こんばんは、はる子です。
僕のヒーローアカデミア23話、涙なしには見れない最高の回でした。
僕のヒーローアカデミア第23話「轟焦凍:オリジン」
僕のヒーローアカデミア23話の簡単なまとめ
第2回戦、第1試合。
開始早々に轟の氷結とデクのスマッシュが飛び交いますが、デクの指はスマッシュを使うたびに壊れていってしまいます。
判断力、応用力、機動力全てにおいての能力が強く、次々と攻撃を仕掛けてくる轟。
しかしデクは、轟の右腕が震えているのを見て轟にも冷気に耐えられる限度があるということに気付きます。
体の限界がきているデクに対して、最後の攻撃と言わんばかりに氷結をぶつける轟ですが、なんとデクは一度壊れた指をもう一度使うという行動に出ます。
さらにデクは「左の力を使えば震えを解決できるだろう」と話して轟をイラつかせます。
「半分の力で勝つ?全力でかかってこい!!!」
この言葉に乗ってしまった轟はデクに近付いて攻撃しようとしますが、腕を使ったスマッシュで見事に殴り飛ばされてしまいます。
体がボロボロになっても向かってくるデクに、轟は何故そこまでするのかと尋ねます。
「期待に、応えたいんだ」
「かっこいいヒーローに、なりたいんだ!!」
もう一度スマッシュで轟を殴り飛ばしたデクは、轟にこう伝えます。
「全力も出さないで1番になって完全否定なんて、ふざけるなって今は思ってる」
この言葉で轟は自分の幼少期を思い出します。
轟は5歳の頃からエンデヴァーに特訓されており、それを止めようとした母親に手をあげることもあったようでした。
母親をいじめるような人になんてなりたくない、と泣く轟に優しくする母親も、段々とエンデヴァーに似てくる轟を怖がります。
そして、熱湯事件が起こったのです。
その結果、母親は病院送りにされ、轟は自分から母親を奪ったエンデヴァーを憎み、決してエンデヴァーの個性である左を使わないと心に決めたようでした。
しかしデクは、何度も「親父の力」という轟に対してこう叫びます。
「君の力じゃないか!!!!」
轟は、ここでやっと母親に言われた「ある言葉」を思い出します。
「血にとらわれることなんかない。なりたい自分に、なっていいんだよ」
母親のこの言葉を思い出した轟は、
ついに左腕を解禁します。
戦闘において左は絶対に使わないと誓っていた轟に、デクは左を解放させたのです。
デクと向き合う轟の目には、涙が溜まっていました。
2人は睨み合い最後の攻撃を仕掛けようとしますが、デクの身が持たないと判断したセメントスとミッドナイトは試合を止めようとします。
デクと轟の攻撃は、セメントスが生み出したコンクリートにぶつかることで試合は強制的に終わることに。
蒸気が消えて見えてきたのは、デクが場外へと飛ばされ倒れ込む様子でした。
「み…緑谷くん、場外!轟くん、3回戦進出!」
ミッドナイトのこの言葉に歓声を上げる観客をよそに、轟は息を荒げてデクの様子を見ていました。
感想
感情がブワッとした回でした…(?)
個人的に感じたのは、デクと轟くんが似ていると話していたオールマイトの言葉が少し分かるかも、と思ったことです。
デクはオールマイトのようなヒーローになりたくて、期待に応えたくて頑張っていたことに対して、轟くんもまたヒーローになりたいという気持ちが大きかったということ。
その気持ちがいつしか父親への憎悪に変わり、父親の力は絶対に使わない、父親を完全否定してやるというのが目標になってしまった轟くん。
オールマイトの言う通り、デクは轟くんをそんな呪縛から解放してあげたいと思っていたような気がします。
自分でも気付かないうちに自分を苦しめていた轟くんを、見ていられなかったのかもしれません。
デクは、轟くんの「ヒーローになりたい」という純粋な気持ちを思い出させたんだろうなと、個人的には思っています。
デクの「君の力じゃないか!」という言葉に強く反応していたように見えたので、轟くんはそのままの自分を受け入れてもらうという経験がなかったのかなと思います。
エンデヴァーのやり方は、どうしても好きになれません。
むしろ轟くんとちゃんと向き合ったのは父親ではなくデクだったとさえ思います。
結果的に場外となり負けてしまったデクですが、2人にとってとても意味のある試合だったのは間違いないんじゃないかな、と思っています。
負けてしまったことは悔しいけれど、デクならこの経験を次に生かしてくれるんじゃないかな。
2人とも、お疲れ様でした。
次回どういう展開になるか分かりませんが、引き続きみんなの試合を応援したいと思います!
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子