こんばんは、はる子です。
前回に引き続き「JUDGE EYES:死神の遺言」について語らせていただきたいと思います。
「JUDGE EYES:死神の遺言」①と②も良かったら読んでみてください。
今回、最終回まで見させていただきました。
いやあ、ストーリーが興味深い作品でした。まさかの森田検事正の過去を知る事ができました。
アドデック9に関わっている人は、少なからず自分の周りにアルツハイマーで苦しんだ人がいる、という人が多そうですね。
想像でしかないですが、森田検事正のお兄さんの疲労、苦労は計り知れないものだったのではないかと思います。
森田検事正も少なからず罪悪感を抱いていたみたいですが、だからと言って殺人を見過ごして良い事にはならないですよね。
ただ、個人的には森田検事正のこのストーリーは心にグッとくるものがありました。
そして森田検事正との会話の後、まさかのモグラに遭遇して八神たちは追いかけましたが、途中で私は気付きました。
「ん?これモグラじゃないくないか?」と。
いくらなんでも、八神たちを誘い出すように逃げていくのも何だかおかしく感じました。
結果…
羽村のカシラかーい!(笑)
まあでも、いつモグラに殺されるか分からない状況で、八神たちの前に現れてくれただけでもありがたいと思うべきでしょうか。(笑)
今思えば、あの後ろ姿の髪の毛のオールバック感は羽村のカシラしかいないか…
結果として確実な証拠を渡してくれて、それも全てオヤジのためにしている事だという事実が私は嬉しかったです。
法廷に証人として登場したときも興奮しました。カシラ、服装変わらないんだなって…吹っ切れたような表情も良かったです。
法廷では色々な事が起こりましたねー。
森田検事正が「特別公務員職権濫用罪」というものに当てはまるということで、そんな罪があるのか、と一つ勉強にもなりました。
八神が「弁護士」として法廷に立っている姿がなぜか誇らしくなりました。
そして星野くん!!「一流の二番手」でいたいと言っていた星野くん。木戸を脅して証言させようとして、八神に諭された星野くん。
きちんと反省して、八神のもとに戻ってきてくれて嬉しかったです。
途中、一ノ瀬の邪魔が入り八神が法廷を後にしなければならなくなった時の星野くんの顔。
星野くん、成長したなあ、となぜか親心が芽生えました。(笑)これで星野くんも「一流の弁護士」だね!
法廷での泉田も、いい意味で何もしていなくて、団結力と言いますか、法廷が一つになっている感じがして泉田にも感謝ですね。
木戸の「強い方につく」スタイル、私は嫌いではないですよ。
さて、一ノ瀬は裁判中に黒岩の抹殺を命じますが、当の黒岩は生野のもとに行きますね。
最初は生野を消すために向かっているかと思いきや、黒岩もまたアドデック9を完成させたい人間だったのだと、その時知る事になりました。
理由の説明はあまりありませんでしたが、私が感じたのは、黒岩もまた、将来の人助けのためには多少の犠牲を払うべき、という考えの持ち主なのかなと思いました。
結果的に黒岩は、海藤さんと東(地味に好き)が連れてきた警官に撃たれまくるわけですが、正直「え、すごいまだ生きてる…」という感想が先にきました。(笑)
あれだけ撃たれたら、もう息はないでしょ!とは思ったのですが、その考えは一度横に置いておいて。
生野が出てきて、あろうことかアドデック9が完成したと、注射器片手にふらふらと黒岩のもとに近づいていくではありませんか。
その様子を、黒岩に脇腹を撃たれながらも録画してくれる杉浦くん…(いや、文也くん…)
黒岩も薬が完成したのかと思っていたし、八神も、海藤さんも、多分その場にいた全員がそう思ったのではないかと思います。
同時に、木戸の証言に映像が移り、アドデック9が完成する事はない、と生野に告げられたことを話していました。
頭の中、「???」でしたよ。
多分、生野は本当に完成したと思ったのではないか、と思っています。
でなければ、自分自身のアドデック9を注射するなんてこと、しないと思うんですよね。
黒岩もその様子を見ていたのですが、生野の様子が急変し、苦しみ始めるのと同時に、音声では木戸の説明が流れます。
アドデック9の副作用として、激しい頭痛が起こること、そして…
眼球が青く染まること。
そうなってしまったら、もう助からないこと。
もう、ここは鳥肌が立ちました。
目をくり抜いていたのは、この「目」を見られたくなかったからなのですね。
目を見られたら、あっという間に話題になることは容易に想像できます。
そして真実を知った黒岩は、振り絞っていたであろう力がついに尽きてしまいます。
(八神と黒岩の戦闘シーンで、黒岩が「お前も目を抉ってもらえ」のような事を言っていたのですが、これは目を抉っていたのが黒岩ではない事、そして目を抉る理由を黒岩は知らないという事を意味していたのではないかな、と思います)
結果、黒岩も生野も、アドデック9に殺された事になるのでしょうかね。(生野の言葉を借りるとそうなのかな、と)
場面が変わり、大久保新平が釈放されるとの事で面会に行く八神と、弁護してくれた事に感謝する大久保新平、そして大久保新平に会いに来た杉浦くん(もとい文也くん)。
これで八神の、長かった裁判が終わったのかな、と感じました。
三年前に起こった事件、弁護士のままでは見つけることが出来なかった真実を、探偵という立場で突き止めた八神。(と仲間達)
今いる仲間がいなければ、真実に辿り着けなかったかもしれませんね。
ここまで私がストーリーに入り込めたのは、俳優陣の方が役に徹して下さったおかげではないかと思います。
特に木村拓哉さんは、存在感もあって「木村拓哉」が全面に出てもおかしくないのに、「八神」にか見えなくなっていました。
ドラマや映画なら、ある程度の存在感はあっても良いのかもしれませんが、(その俳優が好きで見る、という選択の仕方もあるので)ゲームとなると、いかにゲームに没入できるかが大切になってくると思っているので、その点でこの「JUDGE EYES:死神の遺言」はストーリーをとても楽しむことが出来ました。
いやあ、楽しかった。本当にこのシリーズは見応えがあって好きです。ストーリーが興味深いものばかり。
自分の私生活ではすれ違いもしない(もしかしたらすれ違っているかもしれない)人々がたくさん出てきて、その人達の人生を覗かせてもらっている感じがしてとても楽しいのです。
今はまた、新しい龍が如くシリーズを実況してくれていて、そちらも見ていますが、今回は特に感じる事が多かった「JUDGE EYES:死神の遺言」について語らせていただきました。
次は何について語ろうかなあ。(笑)
今回も読んでいただいてありがとうございました。
はる子