かせて見るのですが、そこにはボロボロになった兵士達の姿があり、(のちに名前が出てきますが)エルヴィンがエレンと目が合ったものの逸らす、というシーンが印象的でした。

そしてその後の、兵士の母親と隊長のやりとりに心臓がぎゅうっとなりました。

息子を探す母親のために「持ってこい」と指示を出す隊長。体の一部が残ったらいい方なのでしょう、腕一本を渡されて泣き崩れる母親と、「息子の死は人類の、反撃の糧になったんですよね?!」という悲痛な叫び。そして、「なんの成果も得られませんでした!!」と叫ぶ隊長。周囲の、兵団に対する冷たい目とひどい言葉たち。隊長の言葉で、既に色々な感情が湧き上がってきて泣きそうになるのを止める私。(?)

演技力がとてつもないです。母親の叫びで思わず顔を歪め、隊長の言葉に胸が締め付けられる思いでした。一番成果をあげたいと思っているのは隊長でしょうし、他の兵士も同じ気持ちでしょう。

息子を失った母親の叫びと、隊長の叫びに感情が全て乗っていて鳥肌が立ちました。

アルミン

私、アルミンが好きです。賢いのはもとより、きちんと言い返すことができて、暴力では決して解決しようとしない。

彼はいじめっ子に「悔しければ殴り返してみろ」と言われた時に「それじゃお前らと同レベルだ」と返し「僕が言った事を正しいと認めているから、言い返せなくて殴る事しか出来ないんだろ」とまで言ってのけ、黙ったいじめっ子に「それは、僕に降参したという事じゃないのか」とトドメを指します。(笑)

そしてこの後のシーン、個人的にすごく好きです。

エレンとミカサが助けに来るのですが、痛がるアルミンにエレンが手を差し伸べた時、アルミンは「一人で立てるよ」と手を伸ばさないんですよ。悔しそうな表情をして。

エレンは、アルミンの事を友達だと思っていて、友達が傷ついているから手を貸そうとしたに過ぎないと思うのですが、アルミンにはその手が「弱者に差し伸べる手」に見えたのではないかな、と思いました。

見方次第で捉え方が違うと言うことを教えてくれたシーンだな、と思ったので好きなシーンです。

衝撃のシーン

「100年、壁が壊されなかったからといって、今日壊されない保証なんか、どこにもないのに」

このアルミンの言葉と共に、風が止まり、音が止まり、映像だけが流れている中で

轟音、光、凄まじい揺れと共に壁の外側に突然現れた、見たこともないほど巨大な巨人。

壁の高さは、50メートル。そこから顔全体が見えるほどの巨体。

そして壮大な音楽。これで鳥肌が立たない人がいるのでしょうか?(個人差)

この巨人が壁を蹴って大きな穴を開けたせいで、通常サイズの巨人がゾロゾロ侵入し(本気で怖い)石の塊があちこちに飛び、家を壊していきます。

そして、その石の塊は、エレンの家にも落ちてしまいます。

トラウマシーン

急いで家に向かったエレンが見たのは、家の下敷きになっている母親カルラの姿。ミカサと一緒に必死で瓦礫をどけようとしますが、10歳の子供に何が出来るでしょう。

カルラの足が瓦礫に潰されて、出られたとしても走って逃げる事が出来ないという事実を伝えてもなお、二人はその場から離れません。

どうしていつも母さんの言う事を聞かないの!最後くらい言う事を聞いてよ!!」というカルラの言葉と、「ミカサ」と囁くカルラに対し「いやだ」と言うミカサ。あまり感情を出さないミカサが、はっきりと「いやだ」と言った事に対して涙目。

そこにハンネスがやってきて助かった!と思うのですが、巨人に立ち向かおうとしたハンネスは足を止めるんですね。巨人を目の前に、恐怖の表情をしている気がしました。

 

「自分には倒せない」

「このままでは自分も喰われるかもしれない」

「とりあえず子供だけでも助けるべきか」

 

そんな考えが頭をよぎったとしても不思議ではありません。人間として当然の感情だと思います。そして、ハンネスはエレンとミカサを抱きかかえて逃げるという決断をするのです。二人とも嫌がりますが、どんどん遠ざかる母、カルラ。「ありがとう」という言葉と共に、「エレン、ミカサ、生き延びるのよ!!」と叫びます。

 

その後が、涙腺崩壊シーン。

一瞬だけ、家族の食卓のシーンが流れた後、カルラが泣きながら呟く言葉。

 

行かないで…

 

ここのセリフにももちろん色々な意味が込められていると思うのですが、声を聞いた瞬間に涙が溢れました。

 

「死にたくない」

「生きたい」

「子供たちだけでも助かってほしい」

「子供たちと一緒に生き抜きたい」

「ずっと一緒にいたい」

「助けて」

 

この全てが詰まった「行かないで」が、声優さんの力によってカルラとして訴えかけてきました。

エレンには、泣いている母親の表情が見えてしまっていたのかな。そうでないと良いな。カルラが子供に隠し通した本音には、気付かなかったらいいなと思います。

お母さんが「行かないで」と言ったらきっと残って助けようとしてしまうから。

そして、カルラが巨人に喰われるシーンをエレンが見てしまうという、「これ本当に一話目なの?」と言いたいほど体力を消耗する話なんですよね…

このシーンは、何度見ても泣くし、「そんなバカな!」と思うし、だからこそたくさんの人に「トラウマ初回」と言われているのだと思います。

 

「その日、人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を。鳥籠の中に囚われていた、屈辱を」

 

このセリフで、視聴者が呆然としている中、エピソード1が終了します。

まだ頭が理解できていないのに、予告を見せられます。そして、一度休みます。

見続けるべきなのか、止めるべきなのか。

続けて見るのか、数日後なのか。

 

私は、そのまま進めました。あっという間にシーズン1が終わっていました。(笑)

 

ずっとずっと、進撃の巨人のエピソード1について語りたかった。

ドラマでも、こんなに衝撃的な始まり方をする作品は見たことがありませんでした。

私の価値観が変わったアニメで、また声優という仕事の素晴らしさに気付けたアニメでもあります。

 

進撃の巨人の個人的「好きなシーン」を、ブログで語りたい!という欲求に負けました。(笑)もう、諦めて(?)好きな事を語っていこうと思います。長くなってしまってすみません!

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子