はる子の趣味部屋

アニメ、海外ドラマ、洋画などなど語り尽くしたい系ブログです。

進撃の巨人について語りたい63

こんばんは、はる子です。

 

今回も、進撃の巨人について語りたいと思います。

前回は、ライナーたちに「あの日」何が起こったのかを見ることができました。

しかし何と言っても気になるのは、前回の最後に突如現れたエレンの存在です。いまだに信じられない、あれエレンですよね…?

エレンの正体はいつみんなにバレてしまうのか、今回のエピソードがとても気になります。

いきましょう。

今回のタイトルは「手から手へ」です。

 

エピソード4について

冒頭から早くもエレンについて分かることがありました。ファルコはエレンに頼まれて、手紙を収容区外から送るお使いをしていたのですが、ファルコのエレンの呼び方に凍りつきました。

 

ファルコは、エレンを「クルーガーさん」と呼んでいたのです。

 

エレンは「クルーガー」と名乗り、ファルコに接触して手紙を出させていたのです。おそらくミカサたちに送っているのだとは思いますが、まさかパラディ島に届くはずもないので、そうなると彼らもこの大陸のどこかにいることになります。

エレン・クルーガー…グリシャの記憶の中で見た進撃の巨人の力を持っていた人物で、彼もまたエルディア復権のために働いていた人です。何も知らずに裏切り行為をしているファルコがかわいそうで仕方ありません…エレンのことを思って手紙を投函しているだけなのに…

雰囲気からしても以前のエレンとは違うように見えますし、エレンに何が起こったのか早く知りたくなりました。

 

ヴィリー・タイバー

祭事のためにやってきたタイバー家の当主はヴィリーと名乗りました。ブロンドの長髪が腰あたりまである男性で、物腰が柔らかく少なくとも悪人には見えません。

ヴィリーは一族全員を連れてきていたのですが、子供がまあ騒ぐ騒ぐ。(笑)ですがこの中に戦鎚の巨人がいると考えると、子供がそうだとしてもおかしくないんですよね。

ヴィリーはマガトにヘーロス像を見にきたと言いますが、ヘーロス像とは100年前人間であるにも関わらず大地の悪魔を打ち破り、世界を救ったマーレの誇る英雄だそうです。

ここで知ったのは、マーレ国はこのタイバー家の権限下にあるということ。贖罪としてマーレ国に自由と力を与えたということ。タイバー家、一体何者なのでしょう…

そしてヴィリーは祭事で世界に全てを明かすつもりだと話します。「マーレには再び英雄が必要なのだ」と。その意味はまだ私には分かりませんが、ヴィリーの言う「全て」とは一体なんなのか気になりますね。

 

戦士候補生

ファルコ、ガビ、ゾフィア、ウドは一生懸命訓練に励んでいましたが、その様子をライナーやポルコたちは見ていました。そして、思わず微笑んでしまうようなシーンを目にします。

ファルコが初めてガビに走りで勝ったのです。

ライナーの列車での言葉「お前がガビを守れ」が影響しているかは分かりませんが、ガビに詰め寄られてもファルコは「自分ができることをやるだけだ」と言います。

ここでファルコがガビに対して「お前のためだよ!」と言ったときは思わず微笑んでしまいました。ガビはエレンのようなところがあるのか、ファルコの言葉の真意には気付きませんでしたが、ゾフィアやウドは気付いていましたね。(笑)

収容所の中で宣戦布告をするという事実を、実際にステージなどを作っている様子を見て実感していた4人でしたが、ウドとガビの意見が少しだけ食い違います。

世界各国の要人を集めてヴィリーが話せば世界はマーレの味方になると考えるガビと、つい先日まで戦っていた中東連合の人たちも来るのにそんな風には考えられないと思っているウド。

ウドが中東連合の兵士の言葉が分かっていた理由がここで分かるのですが、ウドは外国の収容所から来たようで、そこではひどい目に遭ったと話します。

マーレなんか比でもないくらい、外国のエルディアに対する感情は激しいと。

するとガビは、それなら理解してもらえばいいとウドに言いました。

「私たちは悪魔じゃありません」と。

その機会をもらえるガビたちは、羨ましいなと正直思ってしまいました。教えられてきた歴史がある以上、パラディ島のエルディア人は悪魔という「事実」はきっとすぐには変わらないでしょう。

ですがガビに「歩み寄りをしてほしい」「話を聞いてほしい」という気持ちがある以上、彼女も外の世界にいるエルディア人の言葉に耳を傾けてほしいと思いました。めちゃくちゃパラディ島に肩入れしてるなただ、自分がしてほしいことは相手もそう思っている可能性があるので、お互いがお互いの話を聞くのがベストなんですがそれが出来ないから戦争になるんですよね難しい。

 

イェーガー

エレンは着実にファルコとの仲を深めていますが、真実を知ったときファルコが耐えられるのか心配です。

ファルコが去ったあと、エレンの隣に医者が座るのですが、その医者はイェーガーだと名乗ります…もう何がどうなっているのやら…エレンはその名前を聞いても動じません。

そして「イェーガー先生」は走り去ったファルコについて話し始めます。

彼の叔父がエルディア復権派の幹部だったこと、叔父は「楽園送り」になり、もちろんその家族も「楽園送り」になるところだったが、ファルコや兄のコルトが戦士に志願し、コルトが獣の巨人を継承権を得たことでグライス家は落ち着いたと。

ファルコにそんな背景があるとは思いませんでした。それでもガビたちは、ファルコ自身は復権派ではないからと邪険にもせず仲良くしているのでしょうか。それとも知らないのかな。

イェーガーはエレンに、ファルコに変な疑いがかかるようなことを頼まないよう言うと、後悔する前に自分の家族の元へ帰るよう説得しようとします。

 

家族に、悔いがあるようですね

 

エレンのこの言葉から何かが少し変わりました。イェーガーの中でトリガーを引いてしまったようです。そして彼の口から出たのは、この言葉。

 

あの日、息子は妹を連れて壁を出た

 

グリシャの父親でした。

つまり、彼はエレンにとっての祖父ですね…エレンは気付いていたのでしょうか…

彼は、グリシャがとった行動は自分が医者を継げと厳しく言ったことが原因だと思っているようでした。そしてついには叫び出す彼をよそに、全くの無表情でいるエレンがとても心配になりました。これは厨二病とかそういう反応ではないですよ…

そこへ医者がやってくると「イェーガーさん!勝手に出歩かないでください!」と言うのです…グリシャの父、エレンの祖父は心を病んでしまっていたのです。

彼はジークの祖父でもあるはずなのですが、ジークが戦争から帰ってきたときは普通に見えました。一時的に外出が許されていたのか、グリシャの両親ではなくダイナの両親なのか…ここが謎です。

しかしやはり、エレンが何にも感情を持っていないように見えるのがとても心配です。何を考え、ここにいるのか無茶なことはしないでほしいですが

 

ヒィズル国

戦士候補生の4人は、パーティでの給仕を任されていました。素晴らしい働きをしていた4人でしたが、ウドが給仕をしていたときにクズな大人が「汚れた血が皿を運んでいるぞ」「どうりで飯が臭うわけだ」とクズな発言をし、ウドも頭にきてしまいます。

そのとき、ワインを持っていた手を急に動かしたせいで着物にワインをこぼしてしまうのです。当然ウドは「やってしまった!」と謝ろうとしますが、その女性はウドの肩を抱えてこう言います。

 

し! 騒がないで

 

別の給仕が寄ってきてもなお、女性は終始その姿勢を崩さずウドを守ってくれるのです。自分がワインをこぼしたせいでウドに手を借りていたと言うと、後からきた給仕は場所を変えて汚れを落とすよう案内しようとするのですが、ウドは思わず「どうして…」と呟きます。

 

あなたがどんな目に遭うか分からないでしょ

 

エルディア人だと知っていて助けてくれた人が初めてなのでしょう、女性のその言葉にウドはまだ信じられないといった表情でしたが、ガビが着物と着物にある紋章でその女性の正体に気付きます。

 

あの人は…東洋からきたヒィズル国の人だ

 

着物から想像はしていましたが、おそらくミカサはこの国の出身、血が流れているのでしょう。しかし私が気になったのは国の名前です。これ、「日出る国」つまり日本のことを指していますよね?違うかな?東洋としか言っていませんが、偶然にしてはそのまますぎるといいますか…

原作を読んでいないので、もしかしたら原作には説明があるのかもしれませんが、個人的にはこの由来だったら素敵だなという意味でお気に入りの名前です。最高のネーミングセンス。

 

ヴィリーの挨拶

パーティの途中でマーレの外交官が挨拶をするのですが、これまた酷いセンスの持ち主でその場の空気を一瞬で凍らせてしまいました。

 

昨日の敵は今日の友!過去にあったことは酒と共にトイレへ流し、新たな祝杯を挙げようではありませんか

 

下品だし、戦争で勝った国が言ってはならない言葉だし、巨人の力で踏みにじられた国々がこの場だけでも大人の対応をしようとしてくれていることに全く気付いていないのかこの有様。

わざと言っているのであれば、救いようのないクズです。マーレの人、こういう人が本当に多い気がしてしまうので、余計にマーレが語る歴史って都合のいいように塗り替えられてないか?と疑心暗鬼になってしまいます。

このクズを止めたのがヴィリーでした。ヴィリーは自分のことや世界で起こったことについて話し始めます。レベリオ収容区で祭事を行うことを伝えると、言葉を続けます。

 

そこはかつて多くの国の民を虐殺した、私と同じ血が流れる民族、エルディア人という悪魔が住む家です

 

ヴィリーもエルディア人でしたか!想像すらしなかった…エルディア人がマーレ国を権限下に置いているこの状況は何でしょうか…

 

中でも最も虐げられたマーレは、その悪魔を使って他国を虐げ悲劇は繰り返された。エルディア人の根絶を願う気持ちはよく分かります。私は、この終わりのない問題に対して1つの解答を導き出しました。その解答を明日、私が初演出を務める舞台で披露させていただきます

 

この言葉を聞くと、ヴィリーはマーレ人のことをよく思っていないように感じました。この悲劇はマーレ人の手によって引き起こされていると言わんばかりの言葉だと思います。どんなことを口にするのか今から不安です。

 

再会

翌日の朝、外ではお祭りが開かれており、いろいろな料理を堪能するガビたちがとても微笑ましかったです。ライナーにひたすらねだるので、ライナーの懐がさみしくなっていくのも笑ってしまった。

こんなにも大陸と島で文明に差があることを再認識しました。

たらふく食べて帰るときに、ガビはライナーに「何だか、何かが変わりそうな気がするの」と言い、ライナーはそれに対して「そうだな」と返したところでエンディングが流れるのですが、ここで終わりではありませんでした。

 

ヴィリーの演説直前、ファルコは知り合いに会ったからとみんなから離れるのですが、戻ってくるとライナーに一緒に来てほしいと伝えます。来れば分かるからと。

地下室へと続く階段を降りながら、無邪気にライナーを連れていくファルコでしたが、何となく下で「誰が」待っているのか予想がつきました。

 

「4年ぶりだな、ライナー」

 

そこにいたのはエレンでした。

当然驚くライナーと、彼の「エレン…」という言葉でエピソード4が終了します。

 

ついに、この2人が再会してしまいました。

ライナーと、エレン。

ちなみにですが、この時点で彼らはかなり成長しています。

4年ぶりというのは、例のウォール・マリア奪還から数えてのことだと思うので、当時15歳だったエレンは19歳に、そしてライナーは21歳になっているはずです。

ライナーのことを「頼れる兄貴のような存在」と言っていたのは、実際にエレンたちより2歳上だからなのですね。

パラディ島に初めてライナーたちが来て襲撃したのが、エレンが10歳の頃だったはずなので、あれから9年の月日が流れました。

エレンが調査兵団に入り、世界の謎を知ることになるまで10年かかっていないんです。100年間、誰も疑問に思わず壁の中で過ごしてきた彼らが、数年で自分たちの出自を知ることになるなんて、誰が思ったでしょうね。

何より私が驚いたのが、二度目にベルトルトが超大型巨人としてパラディ島に現れ「5年ぶりだな」とエレンが呟いてから、年を越さずしてウォール・マリアを奪還したことになるのが恐ろしいなということです。1年で起きたこと凝縮されすぎ…

全てはクルーガーがグリシャに進撃の巨人の力を継承させたところから始まっているのですね…グリシャが死んでいたら、エレンが生まれていなかったら、パラディ島のエルディア人は皆殺しにされていたかもしれません。

エレンが誕生し、巨人に対しての憎悪の感情でここまで突き動かされたことで、ライナーたちの作戦も歯車が狂い始めたのだと思うと壮大に感じます。

次回、エレンとライナーはどのような会話をするのか、エレンは何を考えているのかを知ることができたらと思います。

 

今回も読んでいただいてありがとうございました。

 

はる子