こんばんは、はる子です。
ワンピース52話、スモーカー大佐の言葉がゆっくりと頭の中を駆け巡り、ルフィが本物なのだと思い知る回。
ワンピース第52話「バギーのリベンジ!処刑台で笑う男!」
ワンピース52話の簡単なまとめ
ルフィが処刑台の上にいることを咎め、言うことを聞かないのであれば捕まえると言う警部を棘のある金棒で殴り飛ばす女性海賊。
謎の美しい女性海賊は、スベスベの実を食べたアルビダだったのです。
そこへバギーたちもやってきて、広場はあっという間にルフィを倒したい海賊たちで溢れてしまいます。
道化のバギーが広場にいることに気付いた民衆はバギーたちを恐れて逃げ回り、パニック状態に。
そんな中でカバジによって首と両手首を固定され、処刑体勢にされてしまうルフィ。
ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジは民衆たちの叫びからルフィが処刑されそうになっていることを知り、急いで広場へ向かうゾロとサンジ。
ナミとウソップは海賊船を守るために船へと向かいます。
いよいよバギーによってルフィが処刑されてしまう、というところでルフィは大きな声で叫びます。
「俺は、海賊王になる男だー!!!」
そして次に聞こえたのは、ルフィが聞き慣れた仲間の声。
ゾロとサンジです。
特にゾロはどこでも有名らしく、海賊狩りのゾロが来たと知りまたもや逃げ惑う民衆たち。
ゾロとサンジはバギー海賊団たちを斬り倒し、蹴り倒しで進んでいくのですがこの調子だと処刑台に辿り着けません。
処刑台を斬って倒すことができればと考えるゾロですが、バギーは刀を上に振り上げていて、いつ振り下ろしてもおかしくない状態。
「ゾロ、サンジ、ウソップ、ナミ」
今にも刀が振り下ろされそうなとき、ルフィは4人の名前を呼ぶと顔を上げてこう言います。
「わりい。俺、死んだ」
ルフィは笑いながらこう呟くと、バギーは刀を勢いよく振り下ろしました。
ゾロとサンジはルフィの元へ駆けつけようとするのですが、そこに天からの恵みと言っても過言ではない現象が起きます。
処刑台に、雷が落ちたのです。
青く光り燃えていく処刑台はゆっくりと地面めがけて倒れていき、ルフィの麦わら帽子が落ちていきます。
そして麦わら帽子を拾ったのは、ルフィ本人でした。
「やっぱ生きてた、もうけ!」
笑いながらそう言いゾロとサンジの元へ歩いてくるルフィを見て驚くサンジですが、ゾロはすでに島を出ることを考えていました。
大量の海軍がバギー海賊団たちと戦っている中で、船まで一目散に走っていくルフィたち。
そんな彼らを眺めながらスモーカー大佐は、ルフィをある人物と重ねているようでした。
風はルフィたちの海賊船を後押しするように西に吹き、雷が落ちたことで助かったルフィ。
スモーカー大佐はこれら全てが偶然だと頭では分かってはいるものの、こう考えざるを得ないようでした。
「まるで天が、あの男を生かそうとしているようだ」
ルフィたちがゴーイング・メリー号へ向かって走っている中で、スモーカー大佐は決してこの島から麦わらの一味を出さないと決意したようでした。
感想
ルフィが海賊王になる上でいかに「本物」なのかを表しているなあと感じた回。
運も実力のうち、とは言いますがまさか死の直前でも運が味方するとは、もう「持っている」と言っても過言ではありません。
ルフィが雷に打たれても生きていたのはゴム人間だからなのかな…?
バギーは完全に伸びていましたもんね。
自分の死を受け入れて最期に笑うことができるのは、肝が据わっているとか、そういう次元じゃない気がする。
死にたくないと泣き叫ぶ訳でもなく、死にたくないと慌てふためく訳でもなく、死ぬのかと受け入れて、笑うんですよ。
やり残したことがたくさんある状況下でも「死ぬ」というこの状況を打破できる術がないと気付き、受け入れたルフィ。
スモーカー大佐は、ゴールド・ロジャーの他にルフィのような海賊を見たことがなかったようでしたね。
そりゃあルフィとゴールド・ロジャーを重ねて見るよなあと思います。
人間は死を恐れるようにできていると思うので、人として「普通の反応」をしない人間がルフィで2人目だったんでしょう。
ルフィが「それくらい」の次元の人間であることを見ることができた回で、個人的には大満足な回でした。
やっぱりアルビダでした。(笑)
服装がとても可愛らしい点で「まさかな…」と思ったのですが、とても美しい姿になられて…
スベスベの実はすごい能力の実ですね…
次回のタイトルを見る限り、無事この島を出ることができるようですがスモーカー大佐との戦いを楽しみしたいと思います!
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子