はる子の趣味部屋

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進撃の巨人について語りたい25

こんばんは、はる子です。

 

今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

いやあ、あっという間にシーズン1が終わったんですが…駆け抜けた感が半端無いですね。今回の冒頭で、エピソード1の冒頭でのアルミンの言葉が流れるのも良いですよね、感慨深いといいますか…そしてオープニングを飛ばさずに見る派なんですが、リヴァイ班見るの辛い…

シーズン1がどのように終わるのか、いきましょう。シーズン1最終エピソードのタイトルは「壁」です。

 

エピソード25について

前回の最後でエレンが女型の巨人を殴って吹っ飛ばしましたが、今回はニック司祭から始まります。覚えていますかね?ウォール教の司祭です。どの時代にも宗教というものは存在するんだなと思いました。

ちなみにウォール教は、壁の名前でもある「マリア」「ローゼ」「シーナ」を3つの女神として信じていますね。壁は神聖なものであり、人類が触れていいものではないと。

今回の冒頭でも、信者の人々にそう話していますね。ですが最後まで話し終える事はできませんでした。地響きが聞こえ、それが巨人の足音だと気付いた時には遅かった。そう、エレンが吹っ飛ばした女型の巨人は、このウォール教の人々がいた教会にぶち当たってしまったんですね…

女型の巨人(アニと呼ぶべきか迷う)は、自分の手のひらの下で死んでいる信者を見ていましたが、エレンは住民が犠牲になっている事に気づいていないようですね。唸り声を上げて女型の巨人に向かって走っていきます。そしてエレンに気付いた途端、その場を離れて壁に向かって走り出します

ここ、正直巨人2体の遊び場ですかというくらい自由に走り回っていて、人間の事はお構いなしに見えるのがシュールに感じました。(笑)でも、向かい合って睨み合っているところはかっこよかった

 

エレンとアニ

エレンが巨人になっている間、自我を保てている時はエレンが考えている事がセリフとして登場しますが、その言葉を聞いていると思わず女型の巨人の事を「アニ」と呼びたくなります。睨み合っている間、エレンはアニについて問いかけたり、考えたりしていましたね。

 

いつもつまんなそうにしてた。そんなお前が生き生きしてる時がある。その格闘術を披露する時だ。そんなものに意味はないと言ってたけど、俺にはお前がそう思ってるようには見えなかった。お前は、嘘をつくのが下手なやつだと、俺はそう思っていた。なあアニ、お前なんのために戦ってんだ。どんな大義があって、人を殺せた

 

ここで流れるリヴァイ班のみんなの映像。もう、流さなくていいです…悲しいから…でもここで流れた挿入曲は完璧なタイミングで流れましたね。この曲好きです。

ただ、さすがに建物がおもちゃのように壊れすぎでは?と思っていたら、我らがモブリットがハンジに言ってくれましたね。どうやら、街が壊れてでも女型の巨人を捕獲するよう指示を出したのはエルヴィンのようですね。

そして、アニとは知らずに巨人同士が戦っているのを見ている憲兵団のマルロとヒッチ。憲兵団は巨人と戦う必要がないはずの兵団ですから、2人が戸惑うのも無理はないですね。ここで憲兵団のナイルに場面は移ります。エルヴィンとリヴァイが一緒にいますね。

 

エルヴィン・スミス

ナイルは、これはお前の指示かとエルヴィンに聞き、エルヴィンは「そうだ」と答えます。

 

全て私の独断専行だ。弁解するつもりはない

 

エルヴィンのこの言葉でナイルは怒り、エルヴィンの胸ぐらを掴みながら「街中でこんな作戦を決行したらどんな事態になるか分かっていたはずだ」と言います。

 

なぜだ?なぜそんな事ができた?

人類の…勝利のためだ

 

ものすごくどうでも良いかもしれませんが、ここで小さな女の子が泣きながら、血まみれで歩いているシーンがあるのですが、ウォール・シーナの住民は子供でさえこんなオシャレな服装ができるのか、と思ってましたね…本当、どうでも良い話でしたすみません。

もちろんナイルは怒りで「ふざけるな!」と叫び、エルヴィンに銃を構えて「貴様は反逆者だ」と言い、この場で処刑しても上は何も言わないだろうと言いますが、エルヴィンは「構わない」と言うんですね…

 

だが、あとの指揮も頼むぞ。絶対に女型を逃すな

 

この言葉の後、エルヴィンは本当にナイルに次々と指示を出していきます。展開はこうだ、補給はああだと冷静にナイルに伝えていきます。当然、ナイルは困惑します。処刑されると言っているにも関わらず、自分が死んだあとの指示まで出す男、エルヴィン・スミス…

ここでナイルは気付きます。

 

お前、これが本当に人類のためだと?

その一歩になると信じている

 

だてに憲兵団の指揮を執っている訳ではないんだな、と思ったのがここでした。ナイルはこのエルヴィンの言葉のあと少し考え、銃を下ろしてエルヴィンに手錠をかけろと伝えます。

エルヴィンがどういう人間か分かっているからこそ、彼が本気でこの作戦を実行させた事が、ナイルにも伝わったのではないかなと思っています。エルヴィンは、目先の事なんて頭にはないのかもしれません。全ては全人類の勝利のために、今をどう戦うべきか。それに賭けている気がしました。

そしてこの一連の流れを見ていたリヴァイは、足を負傷しているにも関わらず現場に出向こうとして「無駄死には嫌いだろ」とエルヴィンに止められますが、「無駄死にはするのもさせるのも嫌いだ」と言い現場に行く事になります。

 

アニの動機とミカサの機転

アニが戦っているシーンで、アニの父親がよく出てきます。アニは、父親の仇として戦っているのか。そうするとこの壁の中の人間に父親を殺された事になりますが、なんだかそんな感じもしないんですよね。

父さんだけはお前の味方だ」という言葉も気になります。やはり人間が巨人になる事は受け入れられるものではなくて、父親は巨人化するアニの唯一の味方だという意味なのか。

アニは一体、何のために人間を殺しているのか。これが分からない限りは、エレン以外の人間が巨人となって人類を襲う理由も分からず抵抗できないと思うのですがどうでしょう。

アニは父親の事を思い返しながら、ひたすらエレンを蹴り続け、ついにはエレンは動かなくなり、壁のほうへと走っていくアニ。このままでは逃げてしまう、と思いきやエレンが起き上がります。

 

俺は巨人を…殺す…一匹残らず!

 

見事な咆哮と同時にボロボロの体でアニに向かっていくエレン。何だか、エレンの体光ってませんか…?どこにそんな力が残っていたんだという勢いでアニに飛びかかり、そのまま捕まえます。

周りでその状況を見ていたアルミン、ハンジ、ジャンたちのところに、倒れていたミカサが復活して辿り着きエレンのもとへと行こうとしますが、ハンジが止めます。

 

今のエレンに、お前を認識できるかどうか…

 

ハンジの言う通り、今のエレンはなんか燃えているし、光っているし、怒っているし…それに一度ミカサを認識できずに殴ろうとした前科もありますしね。

というよりこのエレン、以前のエレンとは違っていますよね?当然アニも全力で抵抗しますが、今のエレンはなにか闘志に燃えているというよりも、殺したいという欲が勝っているように見えます。

アニは指先を硬化させ壁を登っていくのですが、すかさず行動したのがミカサでした。「行かせない!!」と言った後、立体機動装置でアニの周りを飛びまくり、指先だけを壁に残して斬っていきます。

アニは、絶望の表情で落ちていくのですが、ここのミカサがとてもかっこいいのです。

 

アニ、落ちて

 

この言葉と共にミカサはアニの顔を少しだけ踏み、下に落とすんです。ミカサの性格もあるとは思いますが、ミカサにとってアニはもう仲間ではないんですね。アニには申し訳ないけれど、ここのミカサは個人的にとてもかっこいいシーンで好きです。

ここでアニは、空を見つめながら落ちていくのですが、ここでも父親の言葉を思い出しているアニ。

 

俺が間違っていた。今更許してくれとは言わない。けど、1つだけ頼みがある。この世の全てを敵に回したっていい。この世の全てから、お前が恨まれる事になっても、父さんだけはお前の味方だ

 

この言葉だけで推測しようとすると、父親がアニに対して負い目があるのは確かなんですが、この世の全てが敵に回るような事って、あります?そんな事滅多にないと思うんですけど…あるとしたら、人類を滅ぼそうとしているとか、壮大な事しか思いつきません。

そしてここのエレンも、アドレナリンが出まくっているのか少しおかしくなっています。巨人を駆逐するのが目的だったはずなのに、「この世の全てを破壊する」と言ってしまっています。

そしてあろうことか、アニの頭部ももぎ取ってしまっていますね…どこにそんな力が残っていたのか…今のエレンは、正気を保てていないと思っていた矢先、ハンジが「中身ごと喰われる!」と叫びます。

ここでまたアニの父親の言葉が登場し、「帰ってくると約束してくれ」とアニに語りかけていました。アニは、父親が原動力になっているみたいですね。エレンがアニのうなじを噛み切った時にエレンが見たのは、涙を流しているアニでした。

少しのあいだ固まるエレンに調査兵団は疑問に思いますが、次の瞬間アニとエレンが光に包まれ、アニとエレンが融合し始めます。急いでエレンの救出に向かおうとミカサが動こうとした時、エレンは硬いものに包まれていくアニを見ます。

しかしエレンを救出するためにミカサが動き出そうとしたところへ来たのは、リヴァイでした。なんか、いいところ持っていきがちリヴァイリヴァイのおかげでエレンは助かりますが、これでアニから何も聞けないとなると、ただただ被害だけが生じた事になってしまいますよね

 

戦いの後に残ったもの

硬いクリスタルのようなものに包まれたアニ。ジャンは一生懸命それを割ろうとしますが、リヴァイは無駄だと止め、ハンジの指示によりネットで包んで運び出す事になりました。

エルヴィンは、区長や幹部の人間に説明を求められ、今回のことについて説明し、謝罪をします。当然、謝って済む問題ではないと怒鳴られますが、エルヴィンは自分の姿勢を一切崩しません

そして、今のアニ・レオンハートからは何も聞き出せないと思うがそれについてはどう思うのかと聞かれ、黙るエルヴィン。毎度のごとく場面が変わり、エレンたちの会話が始まります。

 

エレン、ミカサ、アルミンの中にジャンがいるのが個人的には嬉しかったです。ジャンは、ここまでやっておいて収穫はなしかと悔しがります。悔しいのも当たり前です、被害があまりにも大きいですし。

ここで私がハッとしたシーンは、この後のジャンとアルミンとの会話です。

 

まんまと逃げられた

逃がしたのはエレンだ

 

ジャンの言葉に対しての、このアルミンの言葉。私は正直、アルミンがこの言葉を言うとは思っていませんでした。この場にいたミカサは驚いた表情をしなかったので、少なからずミカサも同じように思っていたのかもしれません。

ですが、確かにエレンがアニのうなじを抉った時に動きを止めていなければ、今頃アニは尋問を受けていたかもしれません。それは事実として存在します。そしてエレン自身もそれを認めています仏頂面で笑いもしなかったアニが泣いていたら、エレンの気持ちは分からなくもないですけどね…

事情聴取に呼ばれたアルミンとジャンは、一緒に歩きながら話を続けていました。ジャンは化け物をしのぐためなら人間性さえ捨てるという事に対して理解ができないと話します。うん、ジャンらしいなと思いました。

それに対してアルミンは「人類が巨人に勝つための可能性の一つだよ」と続け、「エレンならできると思う」と言ってジャンを驚かせますね。

 

そんな化け物になって巨人を駆逐したとして、それは人類の勝利なのか?

 

ジャンのこの言葉に、何も返さないアルミン。そしてここで登場する進撃の巨人において、鳥(渡り鳥ですかね)って重要な役割を果たしているのでは?という思いを捨てきれないのですが、どう思いますか?

ここのシーンは、超大型巨人か鎧の巨人が登場するのではないかとハラハラしていました。エピソード1で超大型巨人が登場した時も鳥が飛んでいたので…

 

ここでまたエルヴィンたちのシーンへと戻ります。

 

私は、人類が生き残るための大きな可能性を掴んだと考えます。人間が巨人化するなど想像さえしていなかった頃と比較すれば、敵の1人を拘束した事は大きな前進です。ヤツらは必ずいるのです、1人残らず追い詰めましょう。壁の中にいる巨人を、全て。今度は我々が進撃する番です!

 

この言葉が功を奏したのか、調査兵団とエレンの王都召喚はなくなり、地下深くに収容される事になったアニの管理は、調査兵団に委ねられる事になりました。

 

しかし、人類が、自分たちが何に囚われているのかを知るには、まだ、時間と犠牲が必要だった

 

このアルミンの言葉と、最後に映し出されたエレンの首に光る地下室の鍵で、シーズン1エピソード25が終了します。…と思いきや、エンディングを最後まで見ていると分かる、恐ろしいシーンが実はあるんですね。

アニが壁を登ろうとして、その時に穴が空いたままになっていたのですが、その穴が少し崩れて見えてきたものがあります。

 

巨人の、目。

 

壁の中に、巨人がいます。それも、相当大きい事が壁の高さからも分かるかと思いますね。生きているのか、死んでいるのかさえ分かりませんが、とにかく壁の中に巨人がいるのは確かです。

そんなこんなで、エンディングを最後まで見切って、やっとシーズン1が終わりました。振り返ると、すでにたくさんのお気に入りの人物が死んでしまっているという方もいるのではないでしょうか。

映画を1本見たかのような満足感と、早くも続きが気になって仕方ないという気持ちになりました。ここまでシーズン1をひたすら駆けてきましたが、シーズン2も同じように語っていけたらと思いますね。

ひとまず、シーズン1にお付き合いいただいて、本当にありがとうございました。スターをつけていただく度に、皆さんの感じ方が気になるのと同時に「読んでもらえた」という気持ちになれて、もっと語りたいと思うようになりました。

続けられたのは読んでいただいている皆さんのおかげだと思っています。ありがとうございます。今後も読んでいただけたら嬉しいです。

 

それでは、今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子