こんばんは、はる子です。
文豪ストレイドッグス48話、色んな人が探偵社のために動いてくれているんだと気付かされた回でした。
文豪ストレイドッグス第48話「脱獄記」
文豪ストレイドッグス48話の簡単なまとめ
政府銀行の中にある独房に入れられていた虫太郎の元へ現れたのは、天井から落ちてきた敦と鏡花でした。
最初は脱出を断る虫太郎も、鏡花に原稿で脅されて渋々独房の外へ抜け出す3人。
しかし銀行は安吾を筆頭とする特務課に包囲され、袋小路となってしまいます。
そこで虫太郎の案で密室トリックを使い、なんとか銀行の外へと脱出することに成功する3人ですが、安吾に居場所がバレてしまいます。
敦の説得も虚しく銃を撃つ安吾でしたが、気付くと3人は近くのマンホールに落ちており、上を見上げた敦は興味深いものを見ます。
安吾が口元に人差し指を当て、話さないようジェスチャーで伝えていたのです。
3人を特殊部隊から引き離した安吾は、自分の車に乗せるとこれまでの経緯を話し始めます。
虫太郎は安吾が「七號(ななごう)機関」という政府の犯罪組織の長だと思っていましたが、それはフョードルが安吾と虫太郎を会わせないための嘘だったのです。
さらに安吾は、太宰がムルソーに入る際に埋め込まれた生体信号センサーを使って心拍数で伝言を伝えてきていたことも敦と鏡花に話します。
最初から安吾と太宰は繋がっていたのです。
この続きは安全な場所で、と言われてやってきたのは元ギルドであるルーシーの異能部屋でした。
虫太郎が安吾に、七號機関と関わったことはないのかと聞くと「一度だけある」と答える安吾。
安吾は、七號機関を使ったのは太宰がポートマフィアを抜けて生きていけるよう太宰の過去の罪を消したときだけだと話します。
「一度だけ手を汚した理由は?」
虫太郎が尋ねると、安吾は哀しそうな表情で虫太郎に伝えます。
「もういない友への、せめてもの罪滅ぼしのために」
虫太郎は「もういない友のためか」と呟くと、安吾が単独で行動している理由に初めて合点がいったようでした。
安吾は、政府内部にスパイがいると考えていたのです。
種田長官の敵を討てるのは自分しかいないと言う安吾は、どうしても虫太郎の知る情報を聞き出す必要があると固い表情で伝えます。
敦と鏡花も頭を下げお願いすると虫太郎は椅子を持ち出し腰掛け、何から聞きたいか尋ねます。
天人五衰について尋ねられた虫太郎が話す情報はこうです。
天人五衰はフョードル、ニコライ、2人の異能力者、そして創設者の5人からなるテロ組織で、目的は国家消滅。
探偵社をテロ組織に仕立て上げたときのページの裏を使って、最後の仕上げに取り掛かろうとしていること。
限られたページ内で整合性の取れた文章を書くために、今はその準備期間として個々が動いていたこと。
そして、決行日は次の満月の日。つまり10日後であること。
安吾は頭を抱えながら虫太郎の護送のため、そして太宰に情報を伝えるために外の世界へと出るのですが、敦と鏡花の反応は違いました。
2人はあと10日で天人五衰を見つけ出し倒す、そしてページを奪うことを目標としていたのです。
探偵社の存続のため、威厳を取り戻すために意気込むと、敦は鏡花に笑顔を向けながら伝えます。
「希望が見えてきた!」
感想
はい、これはかなり簡単にまとめましたが、是非とも本編を見ていただきたい回でした。
個人的にグッときたのは、安吾が味方だったと気付いたときと、虫太郎に七號機関を利用した理由を話したとき。
太宰の心には常に織田作がいるんだなあ、と常々思っていましたが、安吾の心にもまた織田作がいて、3人で過ごしていたあの日々がずっと安吾の心にあることに感動してしまった。
安吾が種田長官を慕っていて、政府内部にスパイがいる以上誰にも情報を漏らせず、たった1人で行動しているのも胸が熱くなりました。
友を助けるために一度だけ七號機関を利用した安吾でしたが、理由を聞いた虫太郎にも思うところがあったんだなと。
人間同士の感情の揺れをたくさん感じ取れた回でした。
そして気になるのは天人五衰の他のメンバーです。
ニコライはあの事件で死んだと仮定しても、フョードルの他に2人の異能力者と創設者がまだ残っています。
10日で全て倒してページを奪い取るなんて、正直難しい以上に無理な気がしてしまいますが、敦と鏡花は全くそんなことありませんでした。
現実問題、今動けるのは敦と鏡花しかいませんし、なんとか天人五衰を見つけ出して国家消滅という恐ろしい企みを潰してほしい。
そして探偵社を救ってほしい。
頑張れ、敦と鏡花。
陰ながら応援しています…!
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子