はる子の趣味部屋

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進撃の巨人について語りたい66

こんばんは、はる子です。

 

今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

前回は、リヴァイ率いる調査兵団が顎の巨人へ向かっていくところで終わりました。

エレンの気持ちやガビの気持ちが似通っていること、同じ過ちを繰り返していることがとても気になります。この戦いがどうなってしまうのか、しっかりと見届けたいと思います。

いきましょう。

今回のタイトルは「強襲」です。

 

エピソード7について

冒頭からとんでもない展開になっています今回。まずは前回のおさらいから入りますが、すぐに車力の巨人がやってきて立体機動装置を使って飛んでいる調査兵団が何人か殺されてしまいます。

エレンが戦鎚の巨人の本体であるヴィリーの妹が入った水晶体を握りしめながら見たとき、光が放たれエレンは串刺し状態になってしまい、そのあと登場するのが獣の巨人。どこに行ったのかと思っていましたが、ゆっくりとエレンの方へ向かってきていました。

リヴァイが調査兵団に言った「死ぬな、生き延びろ」という言葉がもうすでに格好いいのに、リヴァイが獣の巨人に1人で突っ込んでいくところでオープニングに入るという演出に鳥肌です。

それぞれの戦いを見逃さないように語らないと

 

ライナーの意志

ライナーはエレンが巨人化する直前に鎧の巨人となりファルコを守ったのですが、両手のひらを合わせて空洞を作ったような形が地上に飛び出しており、その中でファルコを守ったようでした。目を閉じたまま反応のないライナーを見てファルコは心配します。

しかしライナーは巨人で、回復しようと思えばすぐに回復できるはずです。ファルコいわく「生きる強い意志さえあれば」ですが。

ここでファルコは、ライナーとエレンの会話を思い出します。強くて頼りになるライナーが、エレンの前で崩れ落ちて「俺を殺してくれ」という姿。

ファルコは何かを感じ取ったように見えましたが、助けを呼びに行ってくるとその場所から離れてしまいます。ライナーがパラディ島でどんな体験をしたのか知らないので、ライナーが何かに苦しんでいるのは分かっているのでしょうが「どうして」苦しいのかは分からないでしょう。

 

エレンは、戦鎚の巨人の本体が入っている水晶体をかじってみましたが、自分の歯が折れただけなのを見てアニと同じ水晶体であることを確認していました。ずっとクリスタルと呼んでいた…おしゃれな呼び方をしてしまっていた…

エレンは串刺し状態にはなっていますが、自分の首を硬質化した腕で守った部分さえ貫けていないのを見て、戦鎚の巨人にはもう力がそこまで残されていないと判断しました。

人間の姿に戻ったあと再び巨人の姿になるエレンですが、一体何を企んでいるのかが分かりません。

そして、車力の巨人と顎の巨人の会話を聞いていて感じたことがあるのですが、私たちは4年間調査兵団が何をしていたのか知りません。それはマーレも同じでしょう。

しかし私が気付いた調査兵団の変化として挙げられるのは、隊服が近代的な作りになっていることと、心なしか武器や立体機動装置もより強いものに見えるということ。

いくら4年前の調査兵団が9人しかいなかったとしても、4年もあれば兵士は育つでしょう。そして調査兵団は巨人と戦うために訓練をしてきた兵団です。現時点で人間と戦うことになっているとしても、相手にも巨人はいます。

対巨人戦で調査兵団がどれほどの能力があるか、そして調査兵団にはいまだに精鋭たちがいるということを甘く見ない方がいいと思いました。

 

超大型巨人

ジークはエレンの前に立ちはだかり、お得意の岩砕きぶん投げ攻撃をしたところでこんな言葉を吐きます。

 

エレン・イェーガーは俺の敵じゃない

 

エレンは自分にとって敵にはならないほど弱い、という意味だと受け取ったのですが、このあとリヴァイに向けた言葉で私の頭には「?」が浮かびます。

 

まずはお前からだ、出てこいよリヴァイ。時間がないんだろ?

 

そしてリヴァイが建物の影で本当に時計を見ているシーンがあるのですよ…謎ではないですか?リヴァイに時間がないことを敵であるジークが知っている理由が思い当たりません。

 

海上ではマーレ海軍が艦隊からさらに兵を地上へ送ろうとしていたのですが、そこへ一隻の小さな漁船が通りかかります。戻るよう言っても聞かないその人物が被っていたフードを取ると、見慣れたブロンドの髪と、成長した顔。ずっと見たかった顔の持ち主がそこにいました。

 

アルミン・アルレルト。

 

どこも噛まず歯を擦り合わせただけのように見えた次の瞬間、辺り一面は焼き払われとてつもない光がエレンたちのいるところまで届きます。そして、爆発音のあとに見えた宙に浮かぶ軍艦。熱風。

マーレ軍や戦士たちは、ここで初めてベルトルトが力を奪われていたことに気付くのですね。この行動がアルミンの本意でないことは分かりきっていますが、これも作戦のうちなのでしょう。

顎の巨人の持ち主であるポルコという人物は、どうも考える前に体が動いてしまう人間のようです。始祖を奪えば全てご破算だと言うとエレンに向かって行ってしまいます。獣の巨人を車力の巨人と守るという作戦だったはずなのに。

顎の巨人の相手はミカサがすることになり、調査兵団は獣の巨人の周りを飛び回りますが、そっちに気を取られた車力の巨人が少し目を離した隙に、獣の巨人のうなじが斬られました。

リヴァイです。

倒れ込んだ獣の巨人のうなじに、とどめを指すために手榴弾のようなものを投げ入れるリヴァイ。次の瞬間、獣の巨人のうなじは吹き飛びます。マーレ軍のトップである巨人が調査兵団の手によって倒れたことがきっかけとなり、ここからは怒涛の調査兵団による攻撃。

呆気に取られている車力の巨人に向かったのは、ジャンとサシャでした。車力の巨人の上を飛び回っている兵士に気を取られている間に、影からサシャが持ち前の命中率で車力の巨人の上で機関銃を撃っていたパンツァー隊の1人を仕留めます。

ここの描写で好きなのは、機関銃の銃口が下に向いたことでサシャの銃弾が命中したことを表現しているところ。次の瞬間に実際に頭を撃ち抜かれているパンツァー隊の兵士が映し出されます。ここ、格好いい演出です。

そこからはジャンの出番です。

今度はサシャに気を取られている間に、サシャの背後からジャンが飛び出し「あんときゃどうも」と言うと立体機動装置を使って車力の巨人の真下を取ると雷槍を撃ち込みます。

車力の巨人がバランスを崩したところに、他の調査兵たちがとどめの雷槍を撃ち込むと、パンツァー隊は全滅。車力の巨人も屋根の上から地面へと落ちていきます。

ジャンはとどめを刺そうとしますが、目の前に現れたファルコに一瞬動揺します。しかし以前のジャンとは違って彼は雷槍を撃ち込みました。

車力の巨人が出した蒸気でそれたのか、雷槍が車力の巨人に当たることはなかったのですが、ジャンは外れたことに対して「蒸気のせいなのか、自分が動揺して外したのか」と分からないようでした。ですが「人を殺したくない」と考えるジャンがまだいたことに少し安心しました。

 

超大型巨人になったアルミンは、街の途中まで歩き進めたことで街はまさに壊滅状態。超大型巨人は誰がなってもあまり見た目が変わらないんだなあ、なんて思っていました。人間の姿に戻り、自分がしたことを見つめながら呟いた言葉に心臓がギュッとしました…

 

これが…君が見た景色なんだね…ベルトルト

 

アルミンの心が壊れないといいなと本当に思いましたが、ベルトルトと同じ景色を見ても憎しみが蘇っていないように見えてこれまた少し安心しました。というよりも、アルミンは戦いにうんざりしているようにも見えましたね…

声優さんの力でしょうか、私はそう感じました。

エレンは、自暴自棄になって飛び込んできた顎の巨人に抵抗していたのですが、自分を守るために咄嗟に前へ出した水晶体が、顎の巨人の爪によって傷がついたのをエレンは見逃しませんでした。

車力の巨人の本体であるピークを介抱していたファルコに、ガビはライナーに助けてもらおうとするのですが、ファルコはこんなことを口にします。

 

ライナーさんをそっとしておくことは出来ないかって思って…

 

ファルコ、本当に優しいんだなと感じるのと同時に、人の気持ちを汲み取ることに長けている子だなと感じました。もちろんガビは納得できないですが、ファルコはライナーの本当の気持ちを聞いてしまっているからこそライナーを救ってあげたいと思っているのかもしれません。

 

飛行船

ガビが建物の中から窓際に行き外を覗くと、信じられない光景が広がっていました。

 

飛行船が飛んでいるのです。

 

飛行船ってマーレ軍が使っていたものですよね?私はマーレ軍が助け舟を出してきたのかと思ったのですが、飛行船は調査兵団が灯した明かりに沿って進んでいくのです。

そして、飛行船の中にいる人物に私は歓喜しました。

ハンジ!ずっと会いたかったハンジ!元気そうに調査兵団団長をしていました。しかしハンジを団長と呼ぶ人物の服装は、マーレ兵のものです。何が起きているのか。

というより、全視聴者が思ったであろうこのシーン。

 

オニャンコポンって、なんだ?

 

人の名前にオニャンコポンとつけるなんて、センスがありすぎて最高かと思ったのですが、もしかしたら何か意味のある名前なんですかね?ご存知の方いますか?

その横にはアルミンもいたのですが、どうやらこの飛行船で調査兵たちを拾っていく作戦のようです。この飛行船に乗り遅れれば、命はないのと同じです。全員が乗れることを祈りましょう。

そしてこの作戦を考えたのはどうやらアルミンで、ハンジは「エルヴィンの亡霊にでも取り憑かれたかい?」と聞くのですが、それに対してのアルミンの返答に思わずグッときました。

 

そうであってほしいですよ、僕らに力を下さるのなら

 

エルヴィンが死してもなお、調査兵団の中で生き続けていることがとても嬉しかった。そして確かにエルヴィンが考えつきそうな案だなと思いました。

ジャンたちは飛行船に乗る準備ができていたのですが、飛行船で逃げることに気付いた顎の巨人は思わず飛び出してしまいます。

しかし、その下で待ち構えていたのはミカサ。それに気付いたときには既に遅かった。ミカサは虎視眈々とそのときが来るのを待っていたのですね。

顎の巨人の両足を斬ると同時に顎の巨人は地面へ落ちていきますが、待ってましたと言わんばかりにエレンが掴み、まるでおもちゃのように投げ飛ばします。

エレンは顎の巨人の両腕をもぎ取ると、顎の巨人は実質体のみとなってしまいました…そこへ、水晶体を顎の巨人の口にはめ込むエレン。顎の巨人もその意図に気付いていません。

エレンは顎の巨人の頭とアゴの部分を持って上を向くと、口を開けたまま顎の巨人の口を閉じさせようとします。エレン賢い。顎の巨人の力を使って戦鎚の巨人を喰おうとしているのだと、顎の巨人が気付いたときには抵抗できない状態でした。

なんせ腕も足もないですからね…少しずつヒビが入っていく水晶体と、やめてくれと願う顎の巨人。自分のせいで戦鎚の巨人が奪われたらとんだ失態となってしまいます。

しかしエレンは手を緩めず、ついにそのときは来てしまいます。

水晶体は壊れ、中の本体であるヴィリーの妹は粉々になり、彼女の血がエレンの口の中に流れ込み、喉を通り、エレンはその血を飲みました。

 

エレンは、戦鎚の巨人の力を手に入れたのです。

 

顎の巨人は呆然とし、戦意を失っているように見えました。手を止めずに顎の巨人さえも奪おうとするエレンに、ガビとファルコの声は届いていたでしょうか。

ライナーを呼ぶ、2人の声に。

 

どうしてお前らは…

 

ライナーのこの言葉のあとに映し出されたのは、眩い光。

そして、エレンが振り返るとそこには鎧の巨人が少し姿を変えて立っており、

 

俺を…死なせてくれないんだ

 

というライナーの言葉でエピソード7が終了します。

 

正直、調査兵団がかなり強くなっていることに驚きました。そしてマーレ軍はそれに対応できていなかった気がします。

しかし気になるのはオニャンコポンというマーレの兵士。彼が裏切ったところでここまで優勢にことが進むとも思えません。もちろん超大型巨人の力を継承したことをマーレは知らなかったので、それだけでも大誤算です。

それにしてもですよ。マーレもそこまでぬるいとは思えないですが、おそらく4年の間にマーレが想像できる以上の進化をパラディ島が果たしたということなのだと思います。

ライナーに戦う気力が残っているのか、獣の巨人は本当に死んだのか(あんな簡単に死ぬはずないと思っている)、他に味方はいるのか。

次回知ることができればいいなと思います。

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子