はる子の趣味部屋

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アラサー女の進撃の巨人感想6(前編)

こんばんは、はる子です。

 

進撃の巨人完結編前編、見終わりました。

今回はその感想です。例に漏れずネタバレの可能性があるのでご注意ください。

 

終わってしまいましたよー、前編。

まだ見ていない方もいると思いますし、ブログを書いていなければ私は後編まで見ていなかったかも知れません。(笑)

以前も言いましたが終わってほしくない反面、彼らの戦いを終わらせてあげたい気持ちも同じくらいあるので葛藤なんです。

感情移入しすぎと言われればそれまでなんですけどね…

さて、前編を見た皆さん。

私は頭が混乱しすぎてたくさんメモに考えをまとめ、そのまとめたメモを読んではまたメモにまとめを繰り返していました。

それくらい考えたいこと、考えないと分からないことが多かったように感じますが皆さんはどうでしたか?

私は原作を読んでいないのでこの先の展開を知りません。

なのでおそらく的外れな考察もしていますがそこだけはご了承いただけると嬉しいです。

ハンジが死んでしまうことも知らなかったのですが、前編スペシャルか何かで声優の方の番組を生放送で見ていた時にコメント欄で「ハンジ」と「死」という文字がチラッと見えてしまいとてもショックを受けた人間です。(笑)

後編ではそんな思いをしたくないので、なるべく進撃関連の情報を目に入れないようにする日々です…

話が逸れましたが、原作を読んだ方々がいましたら温かい目で見守っていただけると嬉しいです、よろしくお願いします。

 

ハンジ

全体を通してみても、私の中での1番大きな出来事はやはりハンジの死でした。

ハンジもまたサシャのように、初めてみたときから好きだと直感で感じた1人でしたね。

ある一定の期間までは飄々とした性格なのだと思っていたところに、色々なことを考えていることが分かったとき一層好きになりました。

巨人に興味があり「知りたい」という欲求を捨てずに調べ続けたハンジに憧れを抱いていたような気もします。

自分がこうなりたいと思う人物を好きになるのかもしれません。

そしてハンジの戦闘シーンは本当に格好良かった。ハンジがここまで戦っているシーンはあまりなかったかもしれないですね。

あそこで時間を稼ぐために戦うことは「死」を意味していました。

アルミンやライナーなど巨人の力を持つ者に行かせるわけにもいかない、リヴァイには獣を倒すという目的があるしコニーやジャン、ミカサはエレンとの戦いにいてほしい。

団長だからというのもあるかもしれませんが、あそこでハンジが行くのは適任だったのかもしれません。

そしてハンジとリヴァイの会話ですよ。

リヴァイがハンジの胸に拳を掲げ「心臓を捧げよ」と言うシーンは原作勢の方たちの間では有名だったようですね。(ネタバレなんてない世界だと思い込んでいてTwitterで「このシーンやばかった」などの言葉を見てすぐにTwitterを閉じました(笑))

あそこのリヴァイの表情が何とも言えなかった…リヴァイは言葉数が少ない代わりに表情で訴えてきて、その分見ている方は涙を誘われるんですよ…

行ってほしくない、死んでほしくないという言葉を飲み込み覚悟を決めた表情からの「心臓を捧げよ」。

しかもリヴァイは今まで1度もその言葉を口にしたことはありませんでした…

ハンジが死んでしまったと分かったあとの「じゃあな、ハンジ」のときの表情なんてもう…実際に泣いていなくても心が大泣きしているのが伝わってきて苦しかった。

この2人の関係性がとても好きです。お互いに対する信頼がとても厚く、それは言葉がなくても相手が何を考えているのか分かるほどのもので、死に際を尊重するほどのものだと感じました。

リヴァイは個人的に大切な人をことごとく奪われる役だなと思っていたので、ハンジがいなくなったらついに一人ぼっちになってしまう感じがして勝手に心配しています。

エルヴィンの死はただただ悲しくて、あの場でアルミンと比較させたりとなかなかきついシーンでしたが、ハンジの最期をハンジらしくしてくれて本当に何度でも感謝を伝えたい。

戦い方も巨人に対して「素晴らしい」と漏らすところも、全てが「ハンジらしいな」と思えるようなシーンで、悲しさがずっと残るというよりも「ありがとう、お疲れ様」と思える最期だったのが嬉しい。

自分が死んでしまって戦いの行く末を見届けられなかったのが悔しいのか、寂しいのか一瞬悲しそうな表情をしたハンジ。

でも最後で「死んでいった仲間たち」とハンジがまた会えたことが個人的には嬉しかったです。モブリットとまた一緒にいるところを見ただけで泣けてくる。

キースやサシャらしき人も見えたし、ピクシスらしき人も見えた気がして嬉しいような寂しいような、不思議な気持ちになりました。

ハンジ、お疲れ様でした。エレンを理解するのは難しかったと思うし、すごいタイミングで団長になって大変なことが山積みだったと思う。

エレンのことは104期のみんなに任せて大丈夫だから、今はゆっくり休んでほしい。

モブリットに迷惑かけない程度にね。ありがとう。

今まで死んでいった全ての人々があの青空の下で解放されて穏やかに過ごせているといいなと思います。

 

 

そして前編の最初から疑問点や気になる点を話していくと、まずはミカサの「いってらっしゃい」ですかね。

あれは現在のミカサが少年エレンに言っているように見えましたが、あの言葉の意味は何なのかです。地鳴らしのことを言っているのかな。

そしてエレンが地鳴らし決行を決めたシーンでは、地鳴らしをする以外の選択肢がないように聞こえました。

地鳴らしをしなければパラディ島は消えてなくなるという意味に受け取りましたが、進撃の巨人の未来の記憶というのはどれほど正確なのでしょう。

みんな未来の記憶に従わなければならないという概念に囚われているだけで、その未来にしないように記憶を見せられているとしたら?

足掻いて未来を変えてくれと言っているのだとしたらどうでしょう。でも王家が始祖の力を持っていても使い物にならないのと同じで、進撃の力を手に入れてしまうと未来の記憶を見ることはできるがその力の影響で前に進むしかできないとしたら。

さすがに視聴者が望む展開にしすぎかな。(汗)

エレンが何のために突き進んでいるのかを上手く理解してあげられていないのがもどかしいです。

アルミンやミカサ、コニー、ジャンが止めてもなお前に進む理由が彼らにも理解できていないように見えたし私も理解できていません。

エレンはしきりに「自由」という言葉を口にしていましたが、今の彼が自由に見えないのは気のせいでしょうか。

彼が望んで地鳴らしをしているように見えたことは少なくとも私は1度もありませんでした。自由を求めているのに今のエレンはあの場にいる誰よりも不自由に見えた。

ここでライナーの「止めてほしいんじゃないのか」という言葉がより意味をなすように感じます。

「俺の息の根を止めてみろ」と言いますが「止めてくれ」なんじゃないのか。

視聴者目線かもしれませんが私はそう感じてしまって仕方ありません。

 

パラディ島を絶滅させること、パラディ島を守ることに焦点が合っていましたが、そもそもパラディ島に住むエルディア人を皆殺しにしても全く意味がないことを世界は気付いていたのか。

エルディア人はなにもパラディ島だけに住んでいるわけではありません。ユミルの民と言った方がいいのかな。

巨人になれるのはパラディ島に住むユミルの民だけではないことは、マーレの戦士からも明らかですよね。

頑なにパラディ島を敵視する理由がずっと分からなかったのですが、何となく理解できたのがシーズン5で登場した「ユミルの民保護団体」です。

あの演説で世界はパラディ島を悪者にしたいだけだったのだと気付き、今回登場したミュラーの言葉でもそう再認識しました。

それでもまだパラディ島を悪者にして世界が勝手にやりあうだけなら良かったのに、パラディ島の壁をぶち破ってしまった。

ライナーですね。

じゃあライナーは悪なのかとなると、はいともいいえとも言えない…パラディ島の人々を虐殺したことに変わりはないので悪にはなるのかな。

私は、ライナーは戦士としていいように使われただけの駒という認識です。本当に悪いのはミュラーの言う通り長い間パラディ島を悪魔でいさせた大人です。

その返しを子供が受けることになっていますよね。

結局、世界はパラディ島の存在に「助けられてきた」だけで、いいように使われてきたパラディ島からエレンを生み出し復讐された、という風に見えます。

でもこれ、進撃の力が関係していると考えると恐ろしいことになりませんか。

進撃の巨人は自由を追い求める巨人で、未来の記憶を見ることができて、地鳴らしはずっと前から決まっていた出来事だとして、長い間世界を真っ平にする機会を待っていたのだとしたら怖くないですか。

巨人が全てを支配する世界を求めていて、それが巨人にとっては本当の意味での自由で、エレンはそんなことを望んでいないとしても進撃の巨人はそれを望んでいて、いくら保有者が反対しても力に負けて動いてしまうとしたら、私の想像の中では辻褄が合うなと勝手に思っています。

エレンは大虐殺なんてしたくないけど、やらなければパラディ島がやられることになっってそれだけは納得できないから地鳴らしをしているんですよね。

進撃の力は保有者にその理由までも与えるのかな…エレンの場合はパラディ島。彼にとって自分の島だけでも守りたいというのが本音のはず。だからエレンに、どう足掻いてもパラディ島が消滅する未来の記憶を見せて、思い通りに操るみたいな…

……すみません、妄想しすぎました。(笑)

途中までは感じたことを書いていたはずなのに、途中から妄想になっていました。(笑)

失礼しました。

 

気付いたらまた長くなっていました…この辺で1度止めたいと思います。

ついつい思ったことや疑問なことを語り出すと止まらなくて…すみません。

まだ語りたいことがあるので後編へと続きます。

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子