はる子の趣味部屋

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進撃の巨人について語りたい21




こんばんは、はる子です。

 

今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

前回、衝撃的なシーンで終わったエピソード20。正直、今回見るのが怖いですよね。私は怖いです。だって既にリヴァイ班のうちの一人であるグンタは何者かによって殺されているんですよ。他のリヴァイ班やエレンも気になりますし、エルヴィン、リヴァイなども気になります。いきましょう。

 

エピソード21について

早速エルヴィンの解説から入ります。エルヴィンは、超大型巨人が消えた時、中に入っていたであろう人間は立体機動装置を前もって装備していたため、巨人から人間に戻る際に出る蒸気に紛れて素早く逃げる事ができたのだろう、と話します。

そして、今回の女型の巨人にもそれが当てはまるとは思わないかとハンジに問いますね。ですが、エレンが巨人から人間に戻るときは、着ていたはずの戦闘服も無くなっていたし、装備していたはずの立体機動装置も無くなっていました

そして何より、エレン本人が自分の力で立つことすら出来ていなかった事をハンジはエルヴィンに伝えます。それに対してエルヴィンは、この作戦の失敗点を話します。

まずは、女型の巨人は叫ぶ事で巨人を引き寄せる能力を持っていたという点、そして調査兵団がそれを予想できなかったという点。これらが作戦が失敗した理由だと話しますね。

そしてさらにエルヴィンは、女型の巨人や超大型巨人などが巨人を使いこなすための訓練を何度もこなしてきていたのだとしたら、初心者であるエレンを基準に考える事自体が間違いだったと言います。

 

あの敵を出し抜くには、発想を飛躍させる必要がある

 

ただでさえ未知の存在である相手に対して、ここまで冷静に分析し、通常では考えられないような案も出していく必要があるという結論にいたる、このエルヴィンの思考にただただ口があんぐりとしました。

巨人が一体何なのかさえ未だに分かっていないのに、今度は人間が巨人になる事が可能である事が分かり、頭を整理するので精一杯になってもおかしくありません。

それなのにこの冷静さ、敵を出し抜くには発想を飛躍させなければならないという思考力。今まで「ありえない」と思っていた事も含めて対策を練る必要が出てきたとエルヴィンは考えたのだなと思うと、本当団長である意味が分かるかと思います。

 

アルミン、団長になれるのでは説

毎度毎度アルミンの話をするとさすがに「うるさいよ」と言われてしまうかもしれませんが、私が悪いというよりもアルミンの能力が高いので語りたくなるだけなので、私は悪くないはず。(?)

場面が変わってエルヴィンたちからアルミン、ジャンの場面になるのですが、撤退命令が出たという事は女型の巨人の中にいた人間が誰だか分かったのではないかと話すアルミン。

ジャンは、なぜエルヴィンはエレンが壁を出たら女型の巨人が追ってくると確信できたのかと口にしますね。それに対してアルミンは、前回鎧の巨人や超大型巨人たちが攻撃を途中でやめた事が関係していると話します。

ジャンも私も「は?」だったので、そのままアルミンの話を聞くと、やつらはせっかくトロスト区の扉を破ったにも関わらず、内門を破るでもなくエレンが扉を塞ぐ時も特に何もしなかった。その原因は、おそらくそれどころではない「何か」が起こったのではないかと話したんですね。

そしてその「何か」はエレンの巨人化だと言います。ふんふん、とアルミンの説明を聞きながら考えるジャンと私。え、でもそうなると…と考えたところで、アルミンが核心に迫ります。

 

あの時、あの場所で、エレンの巨人化を見ていた者の誰か。そいつが巨人だ

 

ですよね?あの場にいた誰かが少なくとも女型の巨人という事になりますよね?一気に真相に近づいた気がして私はとても興奮していました。でも、人間の時の性別がそのまま巨人として現れるのであれば、それはもうある人物を名指ししているのと同じなのでは…?と思い始めとても不安に…

いや、そんな事(?)よりもアルミンの頭脳は一体どうなっているのでしょうか?私が思考力がないだけでしょうか?順を追っていけばある程度分かる話なのかもしれませんが、アルミンが新兵である事を加味するとやはりずば抜けているとしか言いようがありません。

 

リヴァイ班vs女型の巨人

ここは、できる事なら見たくない…でもリヴァイ班の勇姿を見なければ!伝えなければ!という事で顔を歪めながらも見続けました。

グンタがいとも簡単に謎の兵士に殺されてしまい、エレンはグンタに近づきます。状況がまだ飲み込めていないようでした。私も飲み込めていないので、その場にいたエレンはもっと飲み込めていなかったでしょう。

オルオはすかさずエレンに止まるなと言い、エレンを引っ張ります。オルオ、エルド、ペトラも何が起きたのか分かっていないようでしたが、今はとにかくエレンを守りながら本部に戻る事だとエルドが言います。

オルオは女型の巨人の中にいた人間なのかと口にし、ペトラは刺し違えてでも倒すと言い、エレンは捕まったはずの女型の巨人が人間として襲いかかってきた事に対して混乱状態です。

その瞬間、謎の兵士はリヴァイ班の前から姿を消します。いやな沈黙。今にもリヴァイ班全員の鼓動が聞こえてきそうでした。そして、エルヴィンの言葉。

 

敵が力を残す術を持っているなら、再び巨人を出現させる事もできるかもしれん

 

いやな予感はしていました。だってエルヴィンの言葉でフラグがびんびんに立っていましたから。人間に戻っても問題なく動き回れるなら。巨人になる訓練をしていたような人間なら。再び巨人となって戦う事も、できるはずだなと。

雷鳴が響き渡り、リヴァイ班の後ろから走ってくる女型の巨人。もうお腹いっぱいです…そのままリヴァイ班をスルーして走り抜けてほしい…

エレンはグンタが殺された事もあり、自分が巨人化して女型の巨人と戦う事を伝えますが、エルドはそれを許しません。自分たち3人で女型の巨人を倒す間にエレンは本部を目指せと言いますね。

もちろんエレンは自分も戦うと言いますが、エルドはエレンに言い聞かせます。

 

だめだ!これが最善策だ!お前の力はリスクが大きすぎる!

 

ですがエルヴィンは、こんな言葉を口にします。

 

今回敵と対峙して感じたことだ。最善策に留まっているようでは到底敵を上回ることはできない。必要なら大きなリスクも背負い、全てを失う覚悟で挑まなくてはならない

 

もう…フラグが…ねえ…エルドは純粋に命令としてエレンを守る事が最善だと思っているのだと思います。ですがエルヴィンの言葉から推測すると、「大きなリスク」であるエレンの力を使って挑まない限りは敵を上回る事はできない、と言っているようにしか聞こえないんですよ。

となるとですよ、リヴァイ班はエレンを巨人化させて戦う方が、リスクは大きいけども可能性はまだ残っている、という事になりませんか…?

ですがどうやら、リヴァイ班は自分たちで戦う事を決めたようで、腕を疑ってるのかと言うオルオに、私たちの事が信じられないの?と聞くペトラ。

しかしここでも、エルヴィンの言葉が私の不安を掻き立てます。

 

そうして戦わなければ、人類は勝てない

 

エレンは葛藤しますが、「我が班の勝利を信じてます!」と伝えリヴァイ班に女型の巨人を任せ本部に向かう事に決めたのです。

私が個人的に感じたのは、一度リヴァイ班を信じた結果として成功した経験があるからこそ、エレンはこの判断をしたのではないかなと思います。リヴァイ班は満足そうにしていますが、私は不安でたまりません…

ですがその不安は一瞬にして消えました。一言も声掛けをしていないのにも関わらず、3人は連携して女型の巨人の目を潰したのです。女型の巨人にとっても想定外の出来事だったのか、咄嗟にうなじを両手で守ります

目を潰した事によってしばらくの間は視界がない状態なので、再び目が見えるようになるまでに仕留めるという作戦のようでした。捕らえる事は既に考えておらず、殺すつもりで挑んでいました

女型の巨人は木にもたれるように立っておりうなじを隠していますが、エルドのジェスチャー腕の筋肉を切り刻んでいく事によって女型の巨人は抵抗できずに腕が下におりてしまいます

その様子を見ながらエレンは驚きます。私も驚きました。リヴァイ班は、強い。リヴァイが選んだ精鋭なだけあって一方的に女型の巨人を窮地へと追い込んでいきます。それでも不安な私。

 

進もう。振り返らずに、みんなを信じて進めばきっと!それが正解なんだ、俺にもやっと分かった

 

エレンのこの言葉で、リヴァイの姿と「俺には分からない」という言葉が突然フラッシュバックします。エレンが巨人になろうとして周りが止める中、リヴァイが放った言葉ですね。

 

自分の力を信じても、信頼に足る仲間の選択を信じても、結果は誰にも分からなかった

 

この言葉にハッとして咄嗟に振り返るエレン。次の瞬間、女型の巨人は片目を開き、うなじを狙っていたエルドを噛み殺します。エレンは声を上げながら彼らの方へ向かいます。

ペトラは女型の巨人がなぜもう視力を回復しているのか理解できていないようでしたが、片目だけ優先して早く直すという事ができたのだと知ります。ですが時すでに遅し。オルオが体勢を直すよう叫びますが、ペトラは女型の巨人によって踏み潰されます

突然2人を失ったオルオは冷静さを失い女型の巨人のうなじへと飛びかかり、硬質化によって守られたうなじを斬り付けた刃は折れ、オルオまでもが足で木々に叩きつけられ殺されます

怒り狂うエレン。絶望して嗚咽する私。だめだ、もう終わりだ。なんだこれ。何でこんな仕打ちをするんだ進撃の巨人と思っていたところ、「こいつを殺す!!!」という叫びと共に

 

エレン巨人化。

 

怒り狂っているエレンの咆哮は、巨大樹の森全体に響き渡り、エルヴィンたちはもちろんミカサにも届きました。その咆哮がエレンだと気付くや否やミカサは咆哮が聞こえた方向へと飛び出していきます。

リヴァイにもその咆哮は聞こえ、そしてその声がエレンだと気付くとリヴァイも方向を変えてそちらに向かいます。リヴァイには見せたくない

 

女型の巨人vs巨人エレン

正直、前回もエレンを巨人化させたかったのではないか、と個人的に思っていたので、この状況は女型の巨人の願っていた状況ではないかと思っています。

怒りで制御できなくなっているのか、エレンはとにかく女型の巨人に殴りかかりますが、相手もかわしながら戦いは続きます。

そして、リヴァイが仲間の死を目の当たりにします…立体機動装置によってぶら下がったまま死んでいるグンタ体が半分になって地面に横たわって死んでいるエルド蹴飛ばされた衝撃で何度も木にあたり地面に倒れるように死んでいるオルオ、そして木に押し潰されるようにして背中を曲げて死んでいるペトラ

リヴァイの表情は少しも変わりませんが、あの姿を見て何も思わないわけがありません。辛すぎて嗚咽しながら見続ける私。リヴァイの代わりに私がたくさん泣いておきました。

 

俺が選択を間違えたから、俺が仲間を信じたいと思ったから、みんな死んだ。俺が最初から自分を信じて戦っていれば…最初からこいつをぶっ殺しておけば!あの時、巨人になっていれば…リヴァイ兵長もいたんだ、絶対に勝てた…捕獲だってできたかもしれない…俺のせいでみんなが…だけどやっぱり…お前が悪い!!

引きちぎってやる…バラバラに、グチャグチャに細かくしてから喰ってやる…!!

 

この長いエレンの気持ちの表現の中で、女型の巨人はずっとエレンの下敷きになっていたのですが、特に抵抗もせず冷静だったのがとても不気味でした。

怒り狂ったエレンが殴りかかろうとした時に、女型の巨人は素早い動きであっという間にエレンの下から抜け出し、エレンは劣勢になりつつなんとか耐えているという図になります。

体力の面でも差があるように見え、女型の巨人はそこまで疲れていないように見えたのですが、エレンは息が上がり木を支えにする場面もありました。

ここで、恐ろしい事が起こります。

 

エレンの首が吹っ飛ぶのです。

 

そして女型の巨人は巨人エレンの首元に近づき、なんとエレンを喰ったのです。エレンが死ぬわけはない、と信じて疑わない私はきっと口の中か胃の中でまた生きているだろうと思いました。

しかしそのシーンを、あろうことかミカサが目撃してしまうんですね。絶望し、行かないでと言うミカサ…分かるよミカサ…全視聴者が今あなたと同じ気持ちだよ…

なんて思ったのも束の間、鋭い目になり飛び出していきます。

 

エレンを返せ!!!

 

そう言いながら1人で女型の巨人に斬り掛かっていきます。1人ですよ。ここでミカサを殺したら私は絶対に許さない、進撃の巨人を訴えると思っていましたが、(?)そんな心配は必要ありませんでした。

1人でどんどん斬り込んでいき、女型の巨人の鼻先を削ぎ落とした後、足の腱を切り落とし倒すまでいきます。いや、ミカサ普通に強すぎませんか…強いのは分かっていたけれど、冷静さを失っているにも関わらずこの強さ、恐るべし…

うなじに斬りかかりますが、案の定硬質化で刃が折れてしまいます。ミカサも硬質化を実際に見るのは初めてだったのですね。

 

絶対にエレンは生きてる!どこにいたってその女殺して体じゅうかっさばいて、その汚いところから出してあげるから。ごめんねエレン、もう少しだけ待ってて

 

逃げようとする女型の巨人を追いかけようとするミカサを止めたのは、リヴァイでした。女型の巨人と一定の距離を保つよう言うと、エレンが死んだのかを聞くリヴァイ。

それに対するミカサの返答を聞けないまま、エピソード21が終了します。

 

…疲れましたね、このエピソード。リヴァイ班が、リヴァイを除いて全滅したという事実が受け止められません。4人は間違いなく強かった。でも、強いだけではあの敵に勝てないのだと思い知らされた回でした。

仲間を信じるというのは、聞こえもいいですし必要なことだとは思います。ですが、状況を冷静に見極め判断する力というのはやはり必要なのではないかと思います。リヴァイ班は女型の巨人がまさかうなじを硬質化で守る事ができるとは知らなかったと思うので、それも敗因の1つかもしれないと思っています。

何かを信じるだけではどうしようもない時もあるのです。

そして、エレンが首を吹っ飛ばされる前に驚いたような表情をしたのも気になります。もう、早く続きが見たい。

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子