こんばんは、はる子です。
今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。
前回は、巨人として機能しなくなってしまったエレンに対してアルミンが語りかけ、エレンが「自分はどうして外に出たいと思ったか」を思い出すシーンで終わりましたね。
アルミンの名演説がどんどん増えていきます。立ち上がったエレンが今回どうなるのか、岩を動かす事ができるのか、早速振り返ってみたいと思います。
そして、前回自分で書いていて(なんか物足りない…)と思ってしまったので、極力短くはするけども書きたい事は書いていく、という形に出来たらなと思います。
エピソード13について
まず、前回で語れなかった部分なのですが、(短くしようとしてしまったため…)ジャンがピンチに陥るんですね。
エレンの方に巨人を行かせないために、巨人の気をひいて引き離すという役割をしていたのですが、コニーが危ない目にあっているのを見て、咄嗟に巨人の意識が自分に向くようにしたんです。
その結果コニーは何とかその場から逃げ出す事に成功するのですが、ジャンが追われてしまいます。そしてあろう事か、ジャンの立体機動装置が故障してしまい、上に登れない状況になってしまうのですね。走って逃げる様子は、コニーも確認しており何とか助ける事ができないか考えている様子でした。
そして今回、ジャンは何とか逃げて家の中に隠れるのですが、そこで亡くなっている兵士の立体機動装置に目をつけ、巨人の目を盗んで取りに行きます。
この様子はコニー、アニ、マルコが上から見ていました。なかなか取れない立体機動装置に手こずるジャンでしたが、マルコが巨人の気を引くためにわざと巨人の前に現れます。
コニー、アニも動き始め、ジャンも立体機動装置を手に入れるのですが、トリガーが固く落ちてしまいます。
そこにコニーが飛び込んでいき、巨人に文字通り体当たりをします。(多分本当に失敗してぶつかってしまっただけ)
ジャンは何とか飛び、追いかけてくる巨人から距離を取る事ができましたが、前から仰向けで吹き飛んできた巨人の口が目の前まできている事に気付き、見ているこっちもまさか!と思わされました。
最初はエレンとケンカもしていましたが、ジャンはすでに好きなキャラクターだったので、ここでジャンが死ぬのだけはやめて欲しかった。
ここ、本当に格好良くて一瞬で好きになりました。
アニが、巨人の顎の部分に軽く乗っかる事で、巨人の軌道を変えジャンは命拾いをするんですね。
澄ました表情でジャンの命を助けたアニがとても格好良かったです。
屋根の上で無事4人集合する事ができたジャン、コニー、アニ、マルコは、そこであるものを目撃します。
巨人エレン復活
ミカサや、リコらの兵士たちは、不気味な巨人の足音に警戒しているように見えましたが、岩が見えた事でその足音がエレンであると知ります。
ジャン、コニー、アニ、マルコが見たものとは、岩を運んでいるエレンの姿だったんですね。ミカサの元にアルミンが飛んできて、状況を説明します。
「エレンが勝ったんだ!今、自分の責任を果たそうとしている!あとは、エレンを扉まで援護すれば僕らの勝ちだ!」
ここのイアンが、彼が指揮役で良かったと思わせられたシーンの一つでした。
「死守せよ!我々の命と引き換えにしてでもエレンを扉まで守れ!絶対に巨人を近づけるな!」
イアンもまた、ピクシスと同様に今ではなく人類の未来、人類の勝利のために文字通り心臓を捧げているのだと感じました。
ジャンもまた、指揮役としての頭角を表していました。
「邪魔をさせるな!エレンを援護するんだ!」
そしてジャンの言葉に躊躇うこともなく、飛び出していくコニー、アニ、マルコ。この「信頼」を目にするたびに泣きそうになります。
ミカサとアルミンは、イアンの命令によってエレンの元に向かう事になりますが、その途中でミタビ班が地上を走っているのを目撃します。
「巨人どもが俺らに食いつかないんだ!食いつかれるまで接近するしかない!」
ミタビは兵士を引き連れて地上を走り、巨人を後ろから追いかけ声をかけました。その事によって巨人は振り向きミタビ班を追いかけます。
「そんな…地上に降り立つなんて自殺行為だ!馬も建物もないんじゃ戦えない!」
「いや、もう…あれしかない。ミタビ班に続け!」
アルミンの言葉に、覚悟をした表情で地上に降りるイアンと班の兵士たち。エレンのいく先にいる巨人たちをその場から引き離します。
エレンも頑張っていました。いくら巨人だからといって、あれだけ大きな岩を持ち上げて運んでいるのですから負担がないわけがありません。
歩いていると、目の前にミカサとアルミンを見つけ心配するエレンですが、それでも歩みを止めるわけには行きません。
ミタビは、自分の班の兵士が巨人に捕まった事で足を止めてしまい、巨人によって潰されてしまいます。
もう、何人もの兵士が犠牲になりました。強くても、弱くても、巨人からしたらただの人間に過ぎません。どんなに想いがあっても、巨人には関係ないのです。
「どうしてエレンは外の世界に行きたいと思ったの?」
アルミンに言われた言葉を思い出しながら、歩みを進めるエレン。
「俺たちはみんな…生まれた時から…自由だ。それを拒む者が、どれだけ強くても関係ない。炎の水でも、氷の大地でも何でもいい。それを見た者は、この世界で一番の自由を手に入れた者だ。戦え!そのためなら命なんて惜しくない!どれだけ世界が恐ろしくても関係ない!どれだけ世界が残酷でも関係ない!戦え!戦え!戦え!戦え!!」
エレンのこのセリフの時の描写で、巨人に捕まり叫ぶ兵士を助けに行ったイアンが、巨人に喰われるところをミカサとアルミンは目撃し、アルミンは涙を流します。
私は少しの間しかイアンを知る事が出来ませんでしたが、イアンが好きでした。これからの人類の未来にとって、必要な人物だったと思います。
そして、エレンがあと少しで扉にたどり着くというところで、巨人が一体侵入してきてしまいます。
ミカサとアルミンが討伐しに向かいますが、リコがまだ生きており巨人の片目を潰します。ミカサが急所を削り取り、巨人は地面に倒れ、エレンを遮るものは何もありません。
「行けーっ! エレン!!!」
アルミンの叫びと共に、エレンは雄叫びを上げながら岩を穴に埋め込みます。
エレンが、やり遂げたんです。
「みんな…死んだかいが、あったな…」
リコが泣きながら言うこの言葉で涙腺崩壊しました。いや、このシーンを見ている間もずっと涙は流していましたが、ここで崩壊しました。
黄色の信煙弾を発射したリコは、心の中で呟きます。
「人類が今日…初めて…巨人に勝ったよ…!」
反対側の壁の上にいる兵士たち、そしてピクシスは、作戦が成功した事を知ります。
「更なる援軍を送れ!精鋭班を救出せよ!」
取り残されている精鋭班を救い出すために、さらに兵士を送り込むという命令を出せるピクシス、尊敬します。そう、穴は塞げましたが、壁の中にはまだ巨人が残っています。
リヴァイ兵長の登場
エレンを巨人の体から脱出させるために、アルミンはエレンを引っ張りますが、巨人と一体化し始めておりなかなか離れません。
リコも来て巨人と繋がってしまっている部分を切り取りますが、その反動でエレンとアルミンが少し下へと落ちてしまいます。
そこを近くまで来ていた巨人が襲い掛かろうとし、ミカサは慌てて飛びかかろうとしますが、そこでサプライズゲストが登場します。
リヴァイ兵長です。
見ていた限りで体感3秒ほどでしょうか?2体いた巨人はすでに地面に倒れており、その巨人の上に立っている人影を見た時、アルミンはミカサだと思いました。
しかしミカサがスッと隣に来て、あの兵士がミカサではない事が分かりますね。エレンは目を開けてその兵士の背中でたなびくマントを見て、呟きます。
「自由の…翼…」
振り向いて3人を見下ろしながら、不機嫌そうに言うリヴァイ。
「おい、ガキども。これはどういう状況だ?」
エルヴィン率いる調査兵団の精鋭部隊が急遽戻って参戦してくれた事、そして駐屯兵団工兵部の活躍によって、ウォール・ローゼは巨人の再びの侵入を阻む事に成功したのです。
そして、トロスト区に集めた巨人を全て片付けるまでに丸一日が費やされ、壁際にいた巨人には固定砲を使用し、残った巨人は調査兵団が討伐する事で壁の中の巨人を倒していきました。
そのうちの2体、4メートル級と7メートル級の巨人を生きたまま捕らえる事に成功し、巨人の研究に拍車がかかる事になります。
こうして人類が初めて巨人の侵攻を阻止する事ができたのですが、この作戦で死者・行方不明者含めて207名、負傷者897名と、あまりにも多くの人類が犠牲を負う事になってしまいました。
残酷な事実
戦いが終わったからといって、休めるわけではありません。兵士たちは道に倒れている遺体を回収するために町中を歩きます。
そしてこれは当日の話でもなく、穴を塞いでから2日も経っているシーンです。
そこでジャンは、信じられない人物を目にする事になります。
マルコの無惨な遺体です。
この遺体の名前を知っているなら教えるよう女性兵士に言われるジャンですが、如何せん動揺し過ぎて兵士の声が耳に入りません。
何度もジャンに声をかけるその兵士は、冷静に(もしくはそう努めているのか)ジャンに話しかけます。
「分かるか、訓練兵。岩で穴を塞いでからもう2日経っている。それなのに、まだ遺体の回収が済んでいない。このままでは伝染病が蔓延する恐れがある。二次災害は阻止しなくてはならない。仲間の死を嘆く時間は、まだないんだよ。分かったか?」
この言葉に、ジャンは絞り出すように声を出します。
「第、104期…訓練兵団所属…19班班長、マルコ・ボット…」
「マルコか。名前が分かって良かった。作業を続けよう。」
このような状況が町中で起こっているのでしょう、ある場所にはサシャがいますが、こちらも衝撃の事実が発覚します。
粘液のようなものが壁にへばり付くようにしてあり、サシャは兵士に訪ねます。
「何ですか…これは……?」
「巨人が吐いたあとだ。やつらには消化器官がねえから、人喰って腹いっぱいになったら、ああやって吐いちまうんだと。」
粘液の中には無数の人間がいますが、人間というよりも「パーツ」と言った方が正しいかもしれません。(表現すみません)
その状況を目の当たりにして、サシャは言葉が出なくなります。兵士たちは誰が誰なのか見分けがつかないと言いながら作業に取り掛かろうとします。
そして一方では、アニがひたすら亡くなった兵士に謝るというシーンがあり、改めてこの作戦においての犠牲は大きかったと言わざるを得ません。
エレン、拘束
場所は移り、エレンが目を覚ましたシーンになります。エレンの視点では、檻の中にいる描写になっており、目の前にはエルヴィンとリヴァイがいます。
エレンがここがどこなのか尋ねると、エルヴィンは地下牢だと答えます。エレンの身柄は現在憲兵団にあり、接触の許可が降りたため会いに来た、と。
エルヴィンは、エレンの家の地下室に行けば巨人の秘密について何か分かるという事で間違いないかエレンに聞き、エレンもそうだと答えますね。
そしてエルヴィンは、エレンにこう言います。
「今すべき事は、君の意思を問う事だと思う。」
エレンの家に向かうためには、ウォール・マリアの奪還が作戦の目標となる事、そしてそこにも開いているであろう穴を塞ぐ事で、エレンの家の地下室に足を踏み入れる事ができるであろうという事でした。
そのためには、エレンの巨人の力が必要だという事を話し、超大型巨人も、鎧の巨人もおそらくエレンと同じ原理だろうとエルヴィンは言います。
「おい、さっさと答えろクズ野郎。お前がしたい事は何だ?」
リヴァイのこの言葉に、エレンは息を荒げ真っ直ぐ2人を見つめてこう言い放ちます。
「調査兵団に入って、とにかく巨人をぶっ殺したいです…!!」
この言葉を聞いたリヴァイの目が変わり、「悪くない」と呟きます。
「エルヴィン。こいつの責任は俺が持つ。上にはそう言っておけ。俺はこいつを信用したわけじゃない。こいつが裏切ったり暴れたりすれば、すぐに俺が殺す。上も文句は言えんはずだ。俺以外に適役がいないからな。認めてやるよ。お前の調査兵団入団を。」
ここでエピソード13が終了します。
いやあ、一気に駆け抜けた感が私にはあります。皆さんはどうでしょう…やっぱり長かったかな(気にしすぎ)
エピソード13は、色々な事が色々なところで起こったので、ぎゅっと詰まったエピソードになっていると思っています。
でも個人的には、イアンかなあ。あとは、マルコですね。ジャンも言っていましたが、マルコが死ぬわけないといった口振りでしたので、恐らく理由ものちに分かってくると思います。
ジャンの事を唯一きちんと理解してくれていた友達だと思うので、ジャンの事を思うと悲しいですね。
次回はまたどんな出来事が起こるのか、楽しみでもあり不安でもありますね。
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子