こんばんは、はる子です。
今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。
前回は、エレンが鎖で繋がられていて、そこに白い服を着たヒストリアがやってくるというところで終わりました。
前回は色々と考えることが増えてしまって頭がパンクするかと思いました…エレンがいつ初めて巨人になったのかが気になってしまって思い出そうとしても記憶が曖昧でずっとモヤモヤしてしまいます。(笑)
早く答えが欲しいので早速いきましょう。
今回のタイトルは「罪」です。
エピソード6について
今回の冒頭は前回の最後、エレンが拘束されヒストリアがエレンに近づいてくるところから始まりました。エレンは口も拘束されていて話すことができないので、ヒストリアが一方的に話すことになります。
「私のお父さんはこれまでもこれからも、この壁に残された人類全ての味方なの。私たちには誤解があったんだよ」
うーん、どうしても洗脳されているようにしか見えない…何でしょう、何かを必死で弁明する時ってこんな感じに見えるのでしょうか?
ロッド・レイスもやってきて自分が説明すると言いますが、それよりもこの部屋?空間?が不思議な場所ですね。
氷にも見えますけど冷えているようにも見えないし、エレンはうっすら光っていると言っていました。お城のような広さがありますし何なら人を拘束するための場所に見えます。
(俺は、ここに…来たことが、ある…)
エレンはここに来たことがあると言いますが、私たちが見ていた限りではこの場所は見たことがありません。ロッド・レイスはエレンの心の声を聞いたかのように話し出します。
「どうした?君はここに来るのは初めてだぞ。だが見覚えがあっても不思議ではない。こうすれば彼は思い出すかもしれない」
そう言うとロッド・レイスとヒストリアは、エレンの背中に手のひらをそっと添えました。その瞬間、巨人化するときに出る火花のような、雷のような光が見え、信じ難い光景が広がります。
まず見えたのは、おそらくレイス家の全員です。全員ヒストリアが着ているような白い服を着ており、誰かを見て驚いた表情をしています。
次に見えるのは、おそらく長女のフリーダが手を噛み巨人化するシーン。エレンが見ている記憶の持ち主も巨人化しているように見え、その手はレイス家の家族を掴んでいます。
(違う…誰の記憶だ?)
エレンは自分が誰の記憶を見せられているのか把握しようと必死でした。そして次に見えたのは調査兵団の兵士。その次に見えたのは、エレンが持っている地下室の鍵でした。
そして、記憶の持ち主は注射を手に持ち嫌がるエレンに針を刺します。倒れたエレンは次の瞬間巨人化しますが、私たちが知っている巨人の姿ではありません。
その巨人の瞳に映っていたのは、
エレンの父親、グリシャでした。
そして、父親を食べてしまったことにその時のエレンは気付いていました。もしかしたらあまりに衝撃的な出来事だったので、エレンは忘れようとしてしまったのかもしれません。
「どうだ? 思い出したか? 父親の罪を」
何という冒頭でしょう、この後オープニングに入りますが、まさかオープニング前にずっと気になっていたことが解決するとは思っていなかったので、とてもスッキリしました。(笑)
エレンが食べてしまったのは父親のグリシャだったんですね。だからみんなで戦った時にはすでに巨人化から人間に戻れたと。
父親の巨人の力は何だったのでしょう…私が見逃している可能性もありますよね…一難去ってまた一難とはこのこと…とにかくとんだ冒頭でした。
ヒストリアの記憶
ヒストリアが住んでいたとされる牧場で、レイス家の長女フリーダと楽しそうに話しているヒストリア。
本の中で登場する少女「クリスタ」のような女の子らしい子になって欲しいと言われると、ヒストリアは「お姉ちゃんみたいになりたい」と言いフリーダを喜ばせます。
しかしフリーダは「今日も私のことは忘れてね」と言うとヒストリアの額に自分の額を重ね、小さな光が光るとともにヒストリアはフリーダを忘れていました。
このことを思い出したヒストリアは「何で今まで忘れてたんだろう」と衝撃を受けた表情で話します。
「私は1人じゃなかった。私にはあのお姉さんがいた。私に本を…読み書きを教えてくれた…優しくしてくれた…あの人のことを忘れるなんて」
ロッド・レイスはフリーダが会っているのを知らなかったようですが、ヒストリアに彼女は腹違いの姉であることを告げます。
そして、ヒストリアが忘れていたのはフリーダがヒストリアの記憶を消していたからで、それはヒストリアを守るためだと言うロッド・レイス。
記憶を消した?
ここで頭に浮かんだのはエルヴィンの父親の仮説です。レイス家が代々記憶を消すことができる巨人の力を持っているのであれば、エルヴィンの父親の仮説の信憑性が一気に増します。
ヒストリアは、フリーダに会ってお礼がしたいと言いますが、察して分かる通りフリーダはもうこの世にはいません。
「私には5人の子供がいた。しかし妻も、フリーダを含む子供たちも全員、5年前ここで彼の父親グリシャ・イェーガーに殺されたのだ」
エレンは現状を理解することができていませんでしたが、ロッド・レイスは言葉を続けます。
「グリシャは巨人の力を持つ者だった。彼が何者なのかは分からないが、目的はレイス家が持つある「力」を奪うこと。グリシャが求めるその力とは、フリーダの中に宿る巨人の力だった。フリーダの巨人は全ての巨人の頂点に立つ存在。いわば無敵の力を持つ巨人だった。
だが、それを使いこなすにはまだ経験が足りなかったようだ。フリーダは真価を発揮することなくグリシャに喰われ、力は奪われてしまった。
そのうえ彼は我々一家に襲いかかった。レイス家を根絶やしにするためだ。14歳のディルクと12歳のエーベルを叩き潰し、10歳のフロリアンを抱えた妻ごと踏みつけ、最後は長男のウルクリンを握りつぶした。くしくもその場から生き残ったのは私だけだった」
何点か気になるところが。まず「無敵の力を持つ巨人」という表現が曖昧でどんな力なのかが分からないこと。そしてなぜロッド・レイスだけ逃げたのかということです。母親がそうだったように父親も子供を守ろうとしてもいいとは思うのですが、人それぞれということでとりあえず置いておきます。
ヒストリアはエレンに対して「どうしてそんな酷いことができるの?」と聞きますが、その答えを1番聞きたいのはエレンだと思います。
「おいおいおいおいおいおい!」
足音が聞こえてきて現れたのはケニーでした。ケニーは外で起きている状況を全てロッド・レイスに説明し早くするよう伝えると、ロッド・レイスから入り口を守るよう言われます。
前回のハンジの話だと、ここは礼拝堂である可能性が高いので、リヴァイはまたケニーと対面することになるかもしれませんね。
その頃調査兵団は、着々と出発の準備をしていました。
ピクシスはエルヴィンを呼び止め、父親の仮説が正しかった可能性が高いことを伝えました。拷問を受けた憲兵たちがすぐに話したのですね。
これでエルヴィンの父親の仮説が仮説ではなく真実である可能性が非常に高いことが分かりましたね。壁の中の人類が自分たちの先祖の歴史を知らないのには、ちゃんと理由があったのです。
エルヴィンは兵士たちに号令をかけ、礼拝堂へと出発しました。
アッカーマンの歴史
リヴァイ班も礼拝堂へと向かっていましたが、リヴァイはとにかくケニーに気をつけろと言います。
「脅威の度合いで言えば、敵に俺がいると思え」と言うくらいにリヴァイはケニーの実力を身をもって知っているのでしょう。
しかしハンジは、一緒に住んでいたのにそれしか情報がないとはどう言うことかとリヴァイに聞きます。リヴァイはフルネームを知ったのも最近だと言いますが、ミカサに話を振ります。
「お前の親戚だったりしてな」
そう、ミカサと姓が同じなんですよね。ミカサは、アッカーマンは父親の姓で都市部で迫害を受けていたと聞いたことを話します。
東洋人である母親と、迫害を受けたアッカーマン家はお互い壁の端の山奥に追い詰められた者同士で出会って夫婦となったと。
なぜアッカーマン家が迫害されていたかは分からないとミカサは言いますが、リヴァイはあることを聞きます。
「お前、ある時突然力に目覚めたような感覚を経験したことがあるか?」
ミカサはすぐに、小さい時に体験したあのことを思い出し「あります」と答えます。
するとリヴァイはケニーにもその経験があると言い、何と自分にもその経験があると言うのです。
もしアッカーマンという血が関係しているのだとしたら、リヴァイにもアッカーマンの血が流れていることになりますよね。
また1つ謎が深まってしまいました…おそらくアッカーマン家で繋がっているのだとは思いますが、はっきりと聞きたいものです。
ケニーの記憶
礼拝堂でリヴァイたちが到着するのを待っていたケニーは、過去のことを振り返っているようでした。
ケニーは彼の祖父と話しているようでしたが、祖父は病気のようで横になっていました。
ケニーは分家が地方へ移ってもなお貧しい生活を強いられていることを祖父に伝え「かつてのアッカーマン家は王側近の武家だったそうじゃねえか」と話します。
「一体何をやればここまで王政に恨まれる?」
ケニーが祖父に聞くと、アッカーマン家は恨まれているのではなく恐れられているのだと言います。それは、王がアッカーマン家を操ることができなかったからだと。
「王は巨人の力を代々受け継ぎ保持しておる。その力は強大で、人類全ての記憶を改ざんし過去を忘れさせることができる。少数の血族を除いてな。その中で王政に背を向けた家が2つあった。それが東洋の一族とアッカーマン家だ」
これが真実なのですね。つまり、ミカサは代々王に仕えていた一族同士の子供ということにもなります。しかし王が操ることができず、さらに背を向けたことでそれぞれ迫害されてしまったと。
ケニーはここでさらに興味深い話をしてくれます。妹を見つけたと祖父に話すのです。
妹の名前はクシェルといい、地下街の娼館で働いていたところ客の子をみごもったそうです。そして産むと言って聞かなかったと。
次の瞬間にリヴァイが映ったことも加味すると、おそらくケニーの妹であるクシェルが産んだ子供というのがリヴァイなのだと思います。
つまり、ケニーはリヴァイにとって伯父ということになりますね。ケニーがリヴァイと一緒に住んでいたことがある理由についてはまだ分かりませんが、少なくともケニーとリヴァイは血縁関係である可能性が高いことも分かりました。
リヴァイ班は礼拝堂にたどり着き、地下へと続く隠し扉を発見します。エレンが拘束されていたのは礼拝堂の地下だったのですね。
リヴァイ班は色々と準備をしたようでしたが、それは中で待ち構えている中央憲兵の人間も同じでした。
カーフェン(ケニーと一緒にいた女性です)が指揮を執るようですが、リヴァイを警戒しています。エレンたちを追いかけて街中を飛び回っていた時、完璧な奇襲であったにも関わらずリヴァイは中央憲兵の人間を12人も殺していました。警戒するのは当然ですね。
カーフェンたちはリヴァイ班よりも大人数に見えましたが、リヴァイ班が全員生きてエレンとヒストリアに再会できることを祈るしかありません。
そしてカーフェンたちにも信条があるようでした。「最後まで信じてみよう。この世界を盤上ごとひっくり返すというケニーの夢を」という言葉があったので、ケニーが思う夢に彼らも共感したのでしょう。
「お前ら、手を汚す覚悟の方はどうだ?」
リヴァイが全員に「手を汚す覚悟」はできたのか尋ねますが、返事をしない代わりに表情が映し出されました。
「やったるわ」という表情ではありませんが、それぞれが「やるしかない」という意味で覚悟を決めた表情に私は見えました。
リヴァイは「良さそうだな」と言いケニーがゆっくりと歩くシーンでエピソード6が終了します。
正直、もう少し疑問の答えを先延ばしにされると思っていたので、たくさん答えを知ることができて感想としては嬉しかったです。
エレンが父親であるグリシャを食べてしまったこと、レイス家はグリシャが殺してしまったこと、レイス家が記憶を消していたのは事実であったこと、ケニーとリヴァイは血縁関係であったこと。
本当にたくさんのことを知ることができました。
さて、次回はおそらくリヴァイ班vs中央憲兵の戦いになるかと思いますが皆さん準備はできていますでしょうか?
私は気合を入れて見ていこうと思います、そして語っていこうと思いますね。
どうなるのか楽しみでもあり、不安でもありますがきちんと見届けたいと思います。
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子