はる子の趣味部屋

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進撃の巨人について語りたい77

こんばんは、はる子です。

 

今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

前回は、久しぶりのアルミン節を見ることができて1人でワクワクし、エレンが本当はジークやイェレナを操っているのではないかと思えた回でした。

いきましょう。

今回のタイトルは「騙し討ち」です。

 

エピソード2について

冒頭は前回のアルミンの問いかけ「ミカサはどうしたい?」のシーンから始まります。

全員が押し黙ったところでアルトゥルが「もう帰ってもええんやろか」と言ったところからが今回のスタートですね。

ニコロが「もう少しだけ待ってあげてください」と言ったとき、ジャンは彼なりの考えを話し始めます。

 

俺は訓練兵の時からやつは危険だと言ってきた。エレンはみんなを地獄に導くクソ野郎だ。そんなクソ野郎を俺は妬んだ。かっこよかったから

 

思わず「え?」とこぼすアルミン。

 

死ぬほどムカつくことだが、俺はまだ、やつに死んでほしくねえ

 

人間って、特別な人間を目の当たりにすると憧れるというのは分かるのですが、一定数「自分もああなりたい」と思う人間もいますよね。

そしてその感情はおかしくないです。私だって素晴らしい文章を書いている人を見て「ああなりたい」と思います。

「自分もなれるんじゃないか」と思ってしまうことって誰にでもあると思うんです。

コニーも「このまま死なれたらぶん殴れない」と言いエレンを守ることに賛成したようでした。

全員で階段を駆け上がっているとき、ミカサがアルミンに聞きます。

 

エレンが真意を隠しているとして、私たちを突き放すのはどうしてなの?

 

アルミンはみんなでたどり着いた海でエレンが言っていたことを思い出していました。

 

向こうにいる敵、全部殺せば俺たち…自由になれるのか?

 

アルミンは「まさか」と呟いたあと、言葉を続けます。

 

少なくとも…ミカサがよく頭を痛そうにしてたことなんてエレンも僕も昔から知ってた。嘘を最もらしくするために利用した。無理やりついた嘘だからね。エレンに全て終わったあとで聞いてみたらいい

 

フラグ臭…エルヴィンのときも、こんなことを言っていました…考えないようにします。

それよりも気になるのはアルミンの「まさか」です。

エレンのあの言葉のあとの「まさか」は、エレンが自分たち以外の敵を全部殺して自由になりたいと思っている可能性を秘めている気がしたのは私だけでしょうか…

 

そして前回の最後でエレンが叫んでいたシーンですが、エレンは力を振り絞って再び戦鎚の力を使いライナーを串刺しにしようとしました。

 

なぜあがく?お前は何のために戦っている?何のために…

 

ライナーの考えをよそに、エレンは突撃してきたポルコを吹き飛ばします。

もう戦鎚の力も弱いのでしょう、動き出したライナーはエレンを下敷きにしてうなじを噛めるような体勢にすると、呟きます。

 

エレン、俺はもう終わりにしたい。俺とお前のどこが同じなんだ?もういいだろ?もう…眠れ

 

しかし噛みつこうとしたライナーの上顎を上に持ち上げて抵抗するエレン。

前回とは比べ物にならないくらいの叫びをあげたので、人間は耳を塞がざるを得ません。

ライナーをぶん投げたあと、ハッとするエレン。

画面に映る、毛。

目に涙を浮かべるイェレナ。

 

ちょっと遅れたが、なんとか約束の場所にたどり着いたか。よく1人で耐えたな、エレン。あとはお兄ちゃんに任せろ

 

ジーク、到着。

 

壁の上で主役みたいな登場しますね。マガトが「脅威の子」と呼んでいたのが気になりましたが、それ以上にライナーの言葉に引っかかりました。

「お前は何のために戦っている?」という言葉、これをアルミンの「まさか」のあとに入れてきたことで余計に先ほどの推測に拍車がかかります。

エレンは、敵を全部殺すために、自由を得るために戦っているのだとしたら。

安楽死計画なんてつゆほども頭になかったとしたら。

そして「俺とお前のどこが同じなんだ?」という言葉。

今までのエレンは復讐心から戦っていて、自分は崇高な目的のために戦っていると思っていた(と仮定する)ライナーだったが、エレンにも目的が生まれてしまった。

だからエレンは自分がライナーと同じだと言ったけど、ライナーはそれにまだ気付いていない。

だとしたら、ちょっと興奮してきませんか。(?)

何はともあれ今回はここまでが冒頭に詰め込まれています。

ぎっしりでしょ。あんぱん買ったら想像以上にあんこがギュッ!と詰まっていた感覚。

 

それぞれの戦い

ジークはお得意の攻撃「岩砕きぶん投げ作戦」に出ますが、砕いた岩を飛ばして飛行船を撃ち落としたあと、壁の上からマーレ兵めがけて岩を投げる投げる。

立ち上がりジークの元へ歩いていくエレンを見つつ、コルトとガビはファルコを助けに行くことにします。

 

アルミンたちが階段を登り切る直前、訓練兵のスルマに行く先を塞がれますがジャンの気迫に負けましたね。

 

聞くが訓練兵。俺たちがイェーガー様を助けにいくのも命懸けで阻止するつもりか?

 

おとなしく引き下がるスルマに、全ての牢を解錠させたコニー。コニーは牢の中の1つでキースを見つけますが、キースは自分のことはいいから行けと言います。

アルミンとジャンもピクシスを見つけて無事だったことを喜びますが、ここで2人はピクシスが例のワインを飲んでしまったことを知ります。

ピクシスは兵士を集めてこれからどうするかを伝えるのですが、うまく伝わるかな。私はピクシスの言葉のチョイスがとても好きなんですよ。

黒の腕章を着けていない者が優先して立体機動装置を装備するよう伝えたあと、

 

まんまと敵の策にかかった飲み助どもはわしに続け

 

と言うんです。何だろう、真面目な話じゃないですか、この場面って。でも言葉遊びというのか、これがピクシスの性格なんだろうと思いますが、ピクシス好きです。

うまく伝えられない…

 

ミカサは、ついにマフラーを置いていきました。もしかしたら、ミカサはエレンの言ったことは間違っていると信じたくてマフラーを置いていったのかな。

準備をして階段を登ってくるアルミン、ミカサ、ジャン、コニーがとても格好良かった。

 

エレンがゆっくりとジークの元へ歩いて行く途中でライナーが襲い掛かろうとするのですが、ジークの投石で倒れます。ジーク岩好きだなあ。

コニーの「今助けを必要としているのはライナーの方かな」という言葉でクスッとしたのですが、ジャンの言葉で思わず「あーそっか!」と声に出してしまったシーン。

 

リヴァイ兵長がやつに自由を与えるはずがねえ

 

そうだった、すっかり忘れていた。私たちはリヴァイとジークの間に何があったのか見てきましたが、ジャンたちは知らないんですよね。

ジークがここに現れたということはすなわち、リヴァイが負けたということになる。

イェレナもリヴァイとハンジは死んだのだろうと言うのですが、ここでイェレナの手前演技をするアルミンに対してのイェレナの表情が怖すぎて直視できませんでした…

イェレナの「信じていますよ」の言葉の裏にあるものを知ってしまっているので余計に怖い裏切ったら事故に見せかけ殺される

 

ガビの気付き

コルトとガビは、ファルコが収容されている建物の外でファルコやナイルと目が合います。

ファルコたちがこちらに歩いてきたのを見て急いで隠れながら銃の準備をするコルトですが、ここでガビが興味深い行動をします。

 

コルトの手を止めたのです。

 

つまり、撃つなと。

ナイルはガビたちの元へ来ると「子供が来る場所じゃない、家に帰るんだ」と言いファルコを解放します。

ファルコはナイルに感謝をするし、ナイルは片手をあげたあと戻っていくし、もう…こうやって歩み寄ろうよー…

コルトに「どうして敵を信じたんだ?」と聞かれたガビの返事を聞く前に、聞こえてきたのはニコロの声。

ガビたちは家の中に隠れるのですが、そこで聞いたアルトゥルとリサの会話にガビは涙が溢れます。

 

ミアとベンも逃げ出せたんかねえ

あん2人なら大丈夫やろ、たくましいなき

 

咄嗟に2人の元へ行こうとしたのか立ち上がるガビですが、そのあとに聞こえたカヤの言葉で動きを止めます。

 

許せない。どうしてお姉ちゃんを殺したやつのことなんか心配するの?私は、殺してやりたい

 

仕方ない。耐えろ。耐えるんだガビ。これはガビが抱いていた気持ち。カヤにこの気持ちを抱かせてしまったんだ、耐えよう。ガビ…子供たちをこんな残酷なことに巻き込むなんて、やはり戦争って嫌いだ。

ガビは、ポツリポツリと話し始めます。

 

悪魔なんていなかった。この島には人がいるだけ。やっと…ライナーの気持ちが分かった…私たちは…見たわけでもない人たちを一方的に悪魔だと決めつけて…ずっと同じことを繰り返してる

 

もう、ここで涙が出ない人いますか…ガビが実際にパラディ島の人たちと過ごして何か気付いてくれることをずっと願っていました。

そして、途中無理かもしれないと思うこともあった。

でも、子供がこんな大切なことに気付けるのに、どうして大人が気付けないんだろう。

泣きながら話すガビを見て、私は本当に嬉しかった。洗脳が解けたからではなく、実際に触れ合わないと分からないことがあると子供ながらに気付けたことが本当に嬉しかったんです。

そして、ファルコはそれにずっと気付いていたこと、理解していたことを踏まえてファルコに謝るガビを見てまた涙。

ファルコがマーレ襲撃に知らずに加担してしまったことを知っても、怒らずにただ「そう…」と言ったガビを見てまた涙。

以前のガビなら飛び掛かっていてもおかしくないです。でも今は、自分たちがやってきたことを理解しての「そう…」だと考えるともう…

 

あと、お前が好きだ

 

突然のファルコの告白。

鎧の巨人を継承してほしくなかったこと、長生きして欲しかったことをガビに伝えます。

でも自分は巨人になってしまうかもしれない。だから言い残すことがないようにしたかった。

この言葉たちを、ファルコはずっと伝えたかったんでしょうね。

でも、今までのガビにこのことを伝えても理解されないから黙って鎧の継承権を自分のものにしようとした。

ファルコ、人間できすぎやろ…

ガビたちはジークにファルコが脊髄液を飲んでしまったことを伝えるために出発します。

 

あっぱれピーク様

エレンに向かっていくポルコもジークの投石に倒れ、あと少しでエレンとジークが接触するというところで、ピークの巨人の姿である車力の骨が見えます。

ジークはピークが死んだと思っていたし、イェーガー派も仕留めたと思っていた。

しかしフロックがやってきて「誰が仕留めた?」と聞き「え?お前らがやったんだろ?」の会話の前から私は知っていた。

ピークが死ぬはずないと。あの人は賢いのだ。

 

対巨人砲をジークに向けたかと思うと、発射される弾。

うなじではないものの、クリティカルヒットしてしまうジーク。

ゆっくりと壁の下へと落ちていきます。

 

その場にいる全員が息を呑んでいたと思います。しかし先に動き出したのはマーレ軍。エレンを守っていたジークが倒れた今、始祖を奪う絶好のチャンスです。

ライナーはエレンを見ると、

 

この世で1番それを持っちゃいけねえのは、エレン。お前だ

 

と言い、ジークを仕留めにかかるマーレ軍。

走ってジークの元へと急ぐファルコたち。

 

やつに少しでも命があるなら、叫ぶはずだ

 

マガトのこの言葉でエピソード2が終了します。

 

まずは、ガビのことでしょう。

ガビはパラディ島に来て正解だったと個人的には思っています。

ライナーが体験したことをガビにもさせるのは酷だったかもしれませんが、結果的にパラディ島には悪魔なんかいなかったと言ったガビの言葉が全てだと思います。

自分たちのために戦うという気持ちは分かります。でも、その相手はパラディ島に住む人たちではなかった。

ガビがそれに気付いたのが、何度も言いますがとても嬉しい。心が軽くなったとさえ思います。

そして、ライナーは「この世で1番それを持っちゃいけねえやつ」はエレンだと以前も言っていましたが、これはライナーがエレンの持つ信念を知っているからなのかなと思いました。

巨人を全て駆逐すると言っていたエレンが始祖の力を手に入れ使うことができたなら、おそらくマーレが跡形もなく消え去るような攻撃を仕掛けてくるでしょう。

だからライナーはエレンが始祖の力を保有したときからそう言っていたのかなと思いました。

そして最後に、頼む。リヴァイの行方を教えておくれ…

次回に賭けます…

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子