こんばんは、はる子です。
今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。
前回はなんと言ってもガビのシーンが個人的には印象に残っていますね。
そしてジークが倒れたこともマーレ軍、パラディ島どちらにも衝撃的な出来事でした。
今回どうなっていくのでしょう。そしてリヴァイは大丈夫なのか。
いきましょう。
今回のタイトルは「兄と弟」です。
エピソード3について
今回はオープニングから入りすぐに前回の続きが始まります。
エレンがジークの元へと進むのをポルコが止めるのですが、エレンはそんなポルコのうなじをボコボコに殴ります。これはさすがにポルコ助からない気が…
しかしここでピークが背負う対巨人砲が発射されエレンに命中、マガトはジークにもとどめを刺そうとします。
今ばかりはパラディ島が一丸となってマーレ軍に向かっていくのですが、やはりピークが強すぎる。背中に人間乗せて大砲も撃たれたら人間は歯が立ちません。
アルミンたちもマーレ兵と戦いますがなかなか形勢逆転とはいかない中で、ピクシスの「敵の背後を捉えよ」という言葉を聞いてアルミンはみんなに指示を出します。
懐かしいこの感じ。アルミンたちも敵の背後へと回り込むために行動を開始します。このときの音楽がとても格好いい。
ジークの咆哮
ジークが目を覚ましたときに見た光景は、ライナーがエレンに馬乗りになっていたところでした。しかしポルコが心配なライナーはポルコに手を伸ばします。
触れた瞬間見えたのは、ライナーが鎧の巨人を継承した理由を、マルセルがライナー、ベルトルト、アニに話したあの場面の記憶でした。
ここがよく理解できなかった。これはライナーが自分で見せた記憶なのか、それとも2人の絆がこの記憶を選んだのか。ライナーにもすごい力があるのか?
ジークが勢いよく空気を吸って、脊髄液を飲んだ全ての人間を巨人化させようと叫ぼうとしたとき、エレンはハッとして「待て!」と言うのです。
エレンは、ファルコが脊髄液を飲んでしまったことを知っています…つまりエレンは、たった1人の少年のために計画の一部を変更しようとしたのではないかと思うのです…
このエレンの態度が、私とアルミンの仮説をより濃厚にさせます。
ジークが叫ぶのを止めた瞬間、ファルコたちがジークの元へと辿り着きコルトが事情を話して叫ばないでほしいと伝えるのです。ジークもライナーも驚いていましたね。
特にライナーはファルコを可愛がっていましたし、個人的にライナーとファルコの心の奥底にある繋がりのようなものを感じていました。
ファルコはライナーの「本心」を知っているだろうし、ライナーもまたファルコが本当は戦士になんてなりたくないことも知っているでしょうからね。
せめて、ファルコが叫びの影響を受けない場所に行くまで待ってほしいとコルトは頼み「弟は巻き込まないでくれ!」と言うのですが、葛藤していたジークにはこの言葉がマイナスに響いてしまったのかもしれない。
「弟を思う気持ちはよく分かる。だから…残念だ」
ジークの咆哮。
ファルコを抱きしめるコルト。
ファルコの元へと駆け寄るガビ。
ナイル。
その他の酒を飲んだ兵士たち。
そして、ピクシス。
ピクシスは最後まで酒を飲んでいましたね…そして最期は「きたか」という表情に見えました。
個人的にコルトが最期までお兄ちゃんで涙が出ました。
今回のタイトルは「兄と弟」ですが、2組の兄弟はとても対照的に感じます。コルトはファルコが怖がらないように最期までファルコのそばにいました。
「大丈夫だファルコ!兄ちゃんがついてるからな!」と言いながら。長子に生まれた性なのでしょうか…
それに対してジークは、目的のためにエレンと力を合わせて戦おうとしている。エレンが死ぬかもしれない、奪われるかもしれない可能性があってもなお、目的のために行動する。
年齢的な違いもあるかもしれませんが、今回のタイトルはジークとエレン2人のことだけを言っているのではなく、この2組の兄弟のことも言っているように感じました。
一斉に巨人化したパラディ島の兵士たちに襲われるマーレ兵。そしてここで、巨人が登場するたびに流れていたあの音楽。さすがです。
ファルコも巨人化しており、もう意識はありません。あろうことかファルコに指示を出すジーク。なんかここ嫌でした。実際に見ると、想像していた以上にジークとイェレナが残酷なことを考えていたのだなと思い知らされます。
ファルコはライナーに向かって走っていき、ライナーはエレンとファルコの相手をしなければならなくなったのでファルコを介錯しようとしますが、できない。
ライナーがファルコの命を奪うことは、例えファルコが巨人化していたとしてもできないでしょう。
隙をついて抜け出すエレンですが、そこへジークにまた大砲が飛んできます。ピークとマガトです。
「お前の脊髄液をよこせ」というマガトの欲望の塊みたいな言葉が個人的にお気に入りです。
次にエレンを狙うピークの背後から突然、雷槍が飛んできました。
アルミンです。
そして、アルミンを撃ち落とそうとするマーレ兵を斬っていくミカサ。ピークを任せられたのはアルミンとミカサのようですね。
と思っていたら、見えたのはジークの骨。
え?ちょっと待って。ジーク死んでない?
ジークが死んだらエレンがいても意味がありません。
ファルコにうなじを噛まれながら、ライナーは役目が終わったことで硬質化を解いて自分をファルコに喰わせようとしますが、ファルコが突然噛むのをやめて後ろを振り向きます。
そこにいたのは人間の姿に戻ったポルコでした。
マルセルが自分を守ろうとライナーを鎧にさせたことを知り、マルセルの細工がなければ自分が鎧を継承していたのだと思ったのか、もしくはそこまでしてライナーを鎧にしたマルセルの意志を尊重したのか。
「これではっきりしたよな、最後まで俺の方が上だって」
ファルコは躊躇なくポルコを食べ、顎の力はファルコへと継承されることになりました。
ポルコは割と好きな人物だったので少し悲しかったのですが、ライナーの「ポルコー!!」という叫びが心臓に響きました。ここでも声優さんの力に鳥肌が立ちました。
しかしこのことでエレンをぶん殴っても仕方ないでしょライナー…エレンは待ってましたと言わんばかりに硬質化しライナーの体の一部も動けなくしてから人間の姿に戻りました。
走るエレン。
ジークは、ピークのように死んだふりをしただけだったのです。
エレンの後を追おうとするライナーを止めたのは、コニーとジャンでした。
104期兵…エレンのために動いてくれています…
走れエレン!あと少しだ!というところでエレンの右目の視界に映るガビの姿。
エレンの頭が吹き飛んだ。
ガビが撃った銃弾がエレンの首を吹き飛ばし、頭部と体が離れ離れに。
いやいやそんなこと、あるわけない。エレンが死ぬはずはない。このトリックは進撃の巨人の冒頭の方でも使われていたし、2度も騙されないぞ。
そう思っていたら、回想シーンとなります。
エレンの真意
マーレ襲撃の前に会って会話をしていたジークとエレン。このシーンは以前見たものですよね。
ジークは自分の安楽死計画に賛同してくれるのか、とエレンに質問するのですが、エレンは自分の話を始めて結局その答えが聞けることはありませんでした。
エレンは、父親であるグリシャは間違っていたしそんなグリシャに育てられた自分も間違っている、と言っていましたね。
エレンはそれらしいことを言っていましたが、あのときジークが投げた野球ボールの行方が今分かることになります。実際に触れ合うことができないから、とジークはボールを投げるんですよね。
エレンが受け取った描写はそのときなかったのですが、エレンは
ボールを落とすんです。
私にはわざと落としたように見えましたし、ジークの表情からも驚いたような印象を受けました。
場面は現在に戻り、またしても鳥の描写。
全てがスローモーションで、もはや止まっているように見えました。
そして、見えたのです。
ジークは、エレンの頭部に触れていました。
流れ出る様々な「記憶」。
グリシャの叫び。
鳥。
そして見えたのは、
座標。
エレンとジークは全ての道が交わる「座標」に来ることに成功していたのです。
ジークはなぜか鎖で繋がれていましたが、2人は始祖の力を手に入れたことになります。
そのとき、エレンの背後から少女が歩いてきます。ジークの体を土で作った少女に似ているなと思っていたのですが、その少女でした。
始祖ユミル。
彼女は真っ直ぐにエレンの方へ歩いてきます。
ジークはエレンに「始祖ユミルに対して全てのエルディア人が子供を生めないようにするよう告げろ」と言い、エレンはジークに鎖の意味を聞きます。
ジークは自由に動くことができないようでしたが、やはり始祖の巨人の最終的な決定権はエレンにあるようでした。
「全てのエルディア人を安楽死させる。こんなふざけた計画、俺は到底受け入れられない!悪いが兄さん、俺はここに来るためにあんたに話を合わせていただけだ」
きたーーーーー!!!!
やっぱりエレンが安楽死計画なんて考えるはずないもの!!アルミン、さすがだよ!さすが親友であり家族であり、戦友だよ!
ジークは「なぜだ、エレン」と聞きますが、ここのエレンの言葉にゾクゾクしました。
「俺がこの世に生まれたからだ」
エレンの根本は何も変わっていなかったんですね。
始祖ユミルはエレンに近づいてきましたが、なんと始祖ユミル。エレンを素通りします。
え?なに?なんでエレンを無視するの?と思っていたら…
「やっぱりかよ、エレン」
いやな雰囲気が漂っているなあ…なんだこれは?
ジーク、エレンが裏切るかもしれないことを予測していました。ボールを受け取らなかったときに疑われたような気がします。
ジークの鎖は始祖ユミルが作ったもので、バラバラと壊れていきます。始祖ユミルは、王家の血を引く人間の言うことは全て聞くようでした。
「絶大な力を持つ始祖ユミルだが、その正体は自分の意志を持たぬ奴隷だ」
…なんか、ジーク嫌ですねえ。エレンは奴隷が大嫌いとは言いましたが、奴隷扱いする人間が嫌いなんだと思いますよ。兄ちゃん、気付けるかな?
王家の血を引く者を自分の主人だと思い込み服従し続けるらしく、始祖の力はジークが手にしていると言い出します。
それはさすがにないでしょ、と思ったのですがいつの間にかエレンの手首には鎖が繋がれており、この鎖はジークのそれのようには崩れません。
ジークはエレンに近付き、始祖の力でエレンを治すと言い、おでことおでこを触れさせたところで、エピソード3が終了します。
いや、もう…色々なことが1話で起こりすぎていて…エレンは死んだのか?
ジークが始祖の力を手に入れたのなら、エレンはもう生きていなくても良くなってしまう。
ジークはおそらく、記憶を見せようとしているのだろうと思いますが、今更どんな記憶を見せようとしているのか。
そして私が地味にショックを受けているのは、ナイルやピクシスが巨人になってしまったこと。
姿は見えませんでしたが、もう2度と、ピクシスの言葉を聞くことができないと思うと悲しくて仕方ない。
104期のみんながエレンのために動いてくれているのも、見ていて嬉しい気持ちになりましたが、エレンの頭と体が離れてしまっている状況を見つけたらどう思うのでしょうね…
しかしです、エレンがジークたちの思考に染まっているわけではなかったことを知れただけでも大収穫。少なくともエレンには別の目的があったということ。
その目的はもしかしたらアルミンが推測しているものかもしれないということ。
そうなったら、世界中がどえらいことになるだろうということ。
全然終わりが見えません。そもそも始祖ユミルが登場したということは、始祖ユミルの話も見れるということ?
謎が解けるのだとしたら嬉しいですが…
それでも私は気になる。
リヴァイは無事なのか?これ、死んだ扱いってことなのか?こんなに引きずっているの、私だけなのかな…?
頭の片隅にずっとリヴァイとハンジがチラついて仕方ない…
いや、今はエレンとジーク、そして始祖ユミルがどうなるのかを心配しましょう。
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子