はる子の趣味部屋

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アラサー女の進撃の巨人感想3(後編)

こんばんは、はる子です。

 

前編に引き続き、シーズン4の感想を語っていきたいと思います。

前編は個人的に思ったこと、感じたことについて書きましたが、後編では個人的に感じた疑問点などを話そうと思います。

では早速、語っていこうと思いますね。

 

マーレについて

個人的な感じ方なので、私とは違った視点でこの物語を見て、私とは違った意見を持っている人がいると分かった上でですが、私はマーレが好きじゃないです。

やり方が好きじゃない。

よくよく考えてこの考えに至ったのですが、戦争において子供も駆り出すというのは普通なことなのかもしれません。

ですが自国の子供ではなくエルディアの子供たちっていうところが好きではないです。

エルディアに酷いことをされた、私たちは怒っている!

だから他国との戦争に巨人の力を使って私たちを助けるのだ!

そうしたらお前らは「名誉マーレ人」として認めてやろう、どうだ?名誉なことだろう?

というのがマーレのやっていること。ですよね?

えぐいなって。(笑)

グリシャやフクロウのようなエルディア復権派が、ライナーたちの代で出てこないのが不思議なくらい。

それでもライナーはエレンたちと過ごしたことで、その洗脳が解けているみたいですが、洗脳されたままだと「名誉マーレ人」になれば解放される!と思ってしまうのだろうなあ。

マガト以外はあからさまにエルディア人を下に見ているし、それに反発する人間が出てこない状況はマーレからしたら思わず笑みが溢れるような状況ですよね。

私思うんですけど、マーレにいるエルディア人も、パラディ島のエルディア人も(主に兵団の人間ですが)結局の目的は「エルディア人の解放」なんですよね?

エルディア人同士で協力してこの苦しみから抜け出せたらどんなに良いかと思うのです。

まあ、私の願いというか、妄想というかに近いんですけどね。一致団結できたら良いのになあというお話です。

 

先祖たちについて

ここで語っておかなければいけないのが、ご先祖様のことですね。

何回かブログ内でも言っているんですけど、先祖が事態をややこしくした気がしてならないのですよ。

そもそも論で申し訳ないですが、なぜエルディア人を置いてきた?

全員を壁の中に移動させていたら良かったのに、とまあ幼稚な考えかもしれませんが、まずエルディア人を分断させたのは失敗だったのでは?ということ。

そして、なぜ記憶を消した?

当時の王が、いくばくかの安らぎのために楽園を作ることを許してほしい、とのことで記憶を消したとありましたが、どうだったんだろう。

消すべきだったのか、消さないべきだったのか。

記憶を消さなければエレンたちの幸せな生活もなかったのかもしれない。

「俺たちの先祖は世界を壊したんだ」

と思いながら生きていたかもしれない。

ここで思うのが、マーレとエルディアのそれぞれの「歴史」です。

 

どちらも間違った歴史を教えたわけではない。

 

これがまず根底にあることを忘れてはいけないな、と思っています。

マーレからしてみれば、エルディアの巨人に人類を殺され、土地も奪われ全てを失った。これは全てエルディアのせいだ。彼らは悪だ。

と言えるでしょうし、

エルディアからしてみれば、せっかく生活が豊かになるために色々と授けてあげたのに、我々を攻撃してきたからやり返しただけだ。マーレのせいだ、彼らが悪い。

と言えるでしょう。

どちらの歴史も、おそらく事実でしょうね。

愚かな戦いを止めようとエルディアの王が口添えをして戦争が終わった、というのもおそらく事実。

これらの事実を自分たちの都合の良いように少し脚色して教えているだけなのかな、と私は感じました。

だからお互いの歴史が食い違う。

グリシャと、グリシャの父親が別の見方の歴史をジークに教えたような状況が生まれる。

もしかしたら今を生きる私たちの時代も、脚色して後世に伝えられるかもしれません。

そう考えるとエルヴィンが言っていた「歴史書は客観的であるべき」というのも納得です。

「〜だったようである」と、言い切らずに書く。

だって、誰もその時代のことなんて分からないんだもの。

むしろ言い切れていることが、歴史を脚色している証拠になってしまう。

「あのとき」何があったのか、事実は分かりませんが、私は

エルディア人を分断させたこと

壁内のエルディア人の記憶を消したこと

この2点が正しい判断だったのかがとても気になりました。

 

マーレ襲撃について

あとこれ、これもいまいち理解ができていないのですが、マーレ襲撃って必要なことだったんでしょうかね?

予想だと、ジークをパラディ島へ連れて行くためや、マーレの幹部たちを一気に消すためなのかなと思ったのですが…

それとも、エレンの復讐心?とかも考えてしまってズンと気持ちが落ちたりもしました。

パラディ島のような思いをさせたかったとか…?

かなり薄い線ですが。

調べようかな、とも思ったのですが何だかそれはそれで野暮かしら、と思ったので私の疑問点として残しておこうかなと思いました。(笑)

 

安楽死計画について

正直、この安楽死計画が1番理解できなかった。(笑)

ジークの過去を見たあとでジークがこの考えに行き着いたのは、正直「仕方ないよな、あの環境で育ったら」とは思いました。

個人的にグリシャの良いところを探そうとしても見つからなくて、そこにあの過去なのでグリシャはあまり好きではありません。

強いていえばエルディアの解放を願っていた点は良かったなと思っています。

これも自尊心になるかもしれませんが、自分たちが虐げられている状況を打破しようと実際に行動するのは勇気がいることだと思うので。

でも、それを子供に押し付けるのは違うなと思ったのでこの結果です。(笑)

さて、安楽死計画。エレンは賛成なのかな?というのが正直な感想。

もうこの辺りは何度見ても理解ができていないので、何度見ても「?」状態…

この計画は結果的にエルディア人を滅ぼすことになるわけですが、エルディア人はそれで良いのかと思ってしまいます。

日本人は巨人になれる人種だから絶滅させます、と言われたらなんか嫌じゃありません?私だけかな?

なのでエレンの真意が気になるところです。

 

脊髄液について

ジークの脊髄液。

どうしてあれほどの力があるの?

脊髄液ってそんなにたくさん採れるの?とどこかの回のブログで書きましたが、ジークさすがにきつくない?(笑)

これも調べれば良いのでしょうが、謎のままの方が楽しいかしらと思い調べていません。

例えば、アニは女型の巨人のとき無垢の巨人を呼び寄せることは出来ていましたけど、コントロールは出来ていなかった。

でもジークは無垢の巨人を操っていますよね。

これが王家の血を引く巨人の力?

もしかして「王家の血を引く巨人の脊髄液」が無垢の巨人を生み出し、コントロールできるということなのかな。

それでも結局、今の時点で王家の血を引く巨人から脊髄液を採れるとしたらジークしかいないので、巨人を生み出すのも楽じゃないなと思ったり…

答えが分からないままこうして想像するの、地味に好きです。(笑)

 

始祖ユミルについて

クサヴァーの言葉で思い出したことなのですが、巨人って始祖ユミルが「何か」と触れ合ったことによって生まれたんですよね。

こう書くと何だかホラー映画みたいな内容ですが、私はそれが気になって仕方ない。

だってこの「何か」が分かれば、人類史の事実が分かるかもしれないってことじゃないですか?

何がきっかけで巨人が生まれたのか、どうして今の歴史が生まれたのか。

本当に巨人は人類を殺していたのか。それとも助けていたのか。

全ては始祖ユミルと「何か」の触れ合いが原因なわけですよ。

始祖ユミルはエルディア人ということになりますが、始祖ユミルがそこで「何か」に触れなければ巨人は誕生しなかったということ?

エルディア人は巨人にならずに済んだのかな。

根本の歴史が変わったらエレンもアルミンもミカサも生まれなかったかもしれませんが、巨人はいない方が良かったのかな。

兵器として使うのではなく生活の助けとして巨人が存在するならば、良かったのかも。

大きな岩を運んだエレンみたいなことが日常的にあれば、どんどん国も発展するし。

それとも、それでも巨人がいない方が平和に過ごせるのかな。

巨人がいない私たちの世界は、人間だけでも十分争っているけど…(笑)

でも全ての巨人に意思があったら、きっと人間と同じように悪いことを考える巨人が出てくるんだろうなあ…

とか、こうやって色々考えてしまうのですよ。

そしてこういう時間がとても好きです。

始祖ユミルが接触した「何か」が、アニメで登場して全ての経緯が分かれば良いなとは思っています。

謎が多すぎたら、そのとき原作を読むことにしようかな。

 

とりあえず、このくらいかなと思います。

多すぎたかな、少なすぎたかな?

ふとした瞬間に「あれ、あれってどういう意味だったんだ?」というのが出てくるので、その度にメモしています。

これが現実なら疑問を解決したいと思いますが、進撃の巨人を始めとする作品にそれを求めるのもなあ、野暮かなあ、というタイプ。

「こういうことだよ」と知ってもなお「じゃあこれは?あれは?」と出てくるタイプの人間なので、知らぬが仏の可能性も…(笑)

 

ついに、シーズン5。

シーズン4の最後でいよいよ戦いが始まるというシーンで終わりました。

シーズン5が終わっても、ファイナルのファイナルがやってきます。

どうか、明るい未来が待っていますように。

 

それではみなさん、シーズン5でお会いしましょう。

リヴァイ、生きてろよ。

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子