はる子の趣味部屋

アニメ、海外ドラマ、洋画などなど語り尽くしたい系ブログです。

The Devil's Hour

 

こんばんは、はる子です。

 

最近ずっと進撃の巨人について語っていたのですが、この前一気に見てしまった海外ドラマが想像以上に興味深かったので、今回はそちらについて語りたいと思います。

 

The Devil's Hour

邦題だと「デビルズ・アワー〜3時33分〜」となっています。

このドラマはアマゾンプライムビデオのオリジナル作品で、10月28日に公開されたばかりでした。

ジェシカ・レインピーター・キャパルディ主演のサイコスリラーとなっていますが、俗にいう「怖い」ではなく、真相に気付くと「ぞわっ」とする方のスリラーです。

まず最初に、これは皆さんの目で実際に見て、感じた事がこの物語の本当の「締めくくり」になると思うのでこのブログではドラマの内容は書きません。完璧なまでのただの感想文です、すみません。

 

 

大まかにストーリーを話すと、主人公であるルーシーは毎晩悪夢を見てしまい、早朝の3時33分に目が覚めてしまうという特徴を持っていて、人とは違った何かが見えている息子のアイザックと住んでいます。彼女は、夫のマイクとはアイザックが原因で別居をしていますが、マイクはなんとかしてルーシーと復縁しようとします。しかしアイザックを恐怖対象として見ているため、なかなか上手くいきません。

ある日、ハロルド・スレイドという男性が殺害される事件が起こり、その捜査を警部補のディロンと彼の相棒のニックとで進めていきます。

捜査を進める中で、ギデオン・シェファードという男にたどり着くディロンですが、そのギデオンという男とルーシーの悪夢が奇妙に重なっていくにつれ、理解し難い世界へと引き込まれていく事になります。

 

まず最初に言いたいのは、このドラマは言葉で説明するには複雑すぎるという事。(笑)

上記の説明で理解できる方は天才です。(笑)

 

また、現時点でシーズン1までが放送されていて、1エピソード1時間弱、全6エピソードなのですが、最終エピソードまで全て自分の想像力に頼るしかありません。

とにかく奇怪な世界観をたっぷりと堪能したい方にオススメしたい海外ドラマかな、と思います。

 

雰囲気はSFに近いのかなあ。ドラマ内では、悪夢の事を「デジャヴ」と説明していて、この説明が分かりやすかったです。

みなさん、今まで生きてきて「あれ?この光景って前に実際に体験しなかったっけ?」という状況に陥ったことはありませんか?

実は私は何度かあって、そのどれも、感じている時なんとも言えない感覚に陥ります。みぞおちの辺りがぎゅうっとなるような、心臓が速く脈打つような、不思議な感覚と共にまるで自分の記憶の一部のように、その光景が広がる。

この現象を我々は「デジャヴ」と呼ぶ事が多いと思うのですが、ドラマ内では実際に経験している事で、同じ世界線の中で起きている事だ、という話になっています。(理解しきれていなくて間違った認識でしたらすみません)

 

個人的には「ドッペルゲンガー」とかにも似ているな、と思いました。自分と同じ顔をした人間が世界に三人いて、同じ世界線で生活している、といったもの。

 

私、たまに些細な選択でも「こっちを選ばなかった私は、他の世界線に分裂して生きているだろうけれど、どんな生活をしているんだろう?」と思う事があります。(おかしいかな?)

 

なので、このドラマのストーリーは個人的にとても興味深い内容だったのですよ。なのに、言語能力が低いせいでうまく伝えられずモヤモヤします…だから実際に見てほしい…(笑)

 

 

あと、なんといってもアイザック役を演じていたベンジャミン・チヴァーズという子役の演技力が半端ないです。

本当は子供にこんな言葉を使いたくなくてずっと避けていたのですが、絶妙に不気味なんです、アイザック

表情はほとんど動かない、自分からは何も発さない、何事にも関心がない。こんな子供がいたら、正直不気味だと思います。(ごめんねアイザック…)

今後もっと色々な作品で出演してほしいなと思う、演技力の高いなと思う子役でした。

そんなアイザックが最後にどんな行動を取るのか、実際に見てほしいです。ちなみに私は悲しかった。

ルーシーが諦めずに愛情を注いだという事実が、きちんとアイザックに伝わっていたんだという事に気付くことは出来たのですが、それでも私は悲しいなと思いました。

 

 

そして、伏線の回収。その時その時に見ていたシーンは謎に包まれていて、理解もできない状態だった伏線たちが、最終エピソードでほぼ全て回収されていく様に「ぞわっ」とする事間違い無しなのです。

「あれはこういう事だったの?」

「これってあの時のあれ?」

と、まあ気持ち良いくらいにボロボロと剥がされていくのでぞわぞわが止まりません。

 

ギデオンというキーパーソンを拘束してからがこのドラマの全てを知るために必要なシーンとなってくるので、途中で頭がこんがらがっても踏ん張って見続けてほしいです。

そして、人によっては恐ろしくつまらない可能性もあるので、ジャンルに興味がある方であれば楽しめるのではないかなと思います。(笑)

 

 

ちなみに、邦題は「デビルズ・アワー〜3時33分〜」ですが、3時33分の事をドラマの中でDevil's Hourと呼んでいて、それがドラマのタイトルとなっています。日本語だと「魔のとき」と言うらしい。

調べてみましたが、ドラマ内でのみ使われている言葉のようでした。(リサーチ不足でしたらすみません)

 

 

「もし、今の自分とは別の自分が存在して、全く別の人生を歩んでいるとしたら?」

「もし、今の自分の存在が、本来の存在にとって邪魔だとしたら?」

「もし、予想外の出来事が起きて生まれた結果が現在で、それが世界線に多大な影響を与えていたら?」

 

上記の質問を答えようとしてワクワクした方、今まで考えた事すらなかったけど、この質問を問いかけられた瞬間無性に気になってしまった方。

多分楽しめると思います。

ぜひ、奇怪な世界にどっぷり浸かって楽しんでみてください。

そして良ければ感想も教えてください、色々な方の捉え方が気になります。

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子