こんばんは、はる子です。
文豪ストレイドッグス49話、フョードルの頭が切れすぎて感心してしまった…
文豪ストレイドッグス第49話「文豪ハウンドドッグス」
文豪ストレイドッグス49話の簡単なまとめ
猟犬に合流した立原も、銀行から逃げ切った敦たちも、それぞれの目的のために作戦会議をしていました。
安吾は、ページ奪還のために敦と鏡花をルーシーの異能部屋に入れて輸送する作戦を立て、ルーシーは1人で飛行バス発着場へ向かいます。
一方で猟犬の条野と末広は喫茶うずまきにおり、店長にルーシーの居場所を聞くも店長はなかなか答えません。
しかし末広がルーシーは罪に問わず、探偵社も公平な裁判にかけると約束すると話すと、店長はルーシーが向かった先を口にします。
天空カジノ。
猟犬から立原と大倉が天空カジノへ向かうのですが、2人は総支配人のシグマという人間に会うことになります。
シグマは天人五衰の1人で、各国の硬貨に偽装した高性能爆弾をカジノの客に持ち帰らせ、多国で流通し出したところで遠隔で爆発させるというテロ行為を企んでいたのです。
しかしその硬貨を立原に見られてしまい、全力で猟犬の2人を倒そうするシグマですが警備の人間は次々と倒されてしまいます。
立原が硬貨を発見したのはその部屋に敦が入ったからなのですが、それこそが敦たちの狙いでした。
まず、自分たちが猟犬に追われることを分かった上でカジノに行き、追いかけてきた猟犬に硬貨を発見させる。
そこへ合流して一緒にシグマを倒すことで自分たちの身の潔白を証明し、さらにページのありかを知っているであろうシグマを確保する。
つまり敦たちは、最初からこの場所でテロ行為が行われていることを把握しており、猟犬に協力させてこのテロ行為を止めようとしていたのです。
そしてこの作戦の全ての筋書きを考えたのが、太宰でした。
では、なぜ太宰はシグマがページのありかを知っていると踏んだのか。
シグマの異能力は、触れることで相手と自分が最も知りたい情報を交換するというもの。
つまり、種田長官をあんな目に遭わせ、ページのありかを突き止めたのはシグマだったのです。
しかし、そのためだけにシグマを利用するならまだしも、フョードルはシグマをカジノに配置しました。
太宰はその理由をフョードルに聞くのですが、フョードルは「彼が凡人だから」だと太宰に話します。
記憶喪失で自分の過去を知らないというシグマは、居場所を求めていたところフョードルにカジノを差し出された。
初めて自分の居場所ができたシグマは、カジノを守るためなら猟犬ですら焼き尽くすだろうとフョードルは話します。
そしてその言葉の通り、シグマはカジノの客に、猟犬を攻撃し負傷もしくは命を奪えば負債を帳消しにすると伝えたのです。
その結果、負債を抱える客が次々と部屋から現れ立原は腹部を刺される事態に。
フョードルは不敵な笑みを浮かべて、太宰にこう言葉を付け足します。
「この世で最も恐ろしいのは、必死になった凡人なのですから」
感想
今回初登場となるシグマは詳細が全く出てこないので、紹介することができませんでした。すみません…
作中では社長と猟犬の福地のシーンもあるのですが、あくまで簡単なまとめのため省略させていただきました。
それにしても2人は昔からの知り合いのようでしたが、福地は社長が1匹オオカミの頃を知っているような口振りでしたね。
どんな関係なのかが気になります。
そして何より気になるのが国木田と、立原が撃ったであろう与謝野姐さんの安否、全く登場しない乱歩、谷崎、賢治です…
誰も欠けることなく探偵社が復活するところを見たいものです…
しかしフョードルという人間は、敵ながら感心してしまいます。
ポートマフィアの森さんもそうなんですけど、文ストで登場する探偵社の敵対組織にはかなり頭が切れる人間がいますよね。
フョードルに至っては、居場所がない人間に居場所を与えているようでただ使っているだけという所業。
しかも使われている本人はそれに気付いていないことが多く、まさに敵ながらあっぱれ、感心してしまうんです。
良きことに使って欲しかったものですが、このやり方はもはや一種の才能とさえ思います。
ですがこちらには同じくらい頭の切れる太宰がいる。
なんとか猟犬には天人五衰は探偵社ではないということに気付いて欲しいのですが、どうなるのやら…
次回でシーズン4最終話。
先が見えないこの状態でシーズン5まで待たなければなりませんが、探偵社全員の安全を願っております。
乗り切ってくれ、探偵社。
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子