こんばんは、はる子です。
今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。シーズン5に突入です。
シーズン4の最後は、シガンシナ区で巨人化したエレンとマーレの戦士たちが戦う寸前で終わりました。
ついにシーズン5。
いきましょう。
今回のタイトルは「断罪」です。
エピソード1について
やっと見れました、リヴァイ。
ハンジの表情からして「まさかね」とは思っていましたが、リヴァイ、死んだ…?
目が開いたままだし、さすがに無理か?死んでいるのか?
まあ、当然ながらジークは生きていました。生まれ変わったと言った方がいいのかな。
素っ裸で立ち尽くしていましたが、ジークは知らない少女が自分の体を土で作ってくれたと言っていました。
その場所に見覚えがあったのですが、おそらくヒストリアと仲の良い方の、人間のユミルが巨人化から人間に戻るときにいた場所ではないかなと思います。
ハンジがリヴァイと共に川に飛び込んだので、これはリヴァイ生きている可能性が出てきました。
さすがに重症だとは思いますが、生きていてほしい。
そして、オープニング格好いい。進撃の巨人のオープニングとエンディングについても話せたらいいなあ。
ライナーの采配
オープニングのあとは前回の続きから始まりますが、飛行船から降ってくるマーレ兵の数がえぐいです。
エレンは、こんな奇襲攻撃を仕掛けてくるなんてライナーが思いついたに違いないと分かっていました。
そしてその采配は正しかったかもしれません。
ピークはポルコにガビと繋がれている手錠を腕ごと切り落とされ、(痛い…)巨人化するとガビを口に入れてマーレ軍の元へ急ぎます。ポルコも向かっていましたね。
イェレナはエレンに向かって逃げるよう言いましたが、エレンは無視して真っ直ぐに歩き出します。
やがて目の前には飛行船から降りてくるライナー。エレンは、やはりライナーと戦いたかったのかなあ。
ここで思わずうるっときたのがガビのシーン。
マガトはガビの元まで行くと抱きしめたんですよ…口では怒っていましたが、マガトはガビが生きていて安心したのですね。
以前も少し話しましたが、マガトは戦士たちのことを割と大切に思っていますよね。
コルトも一緒にいたのですが、ここでファルコが脊髄液を口にしてしまいまだ捕らわれていることを知ります。
マガトたちは始祖の巨人の力をまだ使わないのかと疑問に思っているようでしたが、ここでガビがパラディ島へ戻る飛行船の中でのジークの言葉を思い出します。
「こうして始祖の巨人と王家の血を引く巨人が揃った」
個人的に驚いたのがこのシーンで、私はなぜかマーレ軍はジークが王家の血を引く巨人だと知っていると思い込んでいたんですよ。
でもとんだ思い違いで、その場にいる全員が、ジークがまさか王家の血を引く巨人だなんて思ってもみなかったようでした。ただ1人を除いて。
ピークです。本当にこの人は賢いわ。
始祖の巨人の力を使うために王家の血を引く巨人が必要なのだとしたら、エレンとジークは接触させないようにしなければと話します。
そして時々、自分のことを「元帥だ」と直すマガトが少しお茶目で可愛かったです。(笑)
それにしてもジークはあえて言わなかったんでしょうね、王家の血を引いているということ。ダイナが王家の人間だというのをマーレ側は知らなかったのかもしれません。
パラディ島の例の壁の上でグリシャがダイナについて言おうとしたとき、クルーガーが止めてましたからね、知られない方がいい情報だったのは間違いないようです。
ライナーは再びエレンと戦うことになるのですが、なんかライナー弱くなってる?
これが作戦なのか分かりませんが、殴られっぱなしで違和感さえ感じました。
しかしライナーに頭を掴まれ、背後からポルコにうなじを狙われたとき、ライナーとポルコは串刺しとなってしまいます。戦鎚、強い。
串刺しになっている間におそらくイェーガー派の兵士たちが雷槍で片付ける手筈だったようですが、ピークにやられます。
エレンの頭を対巨人砲でぶち抜いたのです。
倒れ込むエレン。
対巨人砲装備に付け替えていた(?)ピークが発射したのは、巨人の硬質化能力を貫通することに特化した構造となっており、エレンの頭はぶち抜かれてしまいました。
地上からも上空からもマーレの総攻撃を受け、イェーガー派の兵士たち(おそらく)は次々に倒れていきます。
あっという間に屍の山が出来上がるほど殺され、エレンが喰われることを危惧したオニャンコポンは走ってどこかへ向かっていきます。
早くもピークが2発目を発射し、それもまたエレンの頭部に命中しました。
建物に背中からもたれるようにして立ったままぐったりしているエレンめがけて、戦鎚の力で生み出した棘をエレンに突き刺すライナー。
「エレン、もういい。お前の負けだ。これ以上、誰も苦しめなくていい。これ以上、苦しまなくていい」
ライナーは、エレンを昔の自分と重ねて見ているような気がしました。
この言葉は、当時ライナーがかけて欲しかった言葉なのかもしれないな、と。
もしかしたらライナーは、エレンを救うためにやっていると思っているかもしれないと思いました。
オニャンコポン、そしてアルミン
オニャンコポンが向かっていたのは、アルミンたちを閉じ込めている牢でした。
錠を外し「みんなでエレンを援護するんだ」というオニャンコポンの言葉に反応したのはコニーでした。
「お前は俺たちに優しくしておいて、裏じゃワインでパラディ島を乗っ取る計画だったんだろうが!もう、裏切られるのは飽きてんだぜ、俺は!ライナーに、ベルトルト!アニ!エレン!もう飽きたんだよクソが!!
何で俺たちがエレンに加勢して子供を作れねえ体になんなきゃならねえんだよ!」
コニー、泣いてる…コニーは人一倍仲間を大切にする人だから、裏切られたときの反動が大きいんだなと思いました。
そしてコニーにとって、エレンはもう裏切り者になるのだなと思うと悲しかった。
そこへ、アルミン。
「話を聞こうよ、コニー」
アルミンはいつもそう。まずは話をすること。一貫してブレないその姿勢、尊敬するしアルミン改めて好きだなと思いました。
オニャンコポンは、イェレナの計画は知らなかったと言い、他の義勇兵にも知らされていなかったようです。
ニコロが義勇兵には言わないようイェレナから口止めをされていたことを話してくれました。
そして、オニャンコポンは「エルディア人の安楽死なんて協力したくない」と言い切ります。
「俺たちはパラディ島を発展させて、一緒にマーレを倒して欲しかった。そのために全てを捨てて島にきた。この島のみんなのために尽くしてきた!それは、この島に未来があると信じていたからやれたんだ。
子供は未来だ!安楽死計画が実現してしまったら、俺たちがやってきたことは何になるんだ…信じてくれ」
とても説得力のある言葉です。これが演技ならば名俳優です。
アルミンは「信じるよ」と一言呟きます。
「以前、君はこう言った。『ユミルの民を含め、人々は皆求められたから存在する。いろんなやつがいた方が面白いからだ』ってね。君という人は、まるでジークの思想に反した姿勢を見せてきた。君はそういうやつだよ」
アルミン、今更いうのも野暮ですが、当初から一貫して鋭い観察力や客観的視点、独創的な思考などが目立っていましたが今でも健在、それどころかさらに鋭くなっている気がします。
手を差し出すアルミンと、その手を握るオニャンコポン。
ジャンもオニャンコポンを信じると言いますが、私が感動のあまりすっぽ抜けていたことを思い出させてくれました。
「エレンとジークに手を貸すということは、安楽死計画を実現させるということだぞ」
そうだ、エレンを助けるということはつまり安楽死計画に繋がってしまうわけですね。
しかしオニャンコポンは「計画は阻止する」と言い出します。
「少なくとも1度は地鳴らしの威力を世界に見せつけてやらないと」というオニャンコポンの言葉に反応するコニーをよそに、アルミンはミカサにどうしたいかを聞きます。
ミカサは小さな声で「助けたい」と呟きますが、これは自分の意志じゃないと言うのです。エレンに言われたことを信じていて、自分の気持ちや判断を信じられなくなっているのですね…
アルミンは「エレンの考えた嘘だと思う」と言い、ミカサは頭痛があるのは本当だしなぜ嘘だと思うのかとアルミンに問います。
「何でって…え…?エルディア人が子供を作れなくなることをエレンが望んでるって、みんな本気でそう思ったの…?」
私だけかと思っていたこの考えを、アルミンが当たり前かのように言ってくれて嬉しかった…
ジャンは「やつらしくないとは思ったが、あり得ないことだとまでは…」と言いかけたところで、アルミンが言葉を続けます。
「あり得ないだろ!あのエレンだよ?」
「じゃあ何でジークやイェレナに逆らわないんだよ?」
コニーの言葉に思わず確かに…と思いましたが、アルミンの言葉で不思議と鳥肌が立ちました。
「逆らわなくていいからだよ!最終的に始祖の力をどう使うかはエレン次第だ。エレンは、イェレナに話を持ちかけられたときから、そうするしかなかった。断ればイェレナはどんな手段を使ったか分からない。
だが、承諾したと見せて自分は味方だと思い込ませることができたなら、地鳴らしでこの島を守ることができる!パラディ島は今後50年は誰にも手出しされない」
確かにイェレナは裏切ったと分かれば仲間だろうが殺していたようですし、バレないように信用させ地鳴らしが目的だったのだとしたら…そちらの方がエレンっぽいと言えるかも…?
これが本当にエレンの考えなのだとしたら、アルミンが考えていた「自分はエレンのことを何も分かっていなかったのかもしれない」という言葉が真逆になりますね。
エレンの1番の理解者は、アルミンということになります。そうであってほしい。
コニーは頭を抱え、ミカサとジャンも難しそうな表情をしていますが、果たしてアルミンの考えは当たっているのか。
ライナーに突き刺されながら叫びまくるエレンで、エピソード1が終了します。
シーズン5、始まりましたね。
エピソード1からアルミン節が見られて嬉しかったです。
1人は欲しいですよね、アルミンのように話すことを重視してくれる人間。
対話して初めてお互いを理解することができる、とアルミンは信じているのかなと思います。
場合によってはアルミンの発言は「エレンを信じたいがためのデタラメ」に聞こえる方もいるかもしれませんが、私はアルミンの言葉を信じてみようと思います。
私自身も、エレンがエルディア人に子供が生まれなくてもいいと思っているなんて考えられないんですよ。
しかもアルミンの言う通り、最終決定はエレンにある。
エレンが密かに何かを企んでいたとしても不思議ではありません。
私はそっちの方向を推したい。そうあってほしい。という願望に近いですが…
そして、ミカサには「気にしなくていいよ」と言いたい。
ミカサがエレンを大切に思う気持ちが芽生えたきっかけに、偽りなどない。
命を助けてくれた人に恩を感じるのは至極当然だし、そのあと一緒に生活してエレンが大切になっていったんだよ。
だから、自分の気持ちを疑わないで欲しい、と思いました。
次回、エレンは劣勢ですがどうなるのか。
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子