こんばんは、はる子です。
僕のヒーローアカデミア、シーズン5の24話目。死柄木弔になってしまった…
僕のヒーローアカデミア第24話「死柄木弔:オリジン」
前回のあらすじはこちら:
僕のヒーローアカデミア112話の簡単なまとめ
発現したばかりの個性で家族を破壊してしまった転弧は、家を出て街を彷徨っているとオール・フォー・ワンに声をかけられます。
転弧は、破壊衝動を抑えることで体に痒みが生じてしまうようで、我慢すればするほど痒みは強くなっていきます。
体中を掻きむしっている転弧を前に、かわいそうにと呟くオール・フォー・ワン。
破壊したいという気持ちが抑えられないと話す転弧に、オール・フォー・ワンは「ならば頑張ろう」と微笑みます。
街で転弧を殴ったチンピラ2人の元に戻り、2人を破壊すると気持ちが落ち着いてしまう転弧。
破壊衝動を忘れぬようにと家族のグローブを身につけた転弧は、こうして死柄木弔となってしまうのでした。
デストロと戦う中で子供の頃の記憶を思い出した死柄木は、肌身離さずつけていた家族のグローブを破壊します。
グローブを必要としなくなった死柄木は、デストロのストレス100%をも抑えるほどの強さを持ち合わせていました。
そしてそのタイミングでやっと、起こされたギガントマキアが泥花市に到着します。
死柄木は過去を思い出し、グローブを脱ぎ捨てたことで破壊衝動を抑える必要がなくなり、手当たり次第に壊していきます。
楽しそうに、嬉しそうに泥花市を壊していく死柄木を見つけたギガントマキアは、動きを止めて死柄木を眺めます。
そしてそんな死柄木に見惚れてしまった人物が、もう1人いました。
リ・デストロです。
異能の解放、それを窮屈そうだと笑い、自分の異能を本当の意味で解放する死柄木を見て、デストロの中で何かが変わります。
異能解放軍は、お前の後をついていく。
デストロの言葉と共に、泥花市で起こった出来事は全て連合とは無関係のヴィランが招いたこととされ、事件は疑問を残したまま終結します。
1週間後、異能解放軍の拠点でヴィラン連合との融合を戦士たちに語るデストロ。
その隣には死柄木がおり、デストロは最高指導者を死柄木に譲り、新たな名前を発表することに。
その名も、超常解放戦線。
ギガントマキアを手懐けることが本来の目標だった死柄木は、ドクターに約束は果たしたと告げます。
予想以上に収穫が多かった死柄木に、ドクターは力を授けると口にするのでした。
感想
個人的には人間誰しも破壊衝動はあると思っているので、5歳の転弧の衝動的な行動はダメだと思うけど理解はできる。
ただ少し問題が生じるのは、破壊行動が快感だと、落ち着くと思ってしまうこと。
破壊衝動や人を憎んだり妬んだりする感情は人間なら当たり前にあると思うけど、それらを抑えて生きている。
社会でそれらを解放したら罪になって捕まるか、周りから人がいなくなるから。
そう考えるとヒロアカの世界と私たちの世界は似ているかもしれないな。
オール・フォー・ワンは、それらの感情を抑え込む必要はないと教え、社会に対する反逆者をたくさん作り出そうとしている。
そして自分の後継者には死柄木がピッタリだ、と思ったんだろうね。
なんてったって、自分の苗字を授けるくらいなんだから。
オール・フォー・ワンが死柄木という苗字であることは置いておいて、死柄木弔は突然巨大な組織のトップになったわけだ。
超常解放戦線。
死柄木の根底には破壊しかないんだろうけど、それは死柄木の個性の解放ということにも繋がっている。
それぞれが自分たちの個性を解放できるような社会を目指す、という目的の組織なのだとしたら、死柄木のような人がたくさん増えることになる。
…やっぱり社会的にはそれって悪が蔓延るように見えるよね。
個性って、ヴィランにもヒーローにもなれるものが多い気がしていて、それを自由に解放させるのは正しいのか間違っているのか。
そこがヒロアカでも私たちの世界でも問題な気がする。
誰かが生きやすくなるために誰かが抑圧されることが秩序なのか、とか…ね、考えれば考えるほど分からなくなってくるでしょ。
難しいんだよね、こうなると。
次回「空、高く群青」。
ヴィランアカデミアからヒーローアカデミアに戻るのかな。
来週も楽しみにしたいと思います!
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子