はる子の趣味部屋

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進撃の巨人について語りたい50

こんばんは、はる子です。

 

ついに50話目になりました。今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

前回は、ついにウォール・マリア奪還に向けて作戦を開始したところで終わりました。

エルヴィンの叫びが印象的でしたね。そしてウォール・マリアであろう壁の上にいたライナーとベルトルトも準備が整っているような表情をしていました。

獣の巨人が見当たりませんでしたが、必ず現れると思います。

いきましょう。

今回のタイトルは「はじまりの街」です。

 

エピソード13について

冒頭のアルミンの今までのまとめのような言葉が素晴らしかったので、そのまま使わせてください。

 

ウォール・マリア領は、人類に残された領土の3分の1にあたる。5年前、この領土を失った人類は、残された2枚の壁の中で悟った。私たちは、もう生きてはいけないのだと。なぜなら人類は、巨人に勝てないのだから。

だが、ある少年の心に抱いた小さな刃が巨人を突き殺し、その巨大な頭を大地に踏みつけた。それを見た人類は、何を思ったのだろう。ある者は誇りを、ある者は希望を、ある者は怒りを叫び出した。

では、ウォール・マリアを奪還したなら、人類は何を叫ぶだろう。人類は生きていいのだと、信じることができるだろうか。自らの運命は自らで決定できると、信じさせることができるだろうか。

ウォール・マリアさえ、奪還すれば

 

そして、このタイミングでオープニングが新しく変わります。ここでオープニングを見てしまうと記憶を蘇らせてしまう気がしたので見ませんでした。曲は毎度のごとく最高です。

 

はじまりの街

調査兵団は闇夜に紛れてウォール・マリアを目指していました。途中寝ているだけの巨人に遭遇しましたがそこも切り抜け進む調査兵団

途中で、エレンは自分の手が震えていることに気付きます。この奪還作戦がうまくいかなかった場合、失敗したらどれほどの人間が失望するか。それを考えると震えてしまうようでした。

それを見たアルミンは「怖いの?」と聞きますがエレンはすぐに「怖くねえし」と答えます。手がすごい寒いから震えているらしいですね。分かりやすい嘘ですが、アルミンは自分はずっと震えが止まらないと伝えます。

そしてエレンに対して「巨人が怖いと思ったことはあるか」と聞き「普通はみんな巨人が怖いんだよ」と続けます。アルミンは巨人の口の中からエレンに救われた時のことを話し始めます。

 

なんで君は、あんなことができたの?

 

するとエレンも、その時の気持ちをアルミンに伝えます。

 

思い出したんだ、お前が俺に本を見せた時のことを。それまで壁の外のことなんて、考えたこともなかったんだ。毎日、空か雲を見て過ごしてたっけ…あの時、お前の話を聞いてお前の目を見るまでは。

お前は楽しそうに夢を見てるのに、俺には何もなかった。そこで初めて知ったんだ、俺は不自由なんだって。広い世界の小さな川で、訳の分かんねえやつらから自由を奪われてる。それが分かった時、許せないと思った。

なんでか知らねえけど、俺は自由を取り返すためなら、そう…力が湧いてくるんだ

 

そう言うとエレンの震えは止まっていました。

エレンはアルミンにお礼を言うと「多分来年の今頃、俺たちは海を見ているよ」と話します。

もうこれ以上フラグに付き合いたくないので、ここは無視します…

ここでミカサが、この場所に見覚えがあると言います。進撃の巨人の1番最初、エレンとミカサが薪を拾いにきたところがこの場所だったのです。

それと同時に兵士が麓が見えたことを伝えると、目の前に広がるのは懐かしい景色。

 

僕たち、帰ってきたんだ。あの日、ここから逃げて以来。僕たちの、故郷に

 

アルミンのこの言葉でウォール・マリア全体が映し出されると、そこにはほぼ昔のまま家々が立ち並んでいました。今からここを、取り戻すのですね。

 

作戦開始

塞ぐべき門は、内門と外門の2つです。その2つを塞ぐことでシガンシナ区を独立させ、中に残っている巨人を全て殺すことでシガンシナ区を奪還する作戦ですね。

しかし予想とは裏腹に巨人の姿が見当たらないことにハンジは少し困惑していました。作戦は続行しますが一抹の不安がよぎります。

そしてアルミンは、壁の上で焚き火をした跡を見つけてエルヴィンに報告します。それは、ライナーとベルトルトが既にそこにいることを示していました。

エレンはまずは外門を塞ぐために巨人化しますが、その時見えたのはどこかに隠れているライナーとベルトルトの姿。隠れてないで出てきやがれってんですよ。すみません、口が悪くなりました。リヴァイのせいかな。

エレンは巨人化し、あっという間に外門を塞ぎますがあまりの呆気なさにうまくいっていることを不安に思っていました。

確かになんだか気持ち悪い。2つの門のうち1つは既にエレンによって塞がれているにも関わらず、隠れているだけで何もしてこないなんておかしいですよね。

とりあえず作戦は成功したので緑の信煙弾で全員に知らせますが、リヴァイは「すべての敵を殺し切るまでウォール・マリア奪還は完了しない」と言いエレンの気をもう一度引き締めます。

一方で内門ではエルヴィンとディルクがこの不気味な静けさについて話していました。

ディルクは「襲ってくる気配がない、それどころかここに来て1匹も巨人が見当たらない」とエルヴィンに漏らします。本当それです。巨人が1体もいないのはあまりに不自然で、調査兵団を怖がらせるためにライナーたちがやったのだとしたら大成功です。

「敵は俺たちの強襲に対応できてないのか?」とディルクは続けますが、エルヴィンはアルミンの報告を気にしているようでした。

確認から戻ったアルミンが言うには、野営していた形跡があり、ポットがあったが冷めきっており、飲み物を飲んでいたようですね。なにリラックスしてんだ、ライナーたちめ。と思っているとアルミンはコップは3つあったと報告します。

 

獣の巨人、いるじゃん。

 

しかもアルミンたちが飲んだことのない飲み物のようでしたね。「紅茶のようなもの」を飲んでいたようだとアルミンは報告しているので、もしかしたらコーヒーかもしれません。ライナーたちが住んでいるところは文明が進んでいるのでしょうね。

しかしエルヴィンが引っかかったのは3つのコップではなく「鉄製のポットが冷めきっていた」ことにあるようです。アルミンもその意見に同意していました。ディルクは事態を飲み込めていないようでした。(笑)

調査兵団は馬と立体機動装置で全力でここまで辿り着いています。そのことに気づいた理由が音や目視だった場合、鉄製のポットはまだ温かいはずだとエルヴィンとアルミンは思ったのですね。

しかしポットは冷めていた。それはつまり、調査兵団がここに辿り着く少し前かだいぶ前に、調査兵団の位置を知り得たことになります。壁の上におそらくライナー、ベルトルトそして獣の巨人のものと思われるコップがあった以上、調査兵団の場所を知り得たのはその3人ではありません。

 

敵は、3人以上いるのです。

 

このことに気付けただけでも大収穫ですよね。エルヴィンもそう思っていたようで、アルミンを指揮役に任命してライナーたちが隠れているであろう場所を探すように言います。

アルミンはもう心臓バクバクだったことでしょう。彼を見ていると分かるように、人に指示を出して従わせることが苦手に見えます。実際にこの場で兵士に指示を出すときも、語尾に「お願いします」と付けていました。

しかしアルミンの考え方や指摘がいつもいい線いっていることは事実ですし、エルヴィンはアルミンを育てるという意味でも今回アルミンを指揮役に任命した気がします。エルヴィンに「彼は我々の大きな武器の1つだ」と言わせるだけあります。

ですがエレンが内門を塞ぐためにこちら側に来る前に見つけたいところですよね。ライナーたちの作戦は分かりませんが、流石に2つ目は許してくれない気がしています。

ディルクは敵の居場所が分かるまでは作戦を中止するか聞きますが、エルヴィンは「続行する」と言います。自分たちに残されているのは短期決戦だと。しかし長引かせることが敵の思惑だというのなら、それに付き合うのも手だと言いますね。

 

まあ何も、隠し事があるのは彼らだけではないからな

 

こう言うエルヴィンは自分の腰元を見ていましたが、新しい武器でしょうか。気になります。

 

アルミンの直感力

早くしないとエレンが内門に到達してしまうと焦るアルミンは、必死で頭を回転させます。

ここでアルミンは、穴を塞がれても出てこないライナーたちを疑問に思います。壁や壁の付近の建物をくまなく捜索しているにも関わらず、まだ見つからないことに焦りを感じるアルミン。

 

敵はいつもあり得ない方法で、僕らの予想外から攻めてくる。僕らがいつも不利なのは、いつだって僕らが巨人を知らないからだ!

 

そこでアルミンが思い出したのが、壁の中にいた巨人の存在です。すかさず音響弾を鳴らして兵士たちを壁に戻し、壁の中を調べるように言います。

 

きっと人が長い間入っていられる空間がどこかにあるはずです!

 

しかしこれを聞いた兵士たちは「なぜそれが分かる」と聞き、これに対してアルミンは「勘です」と答えました。

この答えが兵士たちを怒らせてしまいアルミンは掴み掛かられますが、アルミンもきちんと自分の考え、自分がこの指示を出した理由を伝えます。

 

敵はいつだって、あり得ない巨人の力を使って僕たちを追い込んできました!誰でも思いつく常識の範疇にとどまっていては、到底敵を上回ることはできないのです!

 

この言葉を聞いたエルヴィンは作戦中止の意味を表す赤い信煙弾を発射します。

 

時に厳格に、時に柔軟に。兵士の原理原則に則り、最善を尽くせ。指揮系統を遵守せよ。我々は勝利するためにここにきたのだ

 

エルヴィン、かっこいい。さすが団長。そして自分の人選に自信がある姿勢にも感動しました。

そんなエルヴィンを見たアルミンは、今度ははっきりと自信を持って指示を出します。

 

再び二手に分かれ壁面の調査を!扉の上部から入念に、捜索開始!

 

兵士たちはアルミンの指示に従い、壁を上から下へと順に叩いて確認していきます。その間、門を塞ぐ作戦を実行する班は待機をしていました。

 

いつなんどき、エレンが現れても対応できる位置…常に状況が見渡せる位置…もしそんな死角があるとすれば、壁の中しかない。僕らが壁の中の巨人を知っていると敵が知らないなら、そんな発想はしないと踏んでいるなら、あるいは…

 

そのとき、アルミンの隣で壁を調べていた兵士が音響弾を発射し、壁に空洞があることを知らせました。次の瞬間、壁は綺麗に外れ、人が出てきて目の前の兵士を刺しました。

 

ライナーです。

 

アルミンが「ライナー!」と叫ぶより前に、壁の上から猛スピードでライナーに突っ込んでくる兵士がいました。ライナーの首に剣をぶっ刺したのは、リヴァイでした。リヴァイはライナーの首に剣を刺したまま壁の側面を走って下に向かい、さらに胸も一突きにします。

明らかな致命傷かと思われましたが、ライナーの目が一瞬揺れ動いたのをリヴァイは見逃しませんでした。すぐにライナーのそばから離れ壁の上部まで戻りますが「クソ!これも巨人の力か!あと一歩…命を絶てなかった!」とアルミンに言います。

ライナーはもがき苦しんでいるように見えましたがすぐに巨人化し、それを冷静な目で見ていたのはエレンでした。

エルヴィンは、周囲を見渡し他の敵を捕捉するよう指示を出そうとしましたが、それは突然やってきます。

 

鳴り響く衝撃音と、巨人化の時の光。

それが無数に広がっていくのを、調査兵団は壁の上で見ることしかできませんでした。

巨人の群れの中心には獣の巨人がおり、周りの巨人の目は赤く光っていました。

獣の巨人は手元にあったを取り上げると、なんと勢いをつけて調査兵団の方へと投げたのです。

 

「投石くるぞ! 伏せろー!!」

 

エルヴィンの声とともに流れる、最高の挿入曲。

獣の巨人は、馬を待機させていた近くの門を、馬が通れない程度に岩で塞いでここで調査兵団を皆殺しにするつもりのようです…

 

我々は互いに望んでいる。ここで決着をつけようと。人類と巨人ども!どちらが生き残り、どちらが死ぬか!

 

エルヴィンのこのセリフで、エピソード13が終了します。

 

簡単に終わることはないと分かってはいましたが、まさかこんなにややこしくなるとは…

獣の巨人が普通の巨人を操ることができるのはラガコ村の件で知ってはいましたが、最悪のタイミングでやりやがりました。リヴァイのせいかな、言葉が…

アルミンの直感力は以前から話していた通り、もう才能の部分がありますよね。

実際にライナーは壁の中で隠れていましたから。

ライナーは巨人化し、壁の向こうには獣の巨人と無数の巨人。まだベルトルトも残っています。

対してこちらはエレンが巨人になれるだけです。他は生身の人間です。どうして戦うことができましょう。

しかも岩を投げてくるときた。こんなことをされれば人間は手が出ません。

エルヴィンも流石にここまでは想定していなかったのではないかと思いますが、だからこそ、このあとどう戦うのかとても気になりますね。

勝ってほしいけど…不安だけど、見届けましょう。

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子