はる子の趣味部屋

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進撃の巨人について語りたい49

こんばんは、はる子です。

 

今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

前回は、キース・シャーディスについての過去やエレンに何が起こったかについて色々と知ることができた回でしたね。

私にとっては深く重い回となりましたが、皆さんはどう感じましたか?

今回はどう進んでいくのか、ウォール・マリア奪還はもう始まるのか気になるところです。

早速いきましょう。

今回のタイトルは「奪還作戦の夜」です。

 

エピソード12について

冒頭は、今までのおさらいとして何があったかを振り返りましたが、そこで登場するのが例の注射です。

ケニーからリヴァイに託されたものを、ザックレーを筆頭にピクシス、エルヴィン、リヴァイ、そしてハンジでどうするかを話し合っていました。

ハンジの調査の結果、現段階では人間の骨髄液であるという事実の他に分かることはないようです。どのようにして作られたのかも分からないので、巨人から人間に戻る方法があるのかも分かりませんよね。

ザックレーはとりあえずこの注射器を持っておく人物を決めなければと言いエルヴィンに任せようとするのですが、エルヴィンがそれを拒否します。

手負いの兵士よりも、より生存確率の高い優秀な兵士に委ねるべきだと話し、リヴァイに持っておくよう伝えますね。そして、誰に使用するのかどうかを決めるのも、その場の判断でリヴァイに任せると言いました。

これは、この注射器を使わざるを得ない状況になる可能性がある、と認めているようなものじゃないですか…エルヴィンはいつもこういうこと言うんですよ…もう…

というわけで、注射器は巡り巡ってリヴァイの元へとまた戻ってきたわけです。ただ保管しておくだけで済めばいいなと思うばかりですね

 

エルヴィンの判断

調査兵団団長のエルヴィン、そして各班の分隊長らしき人物とリヴァイが1つの部屋に集まって今後の作戦を立てていました。

ここでハンジは、エレンの父親であるグリシャ・イェーガーについて言及します。

グリシャは、壁の外からきた可能性が高いということです。

私も薄々そうなのではないかなと感じてはいましたが、やはりそうかといったところです。キースに発見されたところが壁の外である時点でその可能性は高かったかもしれませんが。

そして疑問に思うのは、ライナーたちとは違いグリシャが壁の中の人類に協力的であったこと。事実グリシャは伝染病が流行った際にもたくさんの人類の命を救いました。

おそらく1人で王政について調べていたのだろうとハンジは言い、そしてそれは生半可な覚悟ではできないだろうとも言います。

そして、地下室。多くの疑問を解消するためにたくさんの人が命を落とし、たくさんの人がその疑問のために努力しました。

エルヴィンの父親の仮説も仮説ではなかったと分かり、あとは100年前に何が起こったのかを知るだけです。その答えが、地下室にあるかもしれない。エルヴィンの心情を察すると焦燥感を感じます。

エルヴィンは2日後にウォール・マリア奪還作戦を決行すると伝え、

 

地下室には何があるのか。知りたければ見にいけばいい。それが調査兵団だろ?

 

と言うと、各班の分隊長であるクラース、ハロルド、ディルク、マレーネそしてハンジは笑みを浮かべると会話をしながら部屋を出ていきます。ハロルドのおかげで、もしかしたら今夜は肉を食べられるかもしれませんね。サシャ、喜ぶかな。(笑)

しかしリヴァイは出ていきませんでした。エルヴィンに、現場に行かずにここに残るよう言うのです。手負いということもありますが、指揮を執る人間は現場には出るなということらしいです。

はっきりとは言いませんが、リヴァイはエルヴィンが死んでしまうかもしれないことが受け入れられないのかもしれない、と思いました。

もしもそれでも行くと言うのなら、両足を折るとまで言い出す始末です。人類の未来のためにエルヴィンがいなくてはならないというのも分かりますが、このリヴァイはもっと「友人としてのエルヴィンを失いたくない」と感じているように見えました。

エルヴィンは、自分の意志を曲げませんでした。

 

この世の真実が明らかになる瞬間には、私が立ち会わなければならない

 

と言います。

リヴァイが「それがそんなに大事か?てめえの足より?」と聞くと「ああ」とエルヴィン。

 

人類の勝利より?

ああ

 

驚きました。エルヴィンはただ事実を知るのではなく、その場にいたいのですね。父親は間違っていなかったという瞬間に立ち会いたいのかもしれません。

リヴァイに残されたのは、エルヴィンを受け入れること以外にありませんでした。

 

エルヴィン、お前の判断を信じよう

 

そう言うとリヴァイは、部屋を後にしました。

嫌だなあ匂う、匂うよ危険信号が出ていますよエルヴィンの気持ちは分かるけど残って欲しいと思ってしまいますよ、これだけフラグ立てられたら考えても仕方がないので、一度このことは忘れましょう、そうしましょう。

 

ウォール・マリア奪還の前祝い

調査兵団分隊長のハロルドは、住民にはバレないよう騒がずに前祝いをしようと伝えるのですが、言ったそばから騒がれるほど豪華な料理でした。

もちろん肉も出ていて、他の兵士の中でも肉の取り合いになるほど肉は貴重なのだなと改めて思いました。

そして、リヴァイ班を見てみると

 

肉に丸ごとかぶりつくサシャ。

 

もう我を忘れています、目がいっちゃってます。

そんなサシャを落とそうと首に腕を回すコニーと、肉を取り返そうとするジャン。

やっとサシャの口から肉が離れたかと思ったら今度はジャンに噛み付く始末。

エレンにも手伝ってもらい、やっとの思いで柱にサシャを縛りつけることに成功しました。(笑)

コニーが「こんなクズでも以前は人に肉を分け与えようとしてたんだよな」と話すとエレンは覚えていないようでした。

 

4ヶ月前、固定砲整備のあの日だよ

 

ちょっと待って…

 

あれから4ヶ月しか経ってないの??

 

体感ではもっと進んでいる気がしていましたが、言われてみればそうか、みんなもそこまで歳を取ったようにも見えませんし…でも4ヶ月前って…「まだ」という気もしますし「もう」という気もします。

エレンはあの頃を思い返して、超大型巨人がベルトルトだったことを思い出し一瞬目に怒りが見えましたが、コニーに話しかけられることでハッとします。

 

サシャがいないことで優雅に食事をとりながら会話をしていたジャンとマルロですが、自分は前線に出るべきだというマルロに対してジャンがもっともなことを言います。

 

あのなあ、誰だって最初は新兵なんだ。新兵から真っ先に捨て駒にしてたら次の世代に続かねえだろ?

 

いや、ごもっともです。マルロからは戦いたい、役に立ちたいという気持ちは伝わるのですが、これはジャンが言っていることが正しいですね。新兵を突撃させていたらいつまでも次が育ちませんから。

とジャンを見直していたところで、エレンにケンカをふっかけました。前言撤回しようかな…

 

一番使えねえのは?一にも二にも突撃しかできねえ死に急ぎ野郎だよ、なあ?

 

アルミンの1つ向こうにいるエレンに伝えるために、アルミンにぶつかるジャン。そしてあろうことかそのケンカに乗ってしまったエレン…「お前は臆病すぎる」と煽ります。少しの沈黙の後、2人の間にゴングが鳴り響きます。私たちには聞こえないゴングが。

 

いい調子じゃねえか猪野郎!

てめえこそなんで髪伸ばしてんだこの勘違い野郎!

 

間のアルミンがかわいそうだから止めなさいよ…コニーは「顔以外にしとけ」なんてこと言うし、ミカサは意外と冷静だし、何なら2人のケンカも久しぶりなので私も楽しく見ることにしました。(笑)

しばらく本気で腹にパンチを食らわせて殴り合いをしていましたが、いつもなら誰かが止めてくれるはずが今回に限って誰も止めてくれないので、エレンとジャンは途中で止めることもできず吐きそうになり、早く終わらせたいようでしたね。(笑)

そこへ、2人の望みを叶えてくれる人物がやってきました。良かったね2人とも。

 

おい

 

そう言って2人の鳩尾に強烈なパンチを繰り出したのは、リヴァイでした。ここ、面白くて好きなシーンでした。

 

お前ら全員はしゃぎすぎだ。もう寝ろ

ジャンが吐く音が聞こえると、

あと掃除しろ

そして「了解!」と怯えながら言う兵士たち。(笑)

テンポが良くて、ジャンはかわいそうですがさすがリヴァイ!のシーンでした。

そして縛られたままのサシャは目が覚めたにも関わらず、誰にも解いてもらえなかったのが分かりご飯を食べることができたのか心配になりました…(笑)

 

エレン、ミカサ、アルミンの3人は、外の階段に座って話していました。

アルミンに「元気が戻ったね」と言われると、エレンはキースに会って良かった、楽になったと話します。そして、自分がミカサやリヴァイのような力がないことに嫉妬していたことも、2人に伝えます。

ミカサもリヴァイも確かに強いが、1人ではどうにもならないのだと気付いたと言います。だから自分たちは、自分にできることを何か見つけて、それを繋ぎ合わせて大きな力に変えることが出来るのだ、と。

 

人と人が違うのは、きっとこういう時のためだったんだ

 

この言葉にとても救われた気持ちになったのを今でも覚えています。

私は、というより人は、人と違うことを気にすることが多いと思います。それは日本人だからなのかもしれませんが、おそらく世界中で起きていることだろうと私は思っています。

人と比べて落ち込んだり、腹が立ったり、悲しくなったりすることは誰にでもあることだと思います。ですがエレンは、自分より優れている人も誰かの手を借りてその能力を発揮しているのだ、1人で出来ることには限りがあるのだと気付いたのでしょう。

人は皆、必ず1つは、誰かのために役立ち、人から羨ましがられるものを持っているのかもしれない、と思い知らされました。

そしてそれは、アルミンにも伝わったのだと思います。

エレンの言葉を聞いたアルミンが思い出していたのは、いじめっ子にやられて泣いていた自分に手を差し伸べてくれたエレン、ミカサの姿でした。

そして3人は、前を横切った兵士にハンネスを重ねます。ここで出すかハンネスを…でもそれほどまでにハンネスは3人にとって大切な存在なのですね。

ミカサは、ウォール・マリアを奪還し襲ってくる敵を全部倒したら、またあの時みたいに戻れるのかと呟きます。

 

戻すんだよ。でももう、全部は返ってこねえ…ツケを払ってもらわねえと

 

これが怖いところです。死んだ人はもう戻ってきません。ツケを払ってもらうとしても、それは相手にとってはただの報復に過ぎない可能性があるということを忘れてはいけないと思います。

アルミンは、それだけではないと呟き「海だ」と続けます。

 

商人が一生かけても取り尽くせないほどの、巨大な塩の湖がある。壁の外にあるのは、巨人だけじゃないよ。炎の水、氷の大地、砂の雪原…それを見に行くために調査兵団に入ったんだから

 

この後のアルミンの瞳の動きは、どんな感情を表しているのか私には分かりませんでした。エレンの返答が少し曖昧だったのもあり、もしかしたらエレンとアルミンの調査兵団入団の目的が明白に違うことにアルミンが気付いたのかもしれません。

その後のアルミンが少し無理に明るく振る舞っているように見えたのも、私のその捉え方が原因かもしれません。

 

だから、まずは海を見に行こうよ!エレンはまだ疑っているんだろ?見てろよ!絶対あるんだから!

 

そして私は少し嫌な予感がしました。「絶対」という言葉はこのアニメにおいて危険なワードだからです。「海を見に行く」「絶対にある」このワードを口にしたアルミンを死なせたら進撃の巨人を許しません。嘘です偉そうなこと言ってすみません。でもアルミンはダメです。

そして何より気になっているのは、この会話をリヴァイが陰で聞いていたことです。この3人の会話をリヴァイが聞いていたことが、のちに関係してくるのか気になります。

 

日没直前、調査兵団が出発する時間です。

ザックレーと調査兵団トップたちはお互いに敬礼し、調査兵団は壁の上へと向かいます。

 

ハンジさーん!! 頑張れー!!

 

フレーゲルの言葉を皮切りに、住民たちが調査兵団に激励の言葉を飛ばします。「勝手を言いやがる」とリヴァイは言いますが、ジャン、コニー、サシャは「うおー!!」と住民たちの声に応えます。

ハロルドはリーブス商会から肉を取り寄せたらしく、フレーゲルから全住民にこれから出発することがバレたようですね。(笑)

クラースは「調査兵団がこれだけ歓迎されるのはいつ以来だ?」と言い、エルヴィンは「私が知る限りでは、初めてだ」と呟きます。

 

「うおおおおー!!」

 

エルヴィンは左手を突き上げ叫びました。

リヴァイは「何やってんだ」という表情で見ていましたが、住民たちはエルヴィンの声に反応しさらに声を大きくします。

 

「ウォール・マリア最終奪還作戦、開始!」

 

リフトを使って壁の下までおり、エルヴィンのいつもの号令で調査兵団たちは出発します。

 

進めー!!

 

ここで終わって欲しかったのですが、忘れるわけにはいかない存在がその存在をアピールしてきました。

ウォール・マリアであろう壁の上にライナーとベルトルトがおり、調査兵団を待ち構えているところでエピソード12は終了します。

 

今回での私の不安は2つ。エルヴィンの生死と、アルミンの生死です。

なぜなら、フラグを立ててきたから。正直本当にやめてほしいけどもうどうなるかは決まっているわけですし、心を決めて次を見るしかないんですよね。

そしてウォール・マリアにライナーとベルトルトがいるのは、エルヴィンなら予想しているはずなので、それに対する策もあると信じています。

問題なのは獣の巨人です。あいつはエレンを喰うもしくは誰かに喰わせることが目的だと思うので、それは断固阻止しなければなりません。

巨人1体と人間が、巨人3体に勝つことが出来るのか…不安ですが調査兵団を信じて進むしかありません。

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子