はる子の趣味部屋

アニメ、海外ドラマ、洋画などなど語り尽くしたい系ブログです。

進撃の巨人について語りたい7

 

こんばんは、はる子です。

 

今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

 

前回は、ミカサの過去が分かるエピソードで、ミカサにとってエレンがどんな存在かが分かる回でした。今回ミカサはエレンの死を知る事になると思いますが、ミカサ始め他のみんなが心配ですね。

 

エピソード7について

補給塔から任務のために内地に向かおうとする(逃げ出す)腰抜けおっさんのシーンから始まりますが、まず思うのが、隊長と呼ばれているこの臆病者の髭面のおっさんは名前ありましたでしょうか?ものすごく分かりやすく怯えているのに、さも正当な理由のために自分は内地に行くのだ、と言っていますが、こういうのがトップの位置にいると正直上手くいくものも上手くいかなくなりますね。よって、とても厄介な存在だと思っています。

 

衝撃シーン

ここは見ていた皆さんの中でも衝撃を受けた方がいるシーンだと思うのですが、私はとても衝撃を受けました。一人の兵士が銃で自害するというシーン。

ここ、すごくリアルだなと思いました。彼の表情は特に怯えた様子もないんですよね。想像でしか話せませんが、このままだと生きたまま巨人に喰われる可能性の方が高いと考え、割と衝動的にといいますか、咄嗟に「だめだ、これしかない」と思ってとった行動なのかな、と思いました。

 

新兵訓練兵)の心が折れてしまう

撤退命令が出たにも関わらず、ガス欠で飛べなくなって立ち往生し、戦意喪失状態になっているジャンと、今できる事をやるしかないと伝えるコニー。

みんなを励ますサシャと、言葉すら出ない他の訓練兵。目の前で仲間が喰われるのを見ていたのでしょう、放心状態になるのは容易に想像ができますね。

アルミンを見つけたサシャは近づいていきますが、様子がおかしい事に気付きます。

ライナー、アニ、ベルトルト、マルコは一緒にいますが、こちらも行動する事に少し躊躇していますね。

そこにミカサが来て、アニにエレンの行方を聞きます。ライナーがアルミンが近くにいる事を伝えると、ミカサはアルミンに聞きます。

 

アルミン!怪我はない?大丈夫なの?

頷くアルミン。ホッとするミカサは、続けて聞きます。

 

エレンはどこ?

 

僕たち、訓練兵34班トーマス・ワグナー、ナック・ティアス、ミリウス・ゼルムスキー、ミーナ・カロライナ、エレン・イェーガー。以上5名は、自分の使命を全うし、壮絶な戦死を遂げました!」(名前にミスがあったらすみません…)

 

その場にいた全員が息を呑み、34班がアルミンを除いて全滅した事実にまた恐怖し始めます。

 

ごめん、ミカサエレンは、僕の身代わりに僕は何も出来なかったすまない

 

アルミンがどんな気持ちでこのセリフを言っているのか、想像するだけで涙が出ます。

 

アルミン。落ち着いて。今は感傷的になっている場合じゃない。さあ立って。

 

アルミンは、いっそ罵られ、叫ばれ、怒られる方が良かったとでもいうような表情で立ち上がり、ミカサを見ていますね。

 

ミカサは表情には何も見せていません。動揺、不安、混乱、悲しみ、どれもなく無表情で、淡々と指示を出していきます。前回あれだけエレンに対する感情を見せていたミカサなので、この反応が逆に怖いです。

 

ミカサはその場にいる人間に、本部に群がる巨人を倒してガスの補給をすることで壁を登る事ができる、なので本部に向かうといった指示を出します。

 

マルコは、ミカサがいてもあれだけの数の巨人は倒せない、と言おうとしました。

 

私は、強い。あなた達より、強い。すごく強い。ので、私はあそこの巨人どもを蹴散らす事ができる。例えば一人でも。あなた達は腕が立たないばかりか、臆病で腰抜けだ。とても残念だ。ここで指を咥えたりしてればいい。咥えて見てろ。

 

ここのミカサ、大好きです。このセリフが、進撃の巨人のこのシーンだから通じるというわけではない、というところがまた好きです。

このセリフは、実は私たちの日常のどんな場面でも当てはまるセリフだと思っています。

「そんな事無理に決まっている」というような事に挑戦する事は、時に無謀に見えたり、危なく見えたりするものですが、結局のところ挑戦しないと分からないんですよね。

進撃の巨人のこのシーンでは、挑戦しなければ死ぬ、という生死に関わる問題ですが、日常的に同じような状況が生まれる事はあると思っていて、そんな時に思い出したいなと思わせられたセリフでした。(余談すみません

 

あの数の巨人を、一人で相手にする気か!

そんな事、できるわけが…!

 

まあ、恐怖でいっぱいの時に、更なる恐怖を言われたらこのセリフが出るのも理解できますね。

 

出来なければ、死ぬだけ。でも、勝てば生きる。戦わなければ勝てない。

 

ミカサがエレンに言われたセリフですね。正直、ミカサは死んでもいいという気持ちが少なからずあるように見えました。ミカサにとってエレンは、それくらい大きい存在だったから。

冷静なように見えましたが、あまり冷静ではなかった事がわかるシーンがのちにきますね。

 

ジャンの進化(?)

なんだかポケモンみたいな言い方になってしまいましたが、(笑)ジャンはミカサの言葉に分かりやすく感化され、「てめえのせいだぞ、エレン」と呟いた後、その場にいた全員に声をかけますね。

 

おい!俺たちは仲間に一人で戦わせると学んだか!お前ら本当に腰抜けになっちまうぞ!!

 

言うや否や飛び出していくジャンと、すぐについていくコニー。(可愛い)

「そいつは心外だな」と呟きあとに続くライナー、アニ、ベルトルト。

涙を拭いて、歩き出したアルミン。

頭を抱えながらもついていくマルコ。

「やい、腰抜け!弱虫!あほー!!!」と叫んで飛び出していくサシャ。(大好き)

その後も、続々とあとに続いて飛び出していきます。

 

このシーンも大好きです。このシーンだけでも、ジャンには人を引っ張っていく何かがあると思いますよね。内地に行くには勿体無いと思ってしまうほどの実力です。そして、音楽もとてもかっこいい。このシーンを見ると、強い弱い抜きにして、この場の訓練兵はやはり調査兵団としての素質はあるのだな、と思いました。

いくら腰抜けと言われても、怖いものは怖い、とその場から動けない人もいるでしょうし、誰かが助けに来てくれるかもしれない、と待ち続ける人もいるでしょう。

あそこで「やってやんよ!!」と立ち上がれる強さは、やはり調査兵団だなと個人的には感じました。

 

そして、ジャンはコニーに指揮役を頼まれアルミン、コニーとは別行動になりますが、また目の前で次々と仲間が巨人に喰われていきます。

正直、あそこで助けに入らなかったジャンの判断は正しいと思っています。それを瞬時に判断するのはなかなか難しいと思うので、他の訓練兵は助けに行った結果巨人に襲われてしまうんですね。

今はまだ出来なくても、あそこで助けないという指示を今後出せるようになるのかな、と一人で考えていました。

 

ミカサの冷静さ

ミカサに続いて飛んでいるコニーが、「しかしすげーなミカサは。どうやったらあんなに早く動けるんだ?」と言いますが、アルミンは「いや、ガスを吹かしすぎだ。あれじゃあすぐに無くなる。」と心配していましたね。

そしてミカサが冷静ではない事にすぐに気付いたと同時に、ミカサのガスが切れます。

アルミンに続いてジャンもミカサの方へ行こうとしますが、コニーに指示役を頼まれます。

 

「いや、俺も…」

何言ってんだ!巨人はまだいるんだぞ!お前の腕が必要だろうが!!

 

コニーがジャンの腕を信頼しているのが分かるセリフですよね。

 

場面が変わり、ミカサが仰向けで倒れているシーンでミカサが心の中で呟きます。

 

まただ。またこれだ。また家族を失った。また、この痛みを思い出して、またここから、始めなければいけないのか。

この世界は、残酷だ。そして、とても美しい

 

ミカサの名ゼリフですね。このセリフは、多くの人の心に届いたのではないかと思います。

ミカサは、自分の家族も、第二の母親も、エレンも失った。もう家族がいないという感覚でしょう。

「そして、とても美しい」のシーンで、エレンとミカサの映像が流れる事で、二人の存在自体が美しく感じます。残酷な世界だけれど、美しいと思う事もたくさんあるんですよね。

 

そして、「いい人生だった」と生きる事を放棄しようとするミカサですが、つい手が動いて巨人から逃げます。「なんで?」と自分に問いますが、そこで聞こえるのがエレンの声。

 

戦え!!

 

エレンの事を思い出し、自分の生きる意味を思い出すミカサ。生きる事を諦めてしまった事を謝り、泣いているミカサ。

 

死んでしまったらもう、あなたの事を思い出す事さえできない。だから何としてでも勝つ!何としてでも生きる!

 

こんなに素敵な愛の言葉がありますか…好き、愛してるという言葉を使わずして、ここまで誰かの事を大切に思っている、という事が伝わる言葉ってない気がします。

ミカサの、エレンに対する愛の深さがよく分かるセリフだなと思うと同時に、ミカサにとってエレンがどれほど原動力なのかが分かるシーンでもあるなと思います。

 

またもや衝撃シーン

せっかくミカサが戦おうと立ち上がるのですが、ここでも衝撃的な展開が待っていますね。

てっきりアルミンとコニーが助けに入ると思いきや、

 

巨人が巨人に突っ込んでいきます。

 

というより、殴り飛ばします。え?そんなことってある?何で巨人が巨人を殺しているの?え?と、一瞬で頭が混乱します。

そしてこの巨人は、人間にはまるで興味がないように見えます。

アルミンがミカサをその場から救い出し、コニーも合流しその場から離れようとしますが、そこにまた巨人が現れます。

アルミンは、近くで巨人が骨になっているのを見て驚きますね。

 

はい、ここ。ここで、勘の良い人は

 

「ん?いやいやいやちょっと待て」

 

とある事に気づきます。

 

「何でこの巨人、ファイティングポーズとってるの?」と。

 

アルミン達もその事には気づいた様子でしたが、如何せんその巨人が強すぎました。もう片方の巨人の頭を殴りだけで吹っ飛ばし、動き出した体にとどめを指します。

そう、とどめ

なぜこの巨人は巨人の弱点を理解しているのでしょう?この巨人には知性があるように見えますが、その事にアルミンも気づきます。(さすが)

そしてまた、その巨人が人間に興味がない事にも気づくのです。(さすが)

 

とにかくここから脱出しようとコニーは提案しますが、ミカサのガスがないと知り、アルミンは自分のガスをミカサに渡し、自分は残ると言い出します。

 

今度は、大事に使ってくれよ。みんなを助けるために

 

このアルミンのセリフに、ミカサは自分が無責任な行動をし、その命さえ自分勝手に放棄しようとした事に気づき悔います。

 

私は、みんなの命を背負う覚悟もないまま先導した。その責任も感じないうちに、一旦は命さえ放棄した。それも、自分の都合で。

 

アルミンは、「生きたまま喰われる事だけは避けたいんだ」とかけた刃先を握りますが、それを取り上げ投げ捨てるミカサ。(ちょっとアルミンの絶望顔を見てかわいそうになった)

 

アルミン。ここに置いていったりはしない。

 

ミカサはそう言うとアルミンを立たせ、心の中で呟きます。

 

あの時、ただひたすら困惑した。巨人が巨人を殺すなんて、聞いた事がない。そして微かに、高揚した。その光景は、人類の怒りが体現されたように見えたから。

 

ここでエピソード7が終了します。

 

個人的には、このセリフで疑惑が確信に変わりました。

人類の怒りが体現されたように見えたのは、あの巨人が人間だからではないか?と思った方はいると思います。

 

とにかく、このエピソード7からしばらくは、語りたい要素てんこ盛りなのでしばらくはお付き合いください。(笑)

嘘だと思われるかもしれませんが、これでも結構削りました。(笑)

次回も頑張って削ります!

 

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子