はる子の趣味部屋

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進撃の巨人について語りたい20

こんばんは、はる子です。

 

今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

まず言いたいのが、今回のエピソードのタイトルが「エルヴィン・スミス」なんですよね。もう、エルヴィンのどんなストーリーが聞けるのかワクワクしませんか?(私だけ?)

そして前回は、女型の巨人の生捕りに成功したところで終わりましたね。生捕りからの展開が全く想像できないところではありますが、とにかく見続ける事に意味があります皆さん。行きましょう。

 

エピソード20について

リヴァイ班は作戦通りにある程度遠くまで行ったところで待機するために、ひたすら前進していました。エルヴィンは、予備の弾薬を使い更に女型の巨人に撃ち込むよう命令します。

 

アルミンとジャン

ずっとアルミンの凄さについて語ってきましたが、ジャンも本当に勘が鋭いといいますか、分析力が高いといいますか、思考力?考える力?がありますよね。コニーのように、早く帰りたいと泣きべそをかくのも可愛いのですが、こういう場面で頭をフル回転させて整理ができるのは大きいと思います。

 

アルミン、今森の奥で何かやってるみてえだが、何となく察しがついてきたぞ。あの女型巨人を捕獲するためにここまで誘い込んだんだな

 

アルミンはジャンの言葉を聞いて、その推測をしているのが自分だけではなかったと知って驚いたのか、ジャンも同じように考えていたのだと知って驚いたのか、どちらにしても驚いた表情をしました。

 

もっと正確に言えば、やつの中にいる人間の捕獲だ。エルヴィン団長の狙いは

 

アルミンが奇行種ではなく人間だと言っていた事実もあるからか、ジャンもまた女型の巨人の中には人間がいると確信して話していますね。そしてこの推測は、エレンたちにも広がっていきます。

 

リヴァイ班のブレイン、エルド

ここで感動したのは、リヴァイ班のエルドです。とりあえず離れた場所で待機していたリヴァイ班ですが、エレンが先輩たちに対してちょっと言いますね。

 

俺たちみたいな新兵ならともかく、長く調査兵団をやってる先輩たちにも知らされてないなんて

 

これに対してもちろん反論するオルオとペトラ。

 

私たちは団長や兵長に信用されてないって言いたいの?

いや、でも、そういう事になっちゃいますよ

 

個人的には、エレンちょっと生意気な後輩感あって先輩たちがイラッとしてしまうのも分かる気がしました。(笑)まあ、事実を述べただけなんですけどね…この後のオルオの言葉が私はもうそれはそれは面白くて吹いてしまいました。

 

ペトラ!そいつの歯を抜いてやれ!前歯と奥歯を差し替えてやれ!

 

え、もうどういう事?と思ってその後すぐにジワジワきて何故か爆笑ですよ。よく笑いのツボ気持ち悪いねとは言われますが、ここ同じように笑った方いませんか…?というよりオルオの語彙力に笑った、という方が正しいかもしれません。(笑)

ここで言葉を発したのが、個人的リヴァイ班のブレイン、エルドです。

 

いや、エレンの言う通りだ。団長には簡単に我々を信用できない理由があったんだと思う。仲間を信用できない理由なんて一つだ。巨人になる人間、もしくはそいつに協力する諜報員のようなやつが兵団にいる

 

こういうふうに、冷静に物事を見る事ができる人間というのは一定数いるのですね。感情的になっていたり、衝動的に動こうとする人には気付けない「何か」に気付く事ができるのは、とても大きな長所だと思います。

そしてアルミンとジャンも、時を同じくして同じ会話をしていましたね。さすがアルミン。さすがジャン。

エルドは、少なくともエルヴィンは兵団の中に諜報員のような人間がいると確信しているだろうと言い、更にこの作戦を知らされているのは、おそらく5年前から生き残っている兵士に限っているだろうとも言います。

つまり、5年前に初めて壁が壊された時に諜報員が入ってきたと想定してこの作戦を立てた、という事ですかね。

ここで、私が気になっていたソニービーン(覚えていますか?殺されてしまった巨人です)を殺したのも女型の巨人なのではないか?という疑問も話題に出ますね。

あの時エレンがエルヴィンに質問された「君には何が見える?敵は何だと思う?」に答えられた人間が作戦に加わっているのではないか、という案も出ていました。

こはちょっと私は理解できなかった部分です…あの質問が、兵士をふるいに掛けるためのものだとしても、返答で何が分かるのか…精進しなくては…

 

エレンは、女型の巨人を捕獲するための作戦だったとしても、人が死に過ぎたと悔やんでいましたが、エルドに「団長は間違っていたかと思うか?」と聞かれ、シーンは再びアルミンとジャンになります。

 

アルミンの名ゼリフ

なんかもう、わざとアルミンに言わせてませんか?と思わざるを得ないくらいアルミンは名言が多いです。先ほどのエルドのエレンに対する質問の返答をジャンがする、というオシャレな(?)仕様になっています。

ジャンは、必ずしもエルヴィンの判断が正しいとは限らないと言いますね。ようは、もっと違うやり方ができたのではないか?という話ですね。エレンとジャンは、この点に関しては考えは似ている気がします。

ですがアルミンは違いました。

 

いや、間違ってないよ。後でこうするべきだったって言うことは簡単だ。でも結果なんて誰にも分からないよ。分からなくても選択の時は必ずくるし、しなきゃいけない。100人の仲間の命と、壁の中の人類の命…団長は選んだんだ。100人の仲間の命を切り捨てる事を選んだ

 

この言葉、エレンが巨人になろうとしていた時にリヴァイが言った言葉に近いものを感じました。リヴァイも、結果がどうなるかなんて分からない。だから自分がそうだと思った方を選択しろ、とこのような事をエレンにいいました。

そしてここでまたシーンが変わり、エルドがエレンにこう言います。

 

エレン、お前はまだ知らないだけだが、それも今に分かるだろう。エルヴィン・スミスに、人類の希望である調査兵団が託されている理由がな

 

はい、とても理解しています。エルヴィンがいないと人類の希望はお先真っ暗だろうとまで思っています。(個人的に)エルヴィンを見ていて思うのが、指揮役ってそれだけで貴重な存在だから前線にはあまり出ないんだなあ、という事です。死なれたら困る存在なんですよね。

そしてまた、アルミンとジャンのシーンに戻ります。今回シーンが行ったり来たりすることが多いですね。

 

大して長くも生きてないけど、確信している事があるんだ。何かを変える事のできる人間がいるとすれば、その人はきっと、大事なものを捨てる事ができる人だ。化け物をもしのぐ必要に迫られたのなら、人間性をも捨て去る事ができる人の事だ。何も捨てる事ができない人には、何も変える事はできないだろう

 

個人的にアルミンの名ゼリフ集があったら入れたいと思っているセリフの一つですね。そして進撃の巨人の最初のオープニング曲の歌詞にもある言葉です。

「何も捨てる事ができない人に、何も変える事はできない」って、深い言葉ではありませんか?言葉を変えると「何かを犠牲にできない人に、何も変える事はできない」ともなりますよね。

兵士100人の命と、壁の中の人類の命を天秤にかけ、壁の中の人類の命を選んだ。兵士100人の命を犠牲にして今回の作戦は成功したわけですね。

そして、エルヴィンはその判断ができる人間だという事が今回分かった気がします。エピソードのタイトルがエルヴィン・スミスなのも分かった気がしますね。

 

女型の巨人vs調査兵団

捕らえた女型の巨人に対しても異様な愛を見せるハンジは、傷を塞げば塞ぐほど関節がより強固に固まっていく仕組みであることを知れて興奮していましたね。(笑)ですが中にいる人間をまだ引き摺り出せない事にやきもきしている様子です。

リヴァイとミケ(分隊長ですね)がうなじめがけて切りかかりますが、うなじを守っている手がクリスタルのように固くなり、剣が折れてしまいます。

体の一部だけ固くできるのか、逆に手だけ固くできるのかまだよくわかりませんが、エルヴィンは鎧の巨人と似た特徴があると推測します。そこで女型の巨人の手を吹き飛ばすよう命令を出すエルヴィン。中の人間を傷つけてしまいそうならば、手首を切るよう指示します。

リヴァイはあろうことか女型の巨人の頭の上に立っており、いろいろと話しかけていますね。その中でも気になったセリフがあります。

 

お前の手足を切断しても大丈夫か?また生えてくるんだろ?お前自身の本体の方だ。死なれたりしたら困るからな

 

この質問は、女型の巨人をある意味では脅す事ができたのではないかなと思いますが、結果的にはヒントを与えてしまった気もしています。

この質問で、リヴァイが手足を切断するであろう事が予想できますし、ようは実験台のように捉えられたのかもしれません。この後、女型の巨人は大きく息を吸い込み、吐き出します

 

凄まじい絶叫。

 

この声は、巨大樹の森にいたすべての兵士に届いていました。女型の巨人の近くにいた兵士たちは、耳を押さえながらも何が起こったのか理解できていないという表情です。

しかしミケはいち早く異変に気付きます。においを嗅ぎつけ巨人が全方位から多数、同時に接近している事をエルヴィンに伝えます。

エルヴィンもこればかりは予想外のようでしたが、それはアルミンたちも同じです。想像してみてください。人間を無視して森の中に大量の巨人が我先にと走っていくんです。怖い…

コニーはその場にいた巨人がすべて奇行種だと思っているようでしたが、奇行種であれば待たずともおかしな行動をするはずですよね。とにかく、突然戦闘が始まってしまい、ミカサも動揺を隠せないまま戦闘に参加しようとします。

それを止めたのがサシャです。

 

待ってください!さっきの悲鳴、聞いた事があります!私がいた森の中で…追い詰められた生き物が、全てを投げ打つ時の声!狩りの最後ほど注意が必要だって教えられました!

だから、注意しろと?

いつもより100倍注意してください!森なめたら死にますよあなた!

私も山育ちなんだけど…

野菜作ってた子には分からないですよ!

 

ここのやり取り、緊迫しているはずなのに笑ってしまったシーンですね。サシャ、本当に可愛くて好きです、お気に入り。野菜作ってた子には、狩りの厳しさ、難しさは分からないですよね…(笑)

いやはや、なぜ突然に巨人が一斉に森に入っていくのかまだ誰も気付いていない中でも、対処はしなければなりません。森の中にいる兵士は巨人が女型の巨人に近づかないように、森の入り口にいる兵士たちは巨人を森の中に入れないよう戦いますが、見事に人間を無視します。

リヴァイは明らかに腹を立てており、女型の巨人の頭をゲシゲシ蹴りながら何をしたのか聞いています…(笑)怒りでより力が増しているのか、近づいてきた巨人3体を一人で倒す始末。

しかしここで、女型の巨人の足にかぶりつく巨人を見て、エルヴィンはある事に気付きます。

 

女型の巨人がこの巨人を呼んだのだと。

 

一気に兵士全員が戦闘を開始し巨人を倒していきますが、人間の数が足りず倒しても倒しても巨人が湧いて出てくる様を見て、エルヴィンは総員撤退を指示します。

撤退命令をちゃんとしたタイミングで出す事ができるのも、団長の力にかかっているなと思いました。エルヴィンの命令に従い、カラネス区への帰還のために戦闘を止める兵士たち。

ここで自分の班を呼ぶよう言ったリヴァイに対して、エルヴィンはガスと刃を補充するよう言うんですね。頭の中には???が浮かんでいましたが、リヴァイはエルヴィンを信じると言い、リヴァイ班との合流は少し後になりますね。

撤退の信煙弾が発射されたのを見て、リヴァイ班は帰還の準備を始め森の中を戻っていきます。撤退準備の時に、オルオは先輩風を吹かせてエレンに色々と言うのですが、オルオとペトラが初陣で漏らしてしまった事をエルドにバラされてしまうんですね。(笑)その時のエレンの言葉。

 

ペトラさん、空中で撒き散らしたって事ですか?

 

エレン…そんな直球で聞く必要はなかったと思う…そして口々に自分は漏らしていないという先輩たち。(笑)とてもお気に入りのシーンなのですが、同時にとても「いやーな感じ」を感じたのもこのシーンです。

というのも、誰か分からない調査兵団の兵士が、どうもリヴァイのふりをして信煙弾を発射するシーンがでてくるんですよ。リヴァイ班は、その信煙弾はリヴァイのものだと信じて疑わないので、同じように信煙弾を発射し居場所を伝えたのだと思います。

エルヴィンたちが帰還している際に、ハンジはなぜリヴァイに補給をさせたのか聞きますが、エルヴィンは団長様様の発言をします。

 

女型は喰われた。だが君は、中身が喰われるのも見たか?俺は見てない。巨人化を解いた後もある程度動けるタイプだとすれば、そしてあらかじめ立体機動装置をつけていたとしたら…女型の中にいたやつは、我々と同じ制服を着て…

 

もうここでフラグがびんびん立ってしまいました…だってさっき調査兵団の制服を着ている、顔を出さない兵士がいたもの。

グンタの隣を並走する姿に、最初はリヴァイだと思ったグンタもすぐに違う事に気付き声をかけますが、あっという間にグンタは落ちていきます

後を追いグンタを見たエレンは、息をのみます。

 

グンタは、殺されていました。

 

そしてエルヴィンの言葉は続きます。

 

我々兵士の中に、紛れ込んでいる

 

この言葉でエピソード20が終了しますね。

もう…リヴァイ班は死なないと勝手に思い込んでいたせいで、とてつもない虚無感が襲ってきます。というより、これは完璧なるフラグで、残りのリヴァイ班も危ないじゃないですか…見たくない…見ますけど。

次回はしんどくなりそうな回ですね。(笑)

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子