こんばんは、はる子です。
今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。
前回は、リヴァイがケニーという男と対面したところでエピソードが終わりました。
どうやら2人は昔一緒に住んでいたようでしたが、どのような関係性なのかが今回のエピソードで見ることができたらいいなと思っています。
今回のタイトルは「痛み」です。
エピソード2について
今回の冒頭は、前回の最後から始まります。
このケニーという男がどのような人物なのかはまだ分かりませんが、個人的には好きなキャラクターです。
そしてケニーの雰囲気と声がとても合っている気がしてそこも好きな理由の1つです。
リヴァイは大声でケニーの名前を叫んだあと、刃物をケニーに向かって投げますがケニーは避けてまた銃を発射しました。
ここでケニーが「バキュン!」と言うのですが、このなんとも言えないおちゃらけた態度が好きなのかもしれません。
リヴァイは立体機動装置で街中に飛び出していくところでオープニングに入るのですが、正直
リヴァイかっこいい。(笑)
嘘はつけません、ここのリヴァイはとてもかっこいいです。リヴァイからしたら命がかかっている場面なのでそれどころではないのは分かります。
でも、かっこいい。(笑)
リヴァイとケニー
リヴァイはエレンとヒストリアが乗せられている馬車を追いかけ街中を飛び回っていますが、エレンとヒストリアは麻酔銃のようなものを撃たれて眠ってしまいます。
必死で彼らを追いかけるリヴァイですが、敵の数が多くそちらをさばくので精一杯といった状況でした。正直、このシーンはリヴァイのファンを増やすためのものでしかないと思っています。(笑)
そして、リヴァイがなぜ兵長なのかを改めて実感する場面でもありますね。
立体機動装置の使い方が恐ろしいほどに完璧で、軽く負傷はしますが捕まりはしません。しかし、逃げる一方です。
そしてケニーも追いかけてきているのをリヴァイは確認します。
リヴァイが逃げ場として選んだのは酒場でした。立体機動装置を使って酒場に真っ直ぐに突っ込んで行きましたね。
驚く客と「い、いらっしゃいませ!」と涙目で言う店主が不憫でした。(笑)
しかしすかさずケニーは酒場の前までやってきて、もう一度ど派手な登場をします。
「見ぃつけた!!」
こう言いながらジャンプで入店したケニー。
「憲兵様が悪党を殺しに来たぜ、バン!バン!」
ケニーが憲兵の人間だろうということは気付いてはいましたが、ここでケニーの口から聞くことになりました。
それにしてもケニーのこの人を舐めたような口ぶりと態度が気になります。
不快というわけではなく、なぜこんなキャラクターなのかに興味があります。
リヴァイのこの言葉の意味はもう少し先で知ることになりそうですが、ケニーは憲兵を殺しまくったにも関わらず、憲兵として動いているということになりますね。
そもそも2人の関係性がまず気になります。以前は一緒にいたのだとしたら、何かが起こって対立していることになるので、その辺りも掘り下げてほしいですね。
「袋のネズミという言葉を俺は教えなかったか?」
ケニーの言葉で場面が変わると、酒場の外は憲兵だらけでリヴァイの逃げ場がないことを意味しています。
リヴァイは酒場の中のカウンター裏に身を隠しながら話しているのですが、そこに椅子をぶん投げ少し過去の話をしてくれます。
「俺らはごみ溜めの中で生きるしかなかった。その日を生きるのに精一杯でよ、世界はどうやら広いらしいと知った日はそりゃ深く傷ついたもんだ」
この言葉から読み取るに、リヴァイとケニーは裕福な暮らしではなくどちらかというと日々の生活に困っていたようですね。
以前、元リヴァイ班のペトラがリヴァイについて少し話してくれているシーンがありましたが、ペトラによるとリヴァイは地下街でごろつきをしていたという内容でした。
もしかしたらその頃にケニーと関係があったのかもしれません。
ケニーは「やりたいことが見つかった」と言い「人生を豊かにしてくれるのは趣味だな」と話します。
リヴァイは「俺の部下の頭を吹っ飛ばしたのもあんたの趣味か?」と言いながら、目の前の壁棚にある酒の瓶をラベルがある向きからラベルのない、ケニーが映る向きへと変えます。
「大いなる目的のためなら殺しまくりだ」とケニーは答え、リヴァイにも同意を求めます。
「ああ」
リヴァイは同意するや否や酒場に置いてあった銃を、瓶に映るケニーの姿だけを頼りに撃ち放ちます。
はいここもかっこいい。これはかっこよすぎて数回戻して見ました。(笑)是非見てほしいです。
ケニーは店の外に吹っ飛び、リヴァイは店主に礼を言って動き始めます。
ケニーが椅子を投げたようにリヴァイも椅子をおとりにして店を出ると、外で待ち構えていた憲兵を次々と殺していきます。
倒れたままのケニーに以前一緒にいたカーフェンという女性が近づいてきてケニーに聞きます。
「隊長、やっと死んだんですか?」
どうやらこの2人は波長が合うらしいです。カーフェンも言葉選びが絶妙で、この2人の組み合わせが好きです。
酒場は護身用に銃を保持することが認められていて、その事実を知っていたリヴァイが銃を使って反撃してきたことに成長を感じると言ったケニーに対して「よかったですね」と返すカーフェン。
「いいわけねえだろ。俺の夢が遠のいちまうだろうが」
気になりますねえ。ケニーの夢とは何でしょう。
人との闘い
いち早く銃声に気づいたサシャがミカサ、アルミン、コニー、ジャンにそれを伝えるとミカサが口を開きます。
「兵士長からの伝言はこう。これからは、巨人だけじゃなく人と闘うことになる」
そう言って飛び出していくミカサでしたが、他のメンバーは明らかに動揺していましたね。
途中でエレンとヒストリアを見つけるリヴァイ班でしたが、そのあとをリヴァイが1人で追っているのを確認します。そして、リヴァイの行先を止めようとした憲兵をリヴァイが殺すところを見てしまうのですね。
ここで1番動揺していたのはジャンでした。
巨人は敵として認識し殺すことができても、人を殺すことはモラルに反することと認識しているでしょう。当然動揺しますよね。
「エレンたちを取り戻すためには躊躇するな。殺せる時は殺せ、分かったか!」
リヴァイの言葉に反応したのはミカサだけだったように感じます。ジャンは言葉が出ない、思考が停止しているかのように見えましたね。
リヴァイはアルミンとジャンに馬車を任せ、他を援護に回しましたがジャンは馬車を動かしていた女性に対して「動くな!」と言い剣を向けることしかできません。
当然女性は言うことを聞かずジャンに銃口を向けます。
それに気づいたミカサはジャンの方へと助けに行きますが、ミカサがたどり着くより先に銃声が鳴り響き、画面が血だらけになるところで場面は変わりますが、結論から言うと銃を撃ったのは女性ではなくアルミンでした。
ジャンを助けるために、アルミンは引き金を引き女性を殺したのです。
アルミンは泣きながら吐いて取り乱していましたが、結局この時の混乱でエレンとヒストリアは憲兵に奪われてしまいました。
リヴァイ班で今後どうするか考えている時に、アルミンがジャンに切り出します。
「何で先に撃ったのは僕なんだろう?」
アルミンは、相手の女性がジャンを撃つ気だったのならば、自分が銃口を向けた時にはすでにジャンは死んでいたはずだと話しました。
この質問にジャンが答えられないでいると、リヴァイが代わりに答えます。
「相手が一瞬撃つのを躊躇した。そうだろ?」
ジャンは女性の顔をはっきりと見ていて、その表情からは躊躇いを感じ取っていたのですね。
しかしジャンの命を守ろうとして撃ったアルミンは、女性の背後にいました。
つまり、アルミンは女性の表情は見えず、ジャンを助けるためだけに引き金を引いたことになります。
ジャンは自分がすぐに相手の女性を殺せなかったことをアルミンに謝りますが、アルミンはその事実に打ちひしがれているように感じました。
「そうだったんだ。僕が殺した人は、きっと優しい人だったんだろうな。僕なんかよりずっと人間らしい人だった。僕はすぐに引き金を引けたのに…」
アルミンは、心の優しい、友達思いの人間だと思うので特に自分がしたことが信じられないし許せないと思ってしまっているかもしれません。
しかしリヴァイがアルミンに言います。
「アルミン、お前の手はもう汚れちまったんだ。以前のお前には戻れねえよ。新しい自分を受け入れろ。もし今もお前の手がキレイなまんまだったらな、今ここにジャンはいないだろ。
お前が引き金をすぐに引けたのは、仲間が殺されそうになっていたからだ。アルミン、お前が手を汚してくれたおかげで俺たちは仲間を1人なくさずに済んだ。ありがとう」
おそらく今のアルミンにはあまり響かない言葉かもしれませんが、それでもこう思って進んでいくしかないのだろうと思います。
どちらも銃口を向けた場合、生き残るのは片方です。
アルミンは自分の仲間を守るために引き金を引いた、ただそれだけです。女性が自分の身を守ろうと引き金をひこうとしたのと同じように。
ここでリヴァイたちは捕らえていた「会長」に話を聞くことにします。物語の冒頭で巨人が侵入してきた際に逃げ道を荷馬車で塞いでいたおじさんを覚えているでしょうか?
この人物はディモ・リーブスという名前で、リーブス商会をやっている会長さんですね。
中央憲兵に指示されてやっただけで、失敗したので全財産が没収されるとぼやき、さらに彼は「家族や部下共どもが何らかの事故に遭って死ぬだろう」と言うのです。口封じをされるということでしょう。
リヴァイはそこに漬け込み、このまま黙って殺されていいのかとリーブスに話します。
リーブスは結果的にリヴァイたちに協力し、リヴァイ班は憲兵のサネスとラルフを手に入れました。みなさんサネスは覚えていますか?ニック司祭を拷問した挙句に殺した第一憲兵の人間です。今度は彼らが拷問されるターンとなってしまいます。
真実
その頃ハンジとモブリットは、エルヴィンに大変なことになったと報告します。
1つはエレンとヒストリアが捕まってしまったこと、そしてもう1つは前回エレンがハンジに渡した紙に書かれていたことについてです。
「ユミルとベルトルトが話していたことが真実だとすると、早く救出しないとエレンは喰われる」とハンジは言ったのです。
つまり、エレンは巨人化した誰かに喰われるということですよね…その目的も何もかも分からない状態なので、エレンが喰われる理由は分かりませんがとにかくすぐに救出しなければならなくなりました。
だからリヴァイ班はエレンとヒストリアの場所を聞くためにサネスたちを拷問する予定なのですね。
予定通りサネスを拷問するリヴァイとハンジですが、なかなか真実を話しません。しかし拷問の痛みに涙し「こんなに痛かったんだな…」とサネスは言います。
サネスが語り出したことが真実だとすると、第一憲兵は王に使われている始末者のようなもので、邪魔者たちを消していく役目をしていたようです。
それでもエレンたちの場所を話さないサネスに、リヴァイたちは仕掛けます。
もう1人の憲兵ラルフに台詞を読ませ、それをわざとサネスに聞かせたのです。ラルフが爪1枚で全て喋ったこと、サネスにはうんざりしていたこと、自分のことばかり心配している様子を見せました。
すると効果はてきめんで、サネスはある真実をこぼします。
「レイス家が本当の王家だ」
つまり、ヒストリアは王女ということになります…
しかし彼女は正妻の子ではないため、不当な扱いを受けていたはずですよね?ならばヒストリアは王家にとってむしろ必要ない存在のはず。
それなのにヒストリアと、それにエレンも連れ去りエレンを何者かに食べさせようとしている。
ヒストリアが実は巨人で、エレンを食べることで何かしらのメリットがあるのか?分からないことだらけですが、なんとか頭を整理して見続ける必要があります。
リーブスは息子が用を足している間馬車を降りて待っていたのですが、ケニーが背後からやってきて喉を切り裂き殺してしまいます。これが「切り裂きケニー」の名前の理由でしょうね。
息子のフレーゲルは父親が殺されたのを目の当たりにし、涙しますがケニーたちに自分がバレなよう隠れます。
アルミンたちは、ヒストリアが正当な王位継承者であることを知り驚きを隠せません。
サネスから聞き出した情報から察するに、エレンとヒストリアはロッド・レイス、つまりヒストリアの父親の元にいる可能性が高いと考えており、その考えは当たっていました。
ヒストリアは、ロッド・レイスに抱きしめられ「今まですまなかった」と謝られていて、その横でエレンがさるぐつわのようなものを咥えながら横たわっているシーンでエピソード2は終了します。
どんどん巨人の核心に迫っている感じがしてワクワクしますが、シーズン3からは人とも闘わなければならなくなりました。
そしてリヴァイ班が人を殺すことに当然のように躊躇っていることにホッとしていますが不安でもあります。
自分や仲間を守るために、アルミンのようにすぐ行動できなければ命を失うからです。
あとは、個人的な意見で本当に申し訳なのですが、ロッド・レイスの顔が怖いです…何を考えているのか読み取れず表情も同じでとても怖く感じます…
エレンが喰われるという意味と、レイス家が王家だということ、そして人間との闘いが今後どうなっていくのか気になりますね。
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子