こんばんは、はる子です。
今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。
シーズン2が終了し、今日からシーズン3に突入します。
シーズン2の最後はとんでもないことがたくさん起こりました。
ハンネスの死やエレンが「座標」を手に入れたこと、そして最後の獣の巨人と思われる人間。
気になることが多すぎますが、1つ1つ紐解いていけたらいいなと思っています。
皆さんもついてきてくれると嬉しいです。
いきましょう。
今回のタイトルは「狼煙(のろし)」です。
エピソード1について
エピソードの冒頭は、綺麗な空と鳥、そしてエレンの言葉から始まります。心なしか波の音も聞こえますね。
「『壁の向こうには海がある』と、アルミンが言った。海の向こうには、俺は、何があると思ってたんだろう?」
なんとなく、これはシーズンの最後の映像に感じますね。
「何があると思っていたんだろう」という言葉は、何かを実際に知った後、見た後に出てくる言葉だと思います。
そして新しいオープニング、これ見るとネタバレ感があるんですけど…(笑)誰?という人物がいたり、リヴァイの小さい頃だったり…何が起こるのかワクワクする反面、心臓がバクバクしてきます。
しかしエレンたちも大人の顔になってきていますね。
新リヴァイ班
まず最初に言いたいのは、みんなの声がちゃんと成長していること。さすがです。
そして新しいリヴァイ班に選ばれたのは、エレン、ヒストリア、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャのようですね。
どうやらエレンとヒストリアを守るための班のようです。
ご存じの通りリヴァイは掃除にはうるさいのですが、真面目に掃除しているのはエレンだけ。(笑)
この場所がどこなのかまだ分かりませんが、小屋のようなところにいて掃除をしていました。
サシャは相変わらずで、持ってきた食糧をポッケナイナイしようとしてアルミンにバレていました。可愛い。
しかし全く掃除が捗っていないところにリヴァイが戻ってきて、机の下を触ります。
リヴァイ、怖い…
リヴァイはエレンに、ハンジが実験をしたくてうずうずしていると伝えると、場面は実験シーンへと移ります。
エレンの実験
こちらもご存じの通り巨人好きのハンジのため、エレンの実験に大興奮ですね。
どうやら硬質化するための実験のようですが、なかなかうまくいかないようで巨人化したエレンは痩せ細っています。
「人類の明日が君に懸かっているんだ、立ってくれー!」
とハンジは言いますが、エレンに立つ気配はありません。
エレンの様子がいつもと違うことを指摘するリヴァイ。
「もう10メートルもねえし、所々の肉も足りてねえ。そしてエレンのケツが出ている」
そうなんです、地面に倒れ込んでいるエレンは、骨と皮みたいになってしまっていて肉がほとんどありません。
だからなのか、うなじからエレンの体がほとんど見えてしまっています。ケツではありません、リヴァイの口が悪いだけです。(笑)
ハンジはエレンに「動けるなら何かしら合図を送ってくれ」と言いますが返事はなく、心配だったのかミカサが駆け寄っていきます。
ハンジとモブリットもエレンの元へ行きエレンを引っ張り出しますが、見てびっくりエレンの顔が恐ろしいことになっていました。
まず、体はとても熱いようで、エレンからは血も出ているみたいでした。
お構いなしにエレンを引っ張り顔を見たハンジは、モブリットに早くスケッチしろ!と言うのですが、
「分隊長!あなたに人の心はありますか!」
と叫ばれます。もう自分で作ろうかなモブリット言葉集。
エレンは、口は巨人の時のように横に裂けているように見えましたし、舌も出っ放しで目玉がないように見えました。
すかさずミカサは巨人と繋がっている部分を切り取りましたが、エレンの意識があるようには見えません。
その様子を上から見ていたリヴァイは、実験がうまくいかないことを後ろにいたアルミンに伝えます。
「自分でも最初から雲を掴むような話だとは…」
というアルミンの言葉に対して、リヴァイは
「作戦としては悪くない。大量の資材の代わりにエレン1人連れてきゃいいんだからな」
と返します。
「雲を雲じゃないものにできるかは、エレン次第だ」
リヴァイはアルミンの作戦を認めているように見えました。そして、その作戦を成功させるのはエレンだと。
そもそも硬質化は全ての巨人ができることなのかも分かりませんしね。こうして実験していくしかないのかもしれません。
ここで気になるシーン。
エレンたちが実験していたところは誰にも見られないよう注意して行っていたのですが、遠くから実験の様子を見ているような2人組が映ります。
誰なのかはまだ分かりませんが、エレンの実験が気になる誰かが情報を把握しようとしているのは確かです。
ヒストリア・レイス
実験が失敗に終わったことをエルヴィンに報告するリヴァイでしたが、ヒストリアのことを口にします。
エルヴィンも、ヒストリアの生い立ちについての報告は読んだと言い、レイス卿という貴族の隠し子で不幸であったらしいと話します。
「だが、ただの地方貴族がなぜ壁の秘密を知ることができるのかが謎だ」
ウォール教と密に関係があったのでしょうが、レイス卿とは一体どのような存在なのか気になりますね。気になることがどんどん増えていく。
そして、ウォール教のニック司祭の元へ誰かがやってくるところで場面はまた移ります。
小屋のようなもの、と言いましたがリヴァイ班はどうやらまあまあ大きめな家で生活をしているようでした。
「俺のせいでウォール・マリア奪還作戦がまた遠のいたな」
エレンのこの言葉に「エレンのせいじゃない」とミカサはすぐ反応し、コニーは「獣の巨人と戦えりゃ、それで」と呟きます。
村の住民を巨人に変えたのは獣の巨人である可能性が高い今、コニーにしてみれば倒したい相手の1人ですよね。
見張り交代のために外へ向かうミカサとコニー、そしてその場に残り作業を続けるエレンとヒストリア。
「いいね、エレンもみんなも辛いだろうけどやりたいことがはっきりしていて」
ヒストリアは、ユミルを失った今何をしたいのか分からなくなってしまったと言います。
そして、今は助けたいと思っているのかも分からない、と。
あの時確かにユミルは自分で自分の行き先を決めました。そのことをヒストリアは重く受け止めていて、自分がユミル相手に何かする権利はないと思っているのですね。
「なんか、やっとまともに話したな」
エレンのこの言葉に驚くヒストリアでしたが、正直私も今までのヒストリア(クリスタだった頃)は正義感に溢れるというか、むしろ正義感しかない感じで人間味をあまり感じませんでした。
エレンも同じように感じていたのでしょう。
「もうみんなに優しくていい子のクリスタはいないの」と言うヒストリアに対してエレンははっきりと言います。
「いや、なんかその方がいいんじゃね。前は無理して顔作ってる感じで、不自然で正直気持ち悪かったよ」
まあ、言葉は選んだ方がいいのかもしれませんが、今のヒストリアにははっきりとした言葉で伝えられる方がありがたいかもしれませんね。
2人の会話が終わる頃に小屋に到着したハンジが、リヴァイに伝えた言葉で空気は一気に変わります。
「ニック司祭が殺されたんだ」
ニック司祭の死
ハンジは、トロスト区の兵舎でニック司祭が殺されたことをリヴァイとリヴァイ班に伝えにきたようでした。
ハンジとモブリットはニック司祭に会いにきたのか知らせを聞いてやってきたのか分かりませんが、ニック司祭が倒れて死んでいる姿を確認しました。
憲兵団がその場を仕切っていたのですが、彼らはこれは強盗殺人事件だと言います。
「そんなわけないだろ!爪が剥がされていたぞ!」
爪が剥がされていたぞ???
それは立派な拷問なのでは?と思っていると、あろうことか憲兵団のサネスという男はハンジの胸ぐらを掴み所属を聞きます。(何こいつ)
そこで我らがモブリットが、分隊長を守るためにサネスの腕を強い力で握りハンジから離れさせます。
モブリット…普段はからかったりしているけどハンジは尊敬できる分隊長なんだろうなあと感じたシーンです。(モブリット副隊長だったのね)
この事件に巨人は関わっていないのでお前らの出る幕じゃない、とサネスは言いますが、彼らは中央第一憲兵団といって王都の憲兵なのですね。
つまりトロスト区を管轄するはずがない、と。
そこで突然ハンジは態度を変え、サネスの手を握りながら話し始めます。
「強盗に遭ったのかニック。かわいそうに…でも彼は盗まれるようなものを持ってたかな?」
ハンジは常にふざけているように見えますが、今回は違いました。サネスがニックはウォール教で神具は高価な鉄製だと伝えると、ハンジは驚きます。
「え?ニックはウォール教の司祭だったのですか?」
私はまだ話が見えていません、ハンジの目的が分からない。サネスもそう感じたようで、何を言っていると返していました。
「彼とは個人的な友人でして、私が知る限り彼は椅子職人だったはずです。ここの申請書にもそう書きましたし」
…まだ話が見えてきません、耐えます。
「でも、私はニックの全てを知ってるわけではなかったということなのでしょう」
ここでやっと見えました、話も、サネスの拳も。
サネスの拳は赤く腫れているように見えました。
勘の鈍い私でも分かります。
ニック司祭を拷問したのはこいつらだ。
ハンジはあくまで冷製を装い、最後に強盗を捕らえたときに伝えてほしい言葉があるとサネスに言います。
「このやり方にはそれなりの正義と大儀があったのかもしれない。が、そんなこと私にとってどうでもいいことだ。悪党どもは、必ず私の友人が受けた以上の苦痛をその身で生きながら体験することになるでしょう。ああ!かわいそうに!」
そしてサネスはジェル・サネスというらしいですね。名前はどうでもいいですが、つまりニック司祭は中央憲兵に拷問された挙句殺されたことになります。
ハンジは、調査兵団に協力したニック司祭が危ないと踏んで身分を偽り兵舎にいてもらったと話しました。つまりあの時ニック司祭を訪ねたのはサネスたちだったのですね。
責任を感じているハンジでしたが、アルミンは質問します。
「憲兵は、ニック司祭を拷問してどこまで我々に喋ったか聞こうとしたんですか?」
つまりはそういうことですよね。拷問は、相手からどうしても聞き出したい情報を引き出すための方法です。
リヴァイはハンジに「爪は何枚剥がされていた」と聞き、見えた限りは全部と答えるハンジ。
私は海外ものの映画やドラマをたくさん見るので、拷問シーンもよく出てきます。
「喋るやつは1枚で喋るが、喋らねえやつは何枚剥がしたって同じだ」
そうなんです、大体数枚で喋ることがほとんどですが、ニック司祭は最後まで喋らなかった。
彼はそこまでして情報を守りたかったのでしょう。そしてそのおかげで、調査兵団がレイス家にたどり着いたことも中央憲兵は知らないことになります。
こうなってみると、ニック司祭の信条はすごいものだなと感じます。
ですがリヴァイ班は落ち着くことができません。
エルヴィンから伝令が届き、それを読んだリヴァイは全員に言います。
「全員撤収だ。ここは捨てる」
撤収して間も無く、使っていた小屋には憲兵団が乗り込んでいてギリギリ逃げることに成功した調査兵団でしたが、壁外調査を全面凍結され、エルヴィンまでもが拘束されることになってしまいました。
目的は、エレンとヒストリアの拘束。
ハンジも疑問に思ったようで、2人を殺すのではなく拘束して手元に置いておきたい理由はなんなのかと考えます。
リヴァイはエレンとヒストリアを紛れ込みやすいトロスト区に移動させることにし、ハンジとリヴァイは別行動することになります。
ハンジとモブリットはエルヴィンの元へ向かうことになるのですが、エレンはこの時「ユミルとベルトルトの会話で思い出したこと」を紙にかいて渡しています。
これまた気になることが増えてしまいました…
そして、ここで謎の2人が登場します。
カーフェンとケニーという人物で、会話から察するに調査兵団の敵となる存在でしょう。
そしてケニーは誰かのことを「チビ」呼ばわりし、知っているような口ぶりでした。
一悶着あるのは避けられなくなりそうです。
切り裂きケニー
リヴァイ班はトロスト区の中を移動している途中で憲兵団にエレンとヒストリアを奪われてしまいますが、実は正体は変装をしたジャンとアルミンだと分かるのに時間はかかりませんでした。
ジャン、2度とごめんだと言っていたのにまたエレンをやらされて、アルミンにいたってはおっさんに触られまくっていて見るに堪えない光景でした…おっさん気持ち悪い。
ジャンとアルミンを助けるためにミカサ、コニー、サシャの3人で乗り込みなんとかジャンとアルミンを助けることに成功したリヴァイ班は、リヴァイと合流することにします。
エレンとヒストリアは馬車に乗って移動しているところでしたが、リヴァイは複数の兵士と共に屋根で様子を見ていました。
どうやらエレンとヒストリアはピクシスの宿舎まで向かっているようでした。確かに1番安全かもしれませんね。
ですがリヴァイはこの状況に疑問を抱いていました。憲兵のやり方じゃない、と。
そして、それは一瞬にして起こります。
あっという間に兵士は頭を撃ち抜かれるのです。
リヴァイの背後には、ケニーと呼ばれていた男。
「切り裂きケニー」と呼ばれていた男で、リヴァイは幼少期にこの男と暮らしていたと話していました。
ケニーはリヴァイの背後をとり、一瞬で兵士の1人を殺していたのです。
「よお、リヴァイ。大きくなったか?」
正直、ケニーを初めて見た時からかっこいいなと思っていました…嫌いな方、すみません…(笑)
身のこなしや銃のローディングの仕方、軽口を叩くところまで「強い」ということを証明しているようで、少しワクワクしてしまったんです。
「ケニー!!!!」
ケニーの言葉に、リヴァイが初めてと言っても過言ではないほど感情をあらわにして叫ぶところで、シーズン3エピソード1が終了します。
リヴァイが感情を見せているのを私は初めて見た気がしました。
いやあ、シーズン3はついに人間も相手にしていかなくてはならなくなってきましたね。
エレンとヒストリアが無事だといいのですが…
ですがリヴァイとケニーの戦いや、この2人の背景もとても気になります。
シーズン3も変わらず突っ走ってしまいそうですが、お付き合いいただければと思います。(笑)
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子