※若干のネタバレがあります、ご注意ください※
こんばんは、はる子です。
僕のヒーローアカデミア、シーズン7の11話目。トガヒミコの思い、荼毘の思い。ヴィラン側に焦点が当たった回だったな。
※このブログはまだ「僕のヒーローアカデミア/ヒロアカ」を観たことがない人に「観てみたい!」と思ってもらえるよう、
そして「ヒロアカ」を観たことがある人には主に私の個人的な感想を共有できたらという思いで書いているブログになります※
前回のあらすじはこちら:
僕のヒーローアカデミア第145話「INFLATION」
僕のヒーローアカデミア145話のまとめ
オールマイト、塚内、そして相澤の3人で考えた分断作戦は、一見うまくいっているように見えました。
しかしデクが考えていた場所とは違う場所に飛ばされてしまい、作戦に少しずつズレが生じてしまうのでした。
デクの不在
イレイザーヘッドに「がっかりだ」と伝えた死柄木は、無数の手を伸ばしてミルコに襲い掛かります。
ミルコはなんとか抜け出し爆豪と合流するも、死柄木の手はどんどん増えていき、他のヒーローたちの居場所を奪っていきます。
そこへデクから相澤へ通信が入り、トガヒミコの分断先である奥渡島にいることが判明したデク。
ワープで天空の棺に運んでほしいと頼むデクですが、死柄木の無数の手を考えると、相澤はワープを使う気にはなれません。
なぜなら、物間が相澤の「抹消」ではなく「ワープ」を使用している間に、死柄木の無数の手が個性を発動してしまうと、
天空の棺は一瞬で破壊されてしまうからです。
相澤は通信で自力で天空の棺まで来るようデクに指示し、デクが来るまで天空の棺にいるヒーローのみで対応することになります。
トガヒミコ
奥渡島では、ギャングオルカや梅雨など水に強いヒーローが集まっており、トガヒミコと交戦経験のあるお茶子もいました。
相澤と通信しているデクの前に現れたトガヒミコは、デクにとんでもないことを伝えます。
「私の恋人になって」
初めて人に告白されたデクは顔を真っ赤にし、
「ここっ、恋人っていうのは、
2人で遊園地に行って手を繋いで
クレープを半分こすることだろ!!」
と返しお茶子を硬直させますが、トガヒミコは「同じになる」ことが私にとっての「それ」なのだと話します。
自分もオールマイトのようになりたいと頑張ってきたから、同じになりたいという気持ちは理解できると話すデク。
「でも、じゃあなんで、
心も同じになろうと思えないんだ!
僕は、好きな人を傷つけたいとは
思わないよ!」
デクの言葉を聞いたトガヒミコは「パパとママと一緒だね」と呟き、その言葉でハッとするデクとお茶子。
その瞬間トガヒミコはデクに襲い掛かり、お茶子はトガヒミコに飛びついて彼女の攻撃を止めようとします。
「世界が私を拒むなら、
私も世界を拒む」
トガヒミコがナイフでお茶子を襲った時、お茶子の助けに入ったのは梅雨ことフロッピーでした。
フロッピーはデクに向き直ると、デクの行くべきところへ行くよう伝え、お茶子もデクに「頑張ろう」と伝えます。
トガヒミコが動けないでいるその瞬間に個性を発動させたデクは、お茶子たちを心配しつつも奥渡島を後にします。
2代目の個性
空を飛んで天空の棺を目指すデクは、もっと速く進みたいと考えて2代目の個性を使おうとし、2代目本人に咎められます。
自分の個性は最後の選択肢としてとっておけと言ったはずだ、という2代目の個性は、
ワン・フォー・オールの強化と共に力が増して極めて特異なものとなったようでした。
「友を信じろ」と言われたデクは、自分ができる精一杯の速さで天空の棺を目指すのでした。
荼毘と焦凍
神野区、グラウンド・ゼロ。
そこには荼毘の炎でやられて倒れているヒーローたちと、轟、そしてエンデヴァーの側近がいました。
荼毘は自分にエンデヴァーがあてがわれていないことが答えか、と言いますが、轟は荼毘に話しかけます。
ここにいるのは自分の意志だと話す轟に、荼毘はそれじゃ父親の言いなりじゃないかと返し、そうなるだろうな、と返す轟。
生きていたならなぜ帰ってこなかったのかと尋ねた轟に、腐っても兄ちゃんだからな、とその理由を話し始める荼毘。
「俺が荼毘になった経緯、
お前以上の熱を絶やすことなく
生きてこられた理由を」
轟にそう伝えた荼毘の表情は、これから話すことが楽しいことだとでも言わんばかりの笑顔なのでした。
感想
天空の棺がピンチを迎えていることは分かっているんだけど、今のところ個性ではない無数の手に対する対処法が分からないので待機。
今回145話で個人的に気になったのは、やっぱりトガちゃんかな。
ヒーローのいう正義と、トガちゃんのいう「自由に生きたい」は共存できないという話よね。
トガちゃんは好きな人の血を吸ってその人になることで満たされる、ということを話しているんだけど、
それは正しくない、というのがヒーロー側の主張で。
好きならその相手のことを傷つけたいとは思わないでしょ、というデクの主張はごもっともなんだよね。
でもおそらくトガちゃんの世界ではデクの言い分は通らなくて。
好きだからこそ同じになりたいのに、どうしてそれが分からないの?というのがトガちゃんの主張なんだろうから、
こりゃあ一生分かり合えないだろうなあ、と改めて感じた。
もちろん人のことを傷つけるのはダメだし、私たちの世界線でもヒロアカの世界線でもダメなことだけど、
そうじゃない世界線で生きている人たちがいるんだって改めて考えさせられたのが今回の145話だった。
そんなトガちゃんを「助けたい」と思うのは、こちら側のエゴでしかないんじゃないかなって。
でもかといって人を傷つけていくのを傍観するわけにもいかないし…
なんか色々なアニメを見ていると、何が正しくて何が間違っているのかが本当に分からなくなる。
全てが曖昧で、正しさも間違いも誰かが勝手に決めた線引きでしかなくて、私たちはその線引きに従って生きている。
私は人を無闇に傷つけることに反対だし、人の命を奪うことにも反対だからヒーロー側の視点で物事を見ているけど、
別に自分のことを否定してくる人間は傷つけたって構わないじゃん、と考える人からしたらトガちゃんたちの視点で物事を見ているわけで。
どちらが正しいのか、間違っているのかについてしばらく考えてしまうほどには、私の中ではその線引きがとても曖昧なものとなってしまったよ。
…トガちゃんだけでこんなに考えない?
すみません、私はこんなことまで考えていました…(笑)
ちなみに梅雨ちゃんが心の中で呟いていた言葉で、人が大事にしまっているものを暴かれるなんて居たたまれない、
と言っていたのが印象的だったな。
梅雨ちゃんは本当に心が優しくて、それを表に出さずに行動に移してお茶子ちゃんの心を大事にしてあげているのが
個人的にはとても好きだなと思いました。
あとは荼毘かな。
荼毘もまた、父ちゃんに構ってほしい子供にしか見えないんだよなあ、個人的には。
私は小さい頃から大人に甘えたり頼ったりすることが上手くできない子供だったので、
ここまで分かりやすく行動できるのはすごいなと感心してしまった。
荼毘が本当はどんな気持ちでエンデヴァーと向き合っていたのか、なぜ家に戻らなかったのかを聞けるのが楽しみ。
一体荼毘にはどんな感情が巡っていたんだろう。
どうして荼毘になったんだろう。
家族全員を捨ててまで荼毘になった理由はなんだろう。
次回でそれが聞けると良いなと思います。
なんとなくだけど、荼毘にエンデヴァーを持ってこなくて良かったのかな、と。
荼毘の相手をするならば、それは父親じゃなくて、同じ父親をかつては憎んでいた轟くんがピッタリなのかもしれないなって。
轟くんが荼毘の炎を消してくれることを願ってる。
みんな、とにかく頑張ってくれ。
ヒロアカ視聴済みの皆さんは、145話を観てどんな感情が駆け巡りましたか?
皆さんが感じたことを教えていただけると嬉しいです。
次回「二つの赫灼」
荼毘と轟くんのことだろうな。
荼毘が荼毘になった理由、荼毘の心にあるもの。
荼毘に何が起こったのかを見ることができたら良いなと思います。
次回も楽しみです!
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子
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