はる子の趣味部屋

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進撃の巨人について語りたい17

こんばんは、はる子です。

 

今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

前回は、エルヴィンの掛け声と共に調査兵団が出発するところでエピソードが終わりましたね。何度も見返したからこそ思うのが、エルヴィンはこの頃からすでに、だいぶ先の未来まで見えていたような気がしてならないのです。

進撃の巨人は後から見返すと分かる事もあるので、このブログは改めて自分が感じた事を記すのにも最適です。読んでいただいている方がいるという事実もありがたいです。

はい、進めます。(笑)

 

エピソード17について

旧市街地を駆け抜ける調査兵団に、早速10メートル級の巨人が近づいてきます。ミケという、ハンジと同じ分隊長がいるのですが、この人は鼻がきくらしく、初対面の人の匂いを嗅いでは鼻で笑うという癖がありますね。

今回も巨人が近くにいる事に鼻で気付いたのか、ハンジにそれとなく教えているように見えます。それに気付いたハンジが大声で伝達しますね。

 

左前方10メートル級接近!

 

その巨人が、お腹が異様に出ている体型の巨人だったのですが、気になるなあと思っていた矢先のハンジのセリフ。

 

そのお腹の中に何が入っているのか非常に気になります!が、援護班に任せます!

 

ハンジの考え方にだんだんと近づいている気がして、少し自分が怖くなったシーンとしてよく覚えています。(笑)援護班が着々と巨人を討伐していく中で、援護班を信じて止まらず、焦らずに進んでいくところも迫力があって好きです。

援護班は旧市街地までは援護してくれますが、それ以降は自分達でどうにかしなければなりません。ここで、目的地に向かいながら走るエレンがオルオにこう尋ねます。

 

オルオさん、あいつら…俺の同期は巨人に勝てますかね?

 

それに対するオルオの返答が、個人的にしっくりきました。

 

ああ?てめえ、この1ヶ月間何していやがった?いいかクソガキ、壁外調査ってのはな、いかに巨人と戦わないかに懸かってんだ

 

まあ、このセリフの最後にまた舌を噛むオルオなのですが、(笑)このオルオの言葉に「なるほどな」と思ったのは、確かに調査兵団は一番巨人に近づく兵団ですが、戦闘をするために壁外に出ているわけではないので、無駄な戦闘は避けるという事なんだなと思わされました。

 

長距離索敵陣形

こればっかりは言葉での説明は難しい。(笑)とても簡単に説明すると、前方半円状に広がり前後左右が見える距離に必ず兵を配置し、索敵伝達範囲を広げる、というもの。ここで索敵って何やねん、と思われた方。私も思ったので調べました。索敵とは、敵の居場所や敵の情報などを知るための行動、という意味らしいです。

なのでここでの索敵とは、巨人が出現した際にいかに的確かつ迅速に巨人の位置を全員に伝えるか出現した際の対処が済んだのか等を伝達するのに最適だと思われる陣形の事を長距離索敵陣形と言っていると思われます。完全なる私の個人的見解ですが…(笑)

基本的に巨人とご対面してしまうのは、前列にいる班になります。彼らの事を初列索敵班と呼んでおり、巨人を発見次第赤の信煙弾を発射することで、巨人の出現を伝達します。そしてその信煙弾を確認した兵が、同様に信煙弾を発射して伝達を広げていく、という方法ですね。こういった方法が個人的に好きなのでワクワクしました。

様々な要因を踏まえた結果エルヴィンが巨人の位置を確認し、緑の信煙弾を発射します。そうする事で陣形全体の進路をエルヴィンが決定し、なるべく巨人と戦わずして目的地まで行けるよう考えられた陣形となっているようです。

万が一、地形や障害物により陣営内で巨人に出くわしてしまった場合は、ただちに赤い信煙弾を発射し、配置が崩れしまった場合はすぐに配置を戻すようになっていますね。長距離索敵陣形についての詳しい情報は、これくらいでしょうか。映像では陣形の図も登場するので理解するのもそこまで難しくはないのですが、文字だと難しいかもしれません

 

アルミンの勘

アルミンは、陣形の崩れが修正されていない事に疑問を感じ始めます。

 

さっきから変だ。赤の煙弾が撃たれてしばらく経つのに陣形が乱れてる。まさか…

 

そこで突然、黒い煙弾が上がります。黒い煙弾は、奇行種と遭遇してしまった時に撃たれます。奇行種はどんな行動を取ってくるか不明なため、戦闘が必要となってしまうからです。

颯爽と登場した奇行種は、班長のネスと兵士のシスによって討伐されましたが、遠くの方に見える影にいち早くアルミンが気付きます。よく見ると、14メートルほどの奇行種で走ってくるスピードが尋常じゃないほど速かったのです。そして、この奇行種は体つきが他の巨人と違い女性的でした。

あっという間にシスとネスの間に割って入り、喰らう事なく並走しています。アルミンはすぐに黒い信煙弾を発射し伝達しました。シスとネスは、新兵であるアルミンの方に行かないようここでもう一度この奇行種を討伐しようとしますが、いとも簡単に殺されてしまいます

一度立ち止まってから、真っ直ぐにアルミンの方へ向かって走ってくる奇行種にアルミンは動揺しますが、そんな状況でもアルミンは考える事をやめません。

 

違う…違うぞ…奇行種じゃない。ヤツには知性がある。鎧や超大型、エレンと同じ…巨人の体をまとった人間だ!だ、誰が?何でこんな…まずいよ、どうしよう!僕も死ぬ!殺される!いけ!逃げろ!

 

そう言うとアルミンは予備の馬を放して逃がそうとしますが、人間であろうその巨人はその馬を蹴飛ばします。その瞬間、その巨人はアルミンめがけて足を振り上げます。

 

こいつは…いや、こいつらは…何が目的なんだ?

 

巨人はアルミンを跨ぐ形で飛び越え、アルミンはその反動で馬から落ちてしまいます。そこへ巨人がしゃがみ込み、アルミンに手を近づけます。アルミンは死を覚悟しますが、何とその巨人はアルミンのマントのフードを上げ、しばらくアルミンの顔を見た後走り去るのです。

 

殺さない…のか?なんだ、今の…?フードをつまんで、顔…顔を確認した…?

 

呆然としながらもここまで頭が回っているのは、もはや尊敬に値します。(私の中では)そこへライナーがやってきて馬をアルミンに渡し、再び出発します。2人は巨人を追いかける形で走っていますが、ライナーが巨人を奇行種と呼んでいたところに、アルミンが伝えます。

 

奇行種じゃない。巨人の体をまとった人間だ

何だって?

あ…ちょっと待って、先に煙弾を撃たないと。急げ、あっちに緊急事態を…煙弾で…

 

焦ってなかなか撃てないアルミンの背後で信煙弾の音がして振り向くと、そこにはジャンがいました。

 

アルミン、ジャン、ライナー

ジャンは2人に合流すると、知っている情報を2人に伝えました。右翼索敵が一部壊滅した事、巨人がたくさんきたが理由は分かっていない事、索敵が機能していない事。(倒れている兵士があの巨人を女型の巨人と言っているシーンがあったので、以降は女型の巨人とします。)そこでアルミンは持ち前の冷静さを取り戻し、状況を整理します。

 

あいつがきた方向からだ。…まさか!あいつが巨人を率いてきたのか?

あいつ?なんであんなところに巨人がいるんだよ?奇行種か?

いいや、違うんだ。あいつは、巨人の体をまとった人間。エレンと同じことができる人間だ

何だって?

 

アルミンとジャンの会話に、ライナーが割って入ります。

 

アルミン、どうしてそう思った?

巨人は人を喰うことしかしない。その過程で死なせるのであって、殺す行為自体は目的じゃない。しかしあいつは、急所を狙われた途端に、先輩を握り潰し、叩きつけた。喰うためじゃなく殺すために殺したんだよ。他の巨人とは、その本質が違う。超大型や鎧の巨人が壁を破壊した時に、大勢の巨人を引き連れてきたのは、きっとあいつだ。目的は一貫して人類への攻撃だ

 

アルミンは、今一度考えて言葉を発します。

 

いや、どうかな…誰かを探してるんじゃないかって気がする。もしそうだとすれば、探しているのは…もしかして、エレン!

エレンだと?エレンのいるリヴァイ班なら、あいつがきた右翼側を担当しているはずだが

 

ライナーの言葉に驚いたアルミンとジャンは、口々に話し始めます。

 

えっ?

右翼側?俺の作戦企画紙では左翼後方あたりになってたぞ

僕の企画紙には、右翼前方あたりにいると示されていたけど…いや、そんな前線に置かれるわけがない

 

アルミンとジャンの会話から、おそらくエレンの正確な位置は兵士には知らされていないという事が分かります。

 

じゃあどこにいるってんだ?

 

ライナーの問いに、アルミンは的確にエレンの居場所を予想します。

 

この陣形の一番安全なところにいるはず。だとしたら、中央の後方あたりかな

 

驚いた様子のライナーをよそに、ジャンは今は考え事をしている時間はないと伝え、陣形が崩壊する事を避けるべきだと話します。アルミンは何が起こったかを冷静に考え、分析し答えを出す事にたけていますが、ジャンは現状をどう打破するかを考え行動する事にたけていると感じました。

 

この距離なら、まだヤツの気を引けるかもしれねえ。俺たちで撤退までの時間を稼いだりできる…かもしれねえ…なんつってな

 

このジャンの言葉に驚くアルミンとライナーですが、アルミンはもう一度事実を述べます。

 

あいつには本当に知性がある。あいつから見れば、僕らは文字通りに虫けら扱い。はたかれるだけで、潰されちゃうよ

マジかよ…そりゃおっかねえな

 

あまりのジャンの変わりように、ライナーも思わず「お前、本当にジャンなのか?」と驚きます。最初は憲兵団に入団し、内地で暮らす事を目標にしていたジャンは、もういませんね。

 

…俺はただ、誰のものともしれねえ骨の燃えかすに、がっかりされたくないだけだ。お…俺は、俺には今、何をすべきかが分かるんだよ!そして、これが俺たちの選んだ仕事だ!力を貸せ!

 

ジャンのこの言葉にアルミンは少し考えた後、こう言います。

 

フードを被るんだ。深く、顔があいつに見えないように!あいつは、僕らが誰か分からないうちは下手に殺せないはずだから!

アルミン、お前はエレンとベタベタつるんでばっかで気持ち悪いって思ってたけど、やるやつだとは思ってたぜ

え…ああ、どうも…でも気持ち悪いとかひどいな

 

アルミンとジャンの会話でほんの一瞬だけ和みましたが、いよいよ3人の意思が決まったところで作戦を開始します。ジャンは覚悟を決めて女型の巨人の足元に立体機動装置を飛ばしますが、かわされてしまい、アルミンも馬ごと吹き飛ばされてしまいます。

倒れ込んで立ち上がることもできないアルミンの元にジャンが向かいますが、女型の巨人の想像以上の運動神経能力にジャンは怯みます。正直、ここのジャンの立体機動装置の技は、新兵とは思えないような動きで素晴らしかったです。うなじを狙うジャンですが、女型の巨人は自分の手でうなじを守ります

ジャンは立体機動装置を掴まれ殺されると怯えますが、そこでアルミンが起き上がり叫びます。

 

「ジャン!死に急ぎ野郎の仇をとってくれ!!」

 

この言葉に、女型の巨人の動きが止まります。

 

そいつだ!そいつに殺された!右翼側で本当に死に急いでしまった死に急ぎ野郎の仇だ!僕の親友を、そいつが踏み潰したんだ!足の裏にこびりついているのを見た!

 

ライナーが直接うなじを狙おうと女型の巨人めがけて飛んでいきます。ジャンも、アルミンに気を取られている今ならいけるかもしれない、と一筋の希望を見出しますが、とんでもない事が起こります。

ライナーが、握りつぶされたのです。

一瞬全てが終わったように見えましたが、ライナーは命からがら逃げ出すとアルミンを抱きかかえその場から離れます。ライナー、さすがですね。体が大きく実力もある兵士なので、頼りになります。女型の巨人がアルミンたちとは反対方向へと走り出すのを見て、アルミンは困惑します。

 

えっ!そんな…なぜ?あっちは中央後方…もしかしてエレンがいる方へ?

 

走り去る女型の巨人を最後に、エピソード17が終了します。

正直、今回もアルミンの勘の鋭さが役立った回ではないかと個人的には思いますね。アルミンが正しければ女型の巨人は人間という事になります。だとすると、兵士の中にいる事になってしまいます。

誰がこんな事をしでかしたのか?兵士の中にいるのなら、どうして仲間を殺していくのか、気になるところですよね。次回からは、女型の巨人に注意しながら進めていかないといけないなと思いました。

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子