こんばんは、はる子です。
ワンピース85話、チョッパーとDr.ヒルルクのお話。
ワンピース第85話「はみだし者の夢!やぶ医者ヒルルク!」
前回のあらすじはこちら:
ワンピース85話の簡単なまとめ
元気になったルフィは、仲間になってくれとひたすらにチョッパーを追いかけ回します。
そんな様子を見ていたDr.くれはは、仲間という言葉の重みがチョッパーにとっては違うと呟きます。
過去にチョッパーが1人だけ心を開いた男がいたと話すDr.くれは。
その名はDr.ヒルルク。
チョッパーという名はDr.ヒルルクが命名したらしく、チョッパーを「息子」と呼んだDr.ヒルルクは、やぶ医者でした。
ワポルの命令で国中の医師が追放される中、ついに医師はDr.ヒルルクとDr.くれはの2人に。
逃げ惑うDr.ヒルルクの前に倒れ込んでいたのが、チョッパーでした。
銃で撃たれて息も絶え絶えになっていたチョッパーを救ったDr.ヒルルク。
これが、チョッパーとDr.ヒルルクの出会いだったのです。
それからチョッパーはDr.ヒルルクの往診について行ったり、喧嘩をしたりして過ごします。
初めての喧嘩をした後、初めての仲直りでプレゼントをもらったチョッパー。
そのプレゼントというのが、チョッパーの帽子でした。
Dr.ヒルルクは、この国は今病気になっていると話し、国がかかっている病気を治すんだとチョッパーに伝えます。
そして2人で海を眺めていたとき、Dr.ヒルルクはチョッパーに「海へ出ろ」と話すのです。
2人で過ごす日々は、チョッパーにとってかけがえのないものでした。
しかし、チョッパーの傷が完治したとき、チョッパーの幸せな日々は終わりを告げます。
Dr.ヒルルクは、チョッパーに出ていくよう伝えたのです。
そばにいたいチョッパーはわざと怪我をするも、Dr.ヒルルクは銃を使ってチョッパーを追いやります。
泣きながら走っていくチョッパーですが、Dr.ヒルルクがなぜそんな行動に出たのか、チョッパーは気付いているようでした。
Dr.ヒルルクの命は、長くなかったのです。
病気で死ぬ前にこのドラムに桜を咲かせたい。
大泥棒だった自分が満開の桜を見て心を入れ替えたように、ドラムの人々の心も桜で癒したい。
それがDr.ヒルルクの夢でした。
チョッパーは、Dr.ヒルルクとDr.くれはのこの会話をこっそり聞いていました。
しかし現在のドラムに桜は見当たりません。
Dr.くれはは、チョッパーとDr.ヒルルクの物語は、悲しい結末を迎えるのだと、ナミとサンジに話すのでした。
感想
Dr.ヒルルクはやぶ医者ということだったけど、もしかしたら内科とかより心療内科とか精神科の医者よりだったのでは。
桜を見ても病気が消えることはない。
それはDr.くれはの言う通りだと思う。
ただ、心が疲れ切ってしまって、どうしたら良いのか分からない人にとって、満開の美しい桜は有効かもしれない。
Dr.ヒルルクは、大泥棒だった自分は桜を見て心を入れ替えたと言っていました。
その人にとって心を動かすほどの何かを目にした時、心が晴れるような、救われたような気持ちになるのは理解できます。
今回の話を見ていて、Dr.ヒルルクは確かに一般的な病気は診れないかもしれないけど、心の病は診れたのかもな、と。
独裁的な王と、それに従うしかない国民。
どんどん心が疲れ、痩せ細っていく感覚。
目には見えないかもしれないけれど、Dr.ヒルルクは国中がそんな状態なのを感じ取っていたのかな、と。
個人的にはDr.ヒルルク、好きだなあと思いました。
自分の死を知りチョッパーを追い払ったのかもしれないけど、あの描写だとチョッパーはおそらく気付いている。
Dr.ヒルルクの死を知っているはずだけど、Dr.くれはが言うには悲しい結末を迎える、と。
死という別れを経験するであろうチョッパーとDr.ヒルルクが、これ以上の悲しい結末を迎えるという想像ができない。
唯一想像できるのが、ワポルの存在。
ワポルが出てきて何かした、とかであれば本格的にワポルを許せないし、徹底的に潰してほしい。
違うのであれば、ワポルごめん。(?)
次回「ヒルルクの桜と受け継がれゆく意志!」とあるけど、桜は咲くことになるのかな。
雪の中で咲く桜が現実的になれば、とても幻想的な絵になりそう。
チョッパーとDr.ヒルルクの結末も気になる。
次回がとても楽しみです!
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子