こんばんは、はる子です。
ワンピース27話、タイトルを二度見してとても驚き、内容を見てもらい泣きした回でした。
ワンピース第27話「冷徹非情の鬼人 海賊艦隊総隊長ギン」
ワンピース27話の簡単なまとめ
ゴムゴムの力で足場を崩したルフィは、なんと「この船を沈める」と言い出してしまいサンジを怒らせます。
船を壊せばクリークの目的自体がなくなると当たり前のように話すルフィに、船がどれほど大切なものか叫ぶサンジ。
そんなサンジを「バカじゃないのか」とルフィは一蹴します。
「死ぬことは恩返しじゃねえぞ!生かしてもらって死ぬなんてな、弱えやつのやることだ!!」
ここへパールが割って入ってきたと思うと再び火をつけて燃やそうとするのですが、それを止めたのはギンでした。
ギンはサンジを守るために止めたのではなく、尊敬の意味を込めて自分の手でサンジの命を奪う提案をしたのです。
なんとギンはクリーク海賊団の海賊艦隊戦闘総隊長であることが判明し、サンジやコックたちは驚きます。
しかしサンジだけではなくルフィも倒すというギンに、ルフィは「おめえらみてえな弱虫には負けねえから」と返して海賊たちを怒らせます。
自分たちはイーストブルー最強のクリーク海賊団ということを高らかに言うも「1番人数が多かっただけじゃねえの?」と返してしまうルフィ。
しかし怒りに任せてルフィへ向かっていく海賊たちを止めたクリークは、サンジをギンに任せルフィは自分が倒すと宣言します。
ギンが先端に鉛がついたような武器を振り回しサンジに攻撃を仕掛けると、サンジはギンの強さを身をもって体験することに。
サンジはパールとの戦いでも体力を消耗していたため、ギンの攻撃で数本折れたであろう骨も相まって動けなくなってしまいます。
ギンの異名は「鬼人」で、その名の通り情けなどなく容赦無くなぶり殺すような海賊のようでした。
しかしそんなギンは、サンジの首を絞めてとどめをさせる体勢にも関わらず手を出しませんでした。
ギンは涙を流していたのです。
自分にとってサンジは死ぬ寸前で食事を与えてくれた命の恩人で、サンジに対して強い恩を感じていました。
自分はサンジを殺せないとクリークに伝え、さらに船を見逃すわけにはいかないかとまでギンが言い出したところで、クリークは怒り出します。
クリークはM・H・5という毒ガス兵器を取り出すと海賊までもを怖がらせ、サンジやルフィを慌てふためきます。
止めようとクリークの元へと向かったルフィの努力も虚しく、ガス弾を発射させるクリーク。
ゼフはパティとカルネに連れられてレストランの中へ、他のコックたちは水中へ逃げ込みなんとかガスを避けようとしていました。
ルフィは海賊がもっていたガスマスクを2つ奪うとサンジとギンの方へ投げるのですが、肝心のルフィのガスマスクがありません。
焦るルフィに向かって着実に近づいてくるガス弾を前に、ルフィはただ慌てることしかできませんでした。
感想
今回でやっと、ギンは私の思うギンそのままの人物であることが分かってホッとしました。
食事を与えてくれた命の恩人に対してなぜ攻撃ができるのだ!とクリークに対して腹が立つも、1つだけ納得してしまった言葉がありました。
「弱えと言われて取り乱すやつは、自分で弱えと認めている証拠だ」
「弱い犬ほどよく吠える」なんて言葉もありますが、人って図星をつかれるとムキになってしまう気がするんですよね。
言われたことが当たっていて、でもそれが自分では認めたくないことだったとしたらカチンときたり。
何を言われても煽られても、自分自身に揺るがないものがある人は他人の言葉は耳に入らないのかもしれません。
現実世界でこの感覚がうまくいくとも思えませんけどね。(笑)
だって生身の人間だし、感情だってあるし、向き合いたくない現実を突きつけられたら焦ってしまったりするし…(笑)
人間味があっていいなとも思いますが、確かに自分の弱い部分を自分自身で認められていないことになるので、クリークの言い分も分かるな、と。
ただ、クリークの考え方は好きではありません。(笑)
義理人情は最近では聞かなくなりましたが、私はそういう感覚を忘れない人間でいたいと思っています。
金八先生じゃないですけど、人は助け合って生きているものなんですよ。(?)
(最近の若い子には通じないかもしれない…)
今回のワンピースではギンからそういう義理とか人情を感じ取ることができて、戦い自体は苦しいのに見ていて楽しめた回でした。
とはいえクリークには勝ってほしいしバラティエも守りたい。
ルフィはこのままだとガスを喰らってしまいますが、どうなってしまうのか。
次回も楽しみにしたいと思います!
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子