はる子の趣味部屋

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進撃の巨人について語りたい42

こんばんは、はる子です。

 

今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

前回は、ボコボコにされたエルヴィンが王の前へ突き出され「最期に言いたいことはあるか」と聞かれたところで終わりました。

きっとこのエピソードでことは動くと感じていますが、どう動くのかは全く見えていません。どうなるのでしょうか。

早速いきましょう。

今回のタイトルは「回答」です。

 

エピソード5について

冒頭は前回のおさらいのような感じで始まりました。

フレーゲルの覚悟に、リヴァイの拷問に、エルヴィンの意味深な言葉。

今最も気になるのはエルヴィンがどうなるのかと、タイトルの「回答」です。こんなタイトル付けられたら、前回のストーリーもあいまって期待してしまうじゃないですか…

何に対する「回答」が聞けるのか楽しみです。

 

クーデター

街中は調査兵団団長のエルヴィンが処刑されるとの話題で持ちきりでした。処刑台も準備されていましたね。

エルヴィンは王の前で最期の言葉を言うべく口を開きます。

 

調査兵団を失うということは、人類の矛を失うことを意味します。迫りくる敵から身を守るのは盾ではなく、脅威を排除する矛です。

例えば今この瞬間、ウォール・ローゼが破られたとします。ウォール・ローゼの住民を再びウォール・シーナ内に避難させることになりますが、先日の避難で食糧の備蓄は底をついており、数日と持ちません。瞬く間に住民のほとんどが、生存競争を強いられることになるでしょう。

ウォール・ローゼとシーナ、二分した人類による内戦の開始を意味します。よしんば壁が破られないにせよ、すでに食糧不足はウォール・ローゼで慢性化しています。

ウォール・シーナの壁を破るのは巨人ではなく、ウォール・ローゼの住民である可能性はゼロではありません。

ウォール・マリア奪還。行き詰まった人類の未来を切り開くには、それしかありません

 

王の左右にそれぞれ2人、合計4人の側近がいますがどれもポンコツなようでした。私たちの世界でいう法律がこの世界にもあるようで、ポンコツ側近のうちの1人が憲章を語ります。

 

人類憲章第6条、個々の利益を優先し人類の存続を脅かすべからず

 

エルヴィンはこれに違反していると言うのです。

エレンを私物化したあげく誘拐し隠匿、それに関わったリーブス商会のディモ・リーブスを殺したためだと訴えました。

ここでポンコツ側近のうちのもう1人がピクシスに話を振ります。

 

駐屯兵団と調査兵団は前線で命を張る者同士、親密な関係を築いておったようだが

 

つまり、お前らは調査兵団の側についているのかという確認ですよね。

 

我々が調査兵団に同調すると思われるのは心外ですな。人同士の殺し合いほど愚かな話はない。調査兵団がその火種となるなら、今のうちに消すべきでしょう

 

セリフを抜粋すると、ピクシスはこのように答えるのですね。このセリフを聞いたナイルは思わず驚いてピクシスの方を見ます。

私も一抹の不安が頭をよぎりますが、ピクシスが大物だと信じて疑わないので彼がエルヴィンを裏切るなんてことはないだろうと踏んでいます。

側近が協議に入るといい、陛下に確認をとりますが返事をしない陛下。いやこれ偽物だし…なぜ口を開かないのか…

前から決まっていたくせに!と言いたくなるほど清々しくエルヴィンの死刑を言い渡す側近。これは即時実行されるものであるとし、エルヴィンを処刑台に連れていくよう指示を出します。

ナイルは心の中で焦ります。これでいいのかエルヴィンと何度も心の中で呟きますが、私もここからの打破の方法が全く想像できません。

すると、

 

エルヴィンの微笑み。

 

驚くナイルと私をよそに勢いよく開く扉。

入ってきた兵士はアンカという名前で、皆さん覚えているか分かりませんが、物語の最初の方で、壁の上でお酒を飲んでいたピクシスの頭を叩いた女性兵士です。ピクシスの側近ですね。

 

「ウォール・ローゼが、突破されました!」

 

え?嘘でしょ?いま?

慌てる私とナイル。ナイルの家族はウォール・ローゼ東区に住んでいると言っていたのでなおさら驚いたでしょう。

東区から避難する人で扉の前はいっぱいだと報告するアンカ。すかさずピクシスは大声で指示を出します。

 

退避経路を確保せよ!駐屯兵団前線部隊は全兵力を東区に集結させ、住民をウォール・シーナに誘導せよ!みな急げ!住民の避難が最優先じゃ!

だめだ!!

 

側近が大声で叫び、言葉を続けます。

 

ウォール・シーナの扉を全て閉鎖せよ!避難民を何人たりとも入れてはならんぞ!

 

清々しいほどのクズっぷりに思わず鼻で笑ってしまいました。つまり、彼らは自分たちが生き残ることができればそれで十分なのです。

ピクシスはアンカに目配せをし、アンカはそっと部屋を後にします。

そして、側近たちはコソコソ話していたのかもしれませんが、私には全部聞こえていましたよ。あなたたちの会話。

側近4人は全てを知っているようでした。とりあえず目の前に座っている王が王ではないこと、「力が見つかっている」という発言、「器が受け止めるまで持ちこたえれば良い」という発言。

エレンがその「力」であることは予想できるのですが、「器」が誰なのかが分かりません。ヒストリア?現状から言えばヒストリアですが、彼女が巨人になれるのでしょうか?

ウォール・シーナの扉を閉じるという命令に、エルヴィンの言葉を思い出すナイル。

 

選ぶのは誰だ? 誰が選ぶ?

 

そして、ナイルは決断します。命令には従わないと。怒る側近の前に、ある人物が現れます。

 

私も加勢しよう

 

ダリス・ザックレー。

 

エレンの裁判をした時の裁判長のような役割をしていた人物です。覚えていますか?彼は総統と呼ばれているのでそもそも決定権はこの人にあってもいいんじゃ…と思いましたが、王制政治なんですね多分。(理解できていない…すみません…)

アンカが先ほど飛びたして行ったのは、ザックレーを呼びに行っていたようでした。

 

先ほどの報告は誤報です、ご安心ください

 

良かったー、映像まで流れたので本当に破られたのかと思いわたわたしてしまった。ですが、なぜそんな嘘をついたのか。もうなんとなく分かりませんか?

ここで、こちら側が持っているカードを切る番がやってきました。エルヴィンが「ピクシス司令に委ねた」と言っていたのはこのことだったのですね。

ピクシスは自分が首謀者だと言い、「もしもあなた方政府が人類を救えるのであれば、エルヴィンを処刑台に送っても良いと思っていた」と話します。

しかし、巨人襲来の誤報でそれが間違っていたことに気付いたと言います。

 

今あなた方が答えをくれましたわい。例え巨人の力や成り立ちに関して無知であろうと、我々の方があなた方よりは多くの命を生かせましょう

 

例に漏れずピーピーと騒ぐ側近に、ピクシスがとどめを刺します。

 

これはただの脅しではない、クーデターじゃ

 

中央憲兵は制圧され、側近はピクシスたちに王が偽物であるとバレていたことをここで知ります。

 

これが本当に非常時であったなら、あなた方の先ほどの判断こそ、人類憲章第6条違反。さらに、偽りの王をたて政治を私(わたくし)したことを加えれば、極刑に値するかと

 

エルヴィンもここでやっと口を開きます。それにしても「政治を私する」という言葉があること、知りませんでした。無知…

側近と偽物の王は終わり、部屋から連れ出されエルヴィンは手錠を外されました。ナイルは「嬉しくないのか?」と聞いたエルヴィンの言葉に、私はまた混乱します。

 

ナイル、人類はより険しい道を歩まざるをえなくなったぞ

 

1人1人の選択

リヴァイ班たちに向かってきていた人物は、ハンジとモブリットでした。彼らは全て終わったことを知らせにやってきたのです。

冤罪だったこと、王制側の圧力、王が偽物であることまで新聞に書かれていました。そしてリヴァイ班にも正当防衛が認められ、自由の身になったことをハンジは話します。喜んでいるリヴァイ班が可愛すぎました。

「とんだ大博打だったな」と言うリヴァイに対して、ハンジはこう言います。

 

ああ。でもエルヴィンたちだけじゃない。1人1人の選択が、世界を変えたんだ

 

ここで映し出されたのは、リーブス親子にマルロとジャン、新聞記者、そしてザックレーの姿でした。

このどれもが欠けても、この結果にはならなかったかもしれません。そう考えると、小さく感じるかもしれない選択が、のちに大きな変化を起こすことになるというハンジの「世界を変えた」という言葉に通じると思います。

しかしまだエレンとヒストリアの居場所が分かった訳ではありません。まだ残っている憲兵、つまりはケニーたちも探さなければなりません。

 

ザックレーとエルヴィンが乗る馬車の中で、エルヴィンは自分がした選択は人類のためにはならないかもしれない、と話していました。

なぜなら100年以上、王政はなんだかんだ人類を生かしてきたからです。

「だったらなぜそうしなかった?」とザックレーに聞かれ答えようとするエルヴィンでしたが、先にザックレーの意見を聞くことになります。

彼はただ、やつらが気に食わなかったからだと話します…(笑)

もしかしたらこの人は、そこまで人類がどうなど考えていないのかもしれません。しかし1つだけ賛同するとすれば「偉そうなやつと偉くないのに偉いやつが気に食わなかった」というところですかね。(笑)

そしてエルヴィンは、死にたくなかったためにこの選択をしたのだろうとザックレーは言い、エルヴィン自身も「自分はとんだ思い上がりをしていたようです」と認めているように感じました。

しかしエルヴィンは、死にたくないというよりも、夢を叶えたいという気持ちの方が強いようです。父親の仮説を確かめるという、夢。そのためにこの選択を優先したのだと、エルヴィンは言っている気がしました。

 

レイス家の真実

ハンジは、荷馬車に乗りながらエレンとヒストリアの居場所の手がかりとなるであろうレイス家の情報をリヴァイ班に伝えようとしていました。前回エルヴィンが言っていた、レイス卿領地の調査報告書ですね。

それによると5年前レイス家を襲った事件について書かれており、その事件というのは5年前のウォール・マリア襲撃の日に起こった事件でした。

ロッド・レイスは5人の子供を持ち、特に長女のフリーダは領民からも好かれていたという情報もありました。

しかしあの日の夜、村唯一の礼拝堂が焼け落ち、レイス家は運悪くその中で祈りを捧げていたと言います。生き残ったのはロッド・レイス1人だけで、その他の家族は全員盗賊に殺されてしまったと。

その数日後に、ヒストリアの母親が中央憲兵に殺されました。ロッド・レイスは、自分の家族が殺されてしまってたった数日しか経っていないにも関わらず、ヒストリアを手元に置いておくために動いたことになります。

不気味ですよね?怪しいですよね?裏がありそうですよね?私はそう思います。

ですがハンジはそれよりも、石造りの礼拝堂が全焼したことに疑問を抱いており、その場に巨人がいなかったと言う方が難しいと言います。

もしその場に本当に盗賊がいたのなら、燃やしたりせずさっさと逃げるべきですし、火をつける必要がありません。しかもその盗賊を見たと言っているのはロッド・レイスただ1人。

もしかして、ロッド・レイスが巨人?でもだとするとヒストリアはいらないですよね?うーん…疑わしきは罰せずと言いますが、これは怪しすぎます。

ハンジはその考えをリヴァイ班に伝え、調査兵団も向かっていますが夜が明ける頃に到着するのでは遅いと、リヴァイ班全員でこの礼拝堂に向かっているのだと思いました。

ここで私としたことが全く想像もできなかったことをアルミンが教えてくれました。

 

巨人になれる人間を巨人が食べることによってその能力が継承される。もしそれが本当だとしたら、エレンはいつ、どうやって巨人になり、誰を食べて能力を得たんだろう

 

いや、そうだよ忘れてた。

 

エレンもユミルと全く同じ現象で巨人になり人間にもなれるんでしたよね。

ユミルが話していたことが本当だとするならば、それはつまりエレンも巨人になった時に、能力を持つ誰かを食べたことになります。

頭がぐちゃぐちゃでもう言葉がうまく出てきません。エレンが初めて巨人になったのはアルミンを助けて巨人に飲み込まれた際、巨人の腹から出てきた時だと思いますが、その前に巨人化して人間を食べていないといけないことになります。

謎が解決するばかりか深まってしまいました…

そしてやっと、やっとエレンを見ることができます。

ですがエレンは両腕、両足に鎖をつけ、口には噛むことができないように鉄製の何かを咥えさせられています。

エレンが目を覚ます前に見た映像に写っていたのは、黒髪の女性。誰なのかは分かりませんが、予想だと長女のフリーダです。

目を覚ましたエレンは身動きが取れないことに苛立っていましたが、そこへ現れたのは白い服を着たヒストリアでした。

 

ここでエピソード5が終了します。

いやもう、ヒストリア巨人になれるんじゃんとしか思えないですよね?ロッド・レイスが巨人になって暴れて、礼拝堂も壊して火をつけたのかな?と思いましたがそんなことをする理由は今のところ見当たりませんし。

かといって礼拝堂にいたであろうとされる巨人がヒストリアであったという可能性も低そうですし…

そして、エレン。

エレンはいつ巨人になったのか。

私たちが見ていた巨人化エレンは、あれよりも前に人間を食べていないと辻褄が合いません。なぜなら、みんなの前で人間の姿に戻ったからです。

つまり、あれより前にエレンは巨人になっているということですよね…?いつ?どこで?誰を食べた?

考えても答えが出ない謎ばかりが増えていきますが、次回でも謎が増えるのかと思うと心が重くなります。(笑)

次回に期待するしかありません。

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子